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墓 [雑記]
僕は墓いらない派。葬式もいらん。その金で美味いもの食ってくれ。
・今週の読書
いつものアレ。
・チュロキー探訪2
意外なる事実。
・格差
で、具体的には?
・今週のゲーム
いつもの。
ほいではポポン。
・今週の読書
今週読了した本:
know:野崎まど
現在読んでいる本:
AIと人類は共存できるか?人工知能SFアンソロジー:多数名
AIとSF:野尻抱介など
今後読みたい本:
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「know」を読了しました。SFとしては概ね面白いと言えそうですが、難も多々ありといったところ。文学としての面白みは一切無く、主人公が逐一説明してくれる新設設計なのでラノベ的なエンタメ作品という位置付けですね。「know」というタイトルの通り人間の「知」をテーマとしてはいますが、読者は一切考える必要もなくストーリーだけを楽しめばOK。やや皮肉っぽい言い方で申し訳ないですが。
難点は「あまりにも幼稚な非現実感」ですね。SFなので嘘科学があっても全然OKなんですが、それは「本当にありそうに描く」ということが出来ていてこそなんですよ。
例えば、作中で「40人だかそこらの敵部隊(プロ)が持つマシンガンの弾道を事前に全て計算し切ることで避ける」みたいなシーンが出てくるんですが、それは無理じゃないですか。相手がどこを撃つか知っていても人間の運動能力では複数のマシンガンから放たれた弾を全て避けるのは不可能です。そんな隙間無いので。避けられたとしたら、そんな飽和度の低い射撃しかできない部隊って何なんだよって話になります。
あとはアニメやゲームにありがちなんですが、凄腕だけど性格が破綻しているハッカーが国の秘密警察的な特殊部隊の隊長ポジションに就いているんですよね。いやいや、そんな危険人物に何でもやり放題の権限を与えるとかどんな国だよ。
ちなみにそいつの容姿は「逆立った金髪」「サングラス」「真っ赤なロングコート」であり、完全にトライガンのヴァッシュ・ザ・スタンピードである。レビューやネット検索では誰もツッコミ入れて無かったけど…作者もトライガン好きなんだろうな。
そういったベタベタのエンタメ要素をぶっ込んでいるため、題材は良いのにライトノベルの枠から出られなかったなという印象です。2013年の日本SF大賞の候補に選ばれながらも受賞を逃したのはつまりそういうことかと思います。多分ね。
もちろん作者はラノベのつもりで書いたのかもしれませんし、ラノベよりハードSFの方が格上だというワケでもないのですが、やはり「浅い」と感じてしまうのです。
物語の舞台が京都大学および京都周辺なので、近隣の地理に詳しい場合には「ああ、あの辺りだな」といった楽しみ方ができるかもしれません。その物語の良し悪しとは別に、知っている場所が出てくると何か親しみが湧きますよね。テレビ番組も同じく。
今日からは「AIとSF」ですね。これは複数の著者による短編集となります。タイトルの通り、内容は全てAIを題材としたSFなんでしょうね。文字が小さめの単行本で430ページなのでそこそこボリュームがあります。頑張って読もう。
→タイトル間違っていました。今週は「AIと人類は共存できるか?人工知能SFアンソロジー」です。「AIとSF」は来週読む本でした。
・チュロキー探訪2
今回はセブンですね。

いつも通りライティング無視のクソ撮影なんですが、パッケージはなんとなく見えますでしょうか。色の濃いチュロキーの上に黒字の印刷なので普通に見にくいです。
価格:159円
重量:111.0g(4個の合計値、個別重量は後述)
成分:たんぱく質1.6g、脂質13.1g、糖質11.4g、162Kcal(1個あたり)
入手性:
13時過ぎに行って1個置いてありました。他の商品の売れ具合からすると補充はまだだったと思われるので、そこまで大人気というワケではないのかもしれません。ドーナツ探訪で行ったときにもドーナツは無かったのにコレはありましたしね。
味など:
牛乳仕込みをアピールしていますが、ミルク感は殆どありません。食感はややソフトですがチュロキーとして十分なサクサク感は備えており問題無し。しかしソフトな食感を出すためなのか、中身が詰まっておらずスポンジ状になっており、しかも若干パサパサしているのでイマイチ。甘味は強めですが、お菓子として食べるならこんなもんでしょう。
詳細は後述しますが、1個あたりの重量はおよそ27.5gであり、脂質割合は47.6%と恐ろしく高いです(ファミマは35.1%)。確かに油っぽくはあるんですが、油っこさはそこまでじゃないんですよね。先日食べたセブンのドーナツはこれよりも脂質割合が低いにもかかわらず油っこさMAXで食べられたものじゃなかったんですが。
恐らくその違いは製造元によるものです。食べた瞬間「ん?これヤマザキじゃない?」と思ったんですが、製造元を見たらやはりヤマザキでした。一方、セブンのドーナツはフジパン系列(じゃないところもあるが)が作っているようです。同じセブンPBであり、しかも同系統の商品なのに、ヤマザキ製造とフジパン製造に分かれているんですね。
ドーナツはあの惨状だったのに、チュロキーはそうでもない。ということはヤマザキの油の質や製法はフジパンのソレより上ってことなんですかね。
しかし油まみれであることは事実なので、食後は口中に不快な油感が残りますし、顔や身体は脂が出てきてテカテカです。やはり味がどうであろうと油まみれなのだなと実感。
その他:
元々かなりこんがりしたチュロキーなので迷ったのですが、1個焼いてみました。ファミマと同条件で3分焼きたかったのですが、恐らく焦げるので1分半としています。

下が焼いたものですが、あまり変わらんですね。これぐらいの焼きだと多少サクサクになる程度でそれほど大きな変化は無いようです。しかしこれ以上は焦げるでしょうし、ただでさえパサパサなのに更に水分を抜くのもアレなのでやめた方がいいですね。
上で少し触れた重量ですが、今回買った商品は 28.5g、28.5g、27.5g、26.5g でした。工場製品とはいえ個体差が出るのは当たり前で、恐らく標準重量は27.5gといったところかと。その場合、4個の標準重量は110gということになりますね。
ファミマは82.5gで128円なので1gあたり1.552円、セブンは110gで159円なので1.445円です。重量単価ではセブンの方が7%程度安いため、大体消費税分ぐらい得です。
総評:
4個入りなので一気に食べなくても良いとか、再封用のシールが付いているとか、重量単価が若干安いといった点は高く評価できるんですが、いかんせん成分・味・食感という食品として最上級に重要なものが全てイマイチ。なので僕的には「無し」です。
どちらも同じヤマザキ製だし、どちらもチュロキーなのだから材料が全然違うってことは無いと思うんですが、ここまで違うとは。やはり一番の差は「大1個」なのか「小4個」なのかの違いかなぁ…表面積や揚げ時間が変わってきますからね。
ドーナツの時もそうでしたが、なんでセブンのお菓子は油っこいんだろう…若い子はその方がおいしいと感じるでしょうから、そういう層に向けているんですかね。砂糖、塩、油が入ってりゃとりあえず何でも美味いってのはまぁ分からんでもないです。大人になって色んな食品の味を知ると、そうでもないなって話になってくるんですが。
あまりこういうことを書くと怒られそうですが、ドーナツといいコレといいネット上で高評価されている意味が分かりません。業者なのかな。別に好みを否定したいワケじゃないんですけど、この油を感じられない舌では公平なレビューは書けないでしょう。
以下、不穏な話なので畳みます。
・今週の読書
いつものアレ。
・チュロキー探訪2
意外なる事実。
・格差
で、具体的には?
・今週のゲーム
いつもの。
ほいではポポン。
・今週の読書
今週読了した本:
know:野崎まど
現在読んでいる本:
AIと人類は共存できるか?人工知能SFアンソロジー:多数名
今後読みたい本:
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「know」を読了しました。SFとしては概ね面白いと言えそうですが、難も多々ありといったところ。文学としての面白みは一切無く、主人公が逐一説明してくれる新設設計なのでラノベ的なエンタメ作品という位置付けですね。「know」というタイトルの通り人間の「知」をテーマとしてはいますが、読者は一切考える必要もなくストーリーだけを楽しめばOK。やや皮肉っぽい言い方で申し訳ないですが。
難点は「あまりにも幼稚な非現実感」ですね。SFなので嘘科学があっても全然OKなんですが、それは「本当にありそうに描く」ということが出来ていてこそなんですよ。
例えば、作中で「40人だかそこらの敵部隊(プロ)が持つマシンガンの弾道を事前に全て計算し切ることで避ける」みたいなシーンが出てくるんですが、それは無理じゃないですか。相手がどこを撃つか知っていても人間の運動能力では複数のマシンガンから放たれた弾を全て避けるのは不可能です。そんな隙間無いので。避けられたとしたら、そんな飽和度の低い射撃しかできない部隊って何なんだよって話になります。
あとはアニメやゲームにありがちなんですが、凄腕だけど性格が破綻しているハッカーが国の秘密警察的な特殊部隊の隊長ポジションに就いているんですよね。いやいや、そんな危険人物に何でもやり放題の権限を与えるとかどんな国だよ。
ちなみにそいつの容姿は「逆立った金髪」「サングラス」「真っ赤なロングコート」であり、完全にトライガンのヴァッシュ・ザ・スタンピードである。レビューやネット検索では誰もツッコミ入れて無かったけど…作者もトライガン好きなんだろうな。
そういったベタベタのエンタメ要素をぶっ込んでいるため、題材は良いのにライトノベルの枠から出られなかったなという印象です。2013年の日本SF大賞の候補に選ばれながらも受賞を逃したのはつまりそういうことかと思います。多分ね。
もちろん作者はラノベのつもりで書いたのかもしれませんし、ラノベよりハードSFの方が格上だというワケでもないのですが、やはり「浅い」と感じてしまうのです。
物語の舞台が京都大学および京都周辺なので、近隣の地理に詳しい場合には「ああ、あの辺りだな」といった楽しみ方ができるかもしれません。その物語の良し悪しとは別に、知っている場所が出てくると何か親しみが湧きますよね。テレビ番組も同じく。
今日からは「AIとSF」ですね。これは複数の著者による短編集となります。タイトルの通り、内容は全てAIを題材としたSFなんでしょうね。文字が小さめの単行本で430ページなのでそこそこボリュームがあります。頑張って読もう。
→タイトル間違っていました。今週は「AIと人類は共存できるか?人工知能SFアンソロジー」です。「AIとSF」は来週読む本でした。
・チュロキー探訪2
今回はセブンですね。

いつも通りライティング無視のクソ撮影なんですが、パッケージはなんとなく見えますでしょうか。色の濃いチュロキーの上に黒字の印刷なので普通に見にくいです。
価格:159円
重量:111.0g(4個の合計値、個別重量は後述)
成分:たんぱく質1.6g、脂質13.1g、糖質11.4g、162Kcal(1個あたり)
入手性:
13時過ぎに行って1個置いてありました。他の商品の売れ具合からすると補充はまだだったと思われるので、そこまで大人気というワケではないのかもしれません。ドーナツ探訪で行ったときにもドーナツは無かったのにコレはありましたしね。
味など:
牛乳仕込みをアピールしていますが、ミルク感は殆どありません。食感はややソフトですがチュロキーとして十分なサクサク感は備えており問題無し。しかしソフトな食感を出すためなのか、中身が詰まっておらずスポンジ状になっており、しかも若干パサパサしているのでイマイチ。甘味は強めですが、お菓子として食べるならこんなもんでしょう。
詳細は後述しますが、1個あたりの重量はおよそ27.5gであり、脂質割合は47.6%と恐ろしく高いです(ファミマは35.1%)。確かに油っぽくはあるんですが、油っこさはそこまでじゃないんですよね。先日食べたセブンのドーナツはこれよりも脂質割合が低いにもかかわらず油っこさMAXで食べられたものじゃなかったんですが。
恐らくその違いは製造元によるものです。食べた瞬間「ん?これヤマザキじゃない?」と思ったんですが、製造元を見たらやはりヤマザキでした。一方、セブンのドーナツはフジパン系列(じゃないところもあるが)が作っているようです。同じセブンPBであり、しかも同系統の商品なのに、ヤマザキ製造とフジパン製造に分かれているんですね。
ドーナツはあの惨状だったのに、チュロキーはそうでもない。ということはヤマザキの油の質や製法はフジパンのソレより上ってことなんですかね。
しかし油まみれであることは事実なので、食後は口中に不快な油感が残りますし、顔や身体は脂が出てきてテカテカです。やはり味がどうであろうと油まみれなのだなと実感。
その他:
元々かなりこんがりしたチュロキーなので迷ったのですが、1個焼いてみました。ファミマと同条件で3分焼きたかったのですが、恐らく焦げるので1分半としています。

下が焼いたものですが、あまり変わらんですね。これぐらいの焼きだと多少サクサクになる程度でそれほど大きな変化は無いようです。しかしこれ以上は焦げるでしょうし、ただでさえパサパサなのに更に水分を抜くのもアレなのでやめた方がいいですね。
上で少し触れた重量ですが、今回買った商品は 28.5g、28.5g、27.5g、26.5g でした。工場製品とはいえ個体差が出るのは当たり前で、恐らく標準重量は27.5gといったところかと。その場合、4個の標準重量は110gということになりますね。
ファミマは82.5gで128円なので1gあたり1.552円、セブンは110gで159円なので1.445円です。重量単価ではセブンの方が7%程度安いため、大体消費税分ぐらい得です。
総評:
4個入りなので一気に食べなくても良いとか、再封用のシールが付いているとか、重量単価が若干安いといった点は高く評価できるんですが、いかんせん成分・味・食感という食品として最上級に重要なものが全てイマイチ。なので僕的には「無し」です。
どちらも同じヤマザキ製だし、どちらもチュロキーなのだから材料が全然違うってことは無いと思うんですが、ここまで違うとは。やはり一番の差は「大1個」なのか「小4個」なのかの違いかなぁ…表面積や揚げ時間が変わってきますからね。
ドーナツの時もそうでしたが、なんでセブンのお菓子は油っこいんだろう…若い子はその方がおいしいと感じるでしょうから、そういう層に向けているんですかね。砂糖、塩、油が入ってりゃとりあえず何でも美味いってのはまぁ分からんでもないです。大人になって色んな食品の味を知ると、そうでもないなって話になってくるんですが。
あまりこういうことを書くと怒られそうですが、ドーナツといいコレといいネット上で高評価されている意味が分かりません。業者なのかな。別に好みを否定したいワケじゃないんですけど、この油を感じられない舌では公平なレビューは書けないでしょう。
以下、不穏な話なので畳みます。
折 [雑記]
今回も死ななかった。
・今週の読書
いつものアレ。
・チュロキー探訪
新章スタート。
・椅子
この程度のことでも僕はいちいち清水の舞台から飛び降りる。
・今週のゲーム
いつもの。
ほいではボキン。
・今週の読書
今週読了した本:
最後にして最初のアイドル:草野原々
現在読んでいる本:
know:野崎まど
今後読みたい本:
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「最後にして最初のアイドル」を読了しました。表題作を含む3編の短編集であり、表題作はデビュー作にして星雲賞(読者投票によるSFの賞)を受賞するという42年ぶりの快挙を成し遂げた作品です。しかしオススメ出来るかというと、ちょっと微妙かも。
内容は「ラノベに本気の嘘科学をぶち込んだハードSF」という良くわからん感じなんですが、この融合が上手いですね。SFってのは本来「絶対実現できない嘘科学をさも現実であるかのように描く空想小説」なんですが、それを見事に成し遂げています。
例えば「宇宙はエーテルで満たされている」という大昔に信じられていた嘘を前提とした世界観であるにも関わらず、現実世界のボイルの法則について詳しく説明することで空想と現実をごちゃまぜにしており、それによってエーテル宇宙という大嘘の説得力まで生み出しているんですよね。これがちゃんと出来ているSFって案外少ないんですよ。
しかも一般人にはよくわからんような専門的な説明を羅列したあとに「…によってエネルギーを吸収すると」と繋げたりしています。いやいや、どうやってエネルギーを吸収したのか論理的に説明してみろよ!って話なんですが、読者は既にその前段の難しい説明で疲弊しておりツッコミを入れる気力を奪われているんですね。都合の悪い部分はこういった小細工で煙に巻くという工夫が素晴らしい。
一見するとズルいんですが、このズルさは作家にとっては上手さです。書きたいことを書き連ねるだけで、読者をコントロールできない作家は所詮二流なのです。
…といった感じで全体的に素晴らしいSFなんですが、問題点があり。なんというか、作家自身が自分のテクニックに溺れているように見えるんですよね。
デビュー作である表題作は文句無しに「型破りではあるが、新時代の『面白いSF』である」と言い切れる出来です。続く作品も中盤までは同様なんですが、中盤から異音を奏で始めます。あれ?なんか暴走してない?と。オタクの宿命なのかもしれませんが、恐らく著者の好きなアニメ…具体的にはまどマギを意識し過ぎなのでは?という感じが。
そして3編目は書き下ろしなんですが、これが全然ダメです。まだ若い作家なので、本来であればデビュー作から順に良くなって行っていないといけないのですが、恐らく最新作であろうこの書き下ろしが一番出来が悪いという。完全に「オタクが自分の好きなモノを好き勝手に詰め込んだだけの駄作」になってしまっています。
分かりますよ、僕もオタクなので。上でも書きましたが、これはオタクの宿命なんです。最初は「皆にも俺のオタク世界を知って貰いたい!」みたいな感じである程度は「伝えること」を意識して制作していたのに、そのうち「俺の世界を理解できない奴は馬鹿だ!」という思想になって行き、独りよがりの駄作製造マシーンと化してしまうのです。
この後は「自分を顧みて無難な一流作家を目指す」もしくは「尖り続けて自分の世界の終着点を目指す」という二つの道があるんですが、この作者はどちらへ進むのだろうか。ぶっちゃけ、無難な作家なんて掃いて捨てるほどいるので、尖り続けた方が人生は楽しいでしょうね。経済的には安定はしないですが当たれば大きいですし。
Amazonの評価を見ると新作ほど評価が低くなっているので、恐らく尖った道を選んだのだろうな…他人の人生なので僕がどうこういう話ではなく、好きな方を選べば良いのですが。ちなみに僕は尖って生きたい派です。その方が気持ち良いので。
今日からは「know」を読んでいます。まだ序盤なのでよくわかりませんが、2週間待った本なので面白いと良いですね。Amazonの評価は4.3とかなり高めです。別にAmazonの評価を絶対視しているワケじゃないので、ただの目安程度ですが。
・チュロキー探訪
ドーナツの次はチュロキー(チュロス)ということで。こんなに揚げ菓子ばかり食べていると僕のお肉がヤベェことになるんですが、いうても週一なんで大丈夫でしょう。多分。
ラインナップは以下の予定です。
・ファミマ:牛乳仕込みのミルクチュロッキー
・セブン:チュロッキー 4個入
・ヤマザキ:牛乳仕込みのミルクチュロッキー
・ヤマザキ:チョコチュロッキー
ファミマのミルクチュロッキーの製造元はヤマザキであり、ヤマザキと全く同じ製品である可能性があります。ヤマザキのチョコチュロッキーは味が違うため比較対象外ですが一応。現状、これが一番美味いと認識しています。しかしメーカーのページに掲載されていないし、無くなったという情報もチラホラ。
ということで実質ファミマとセブンの一騎打ちとなりますね。とりあえず今回はファミマから参りましょう。(ローソンにもあるんですが、近くに無いので…)
では早速ファミマから。

価格:128円
重量:82.5g
成分:たんぱく質3.2g、脂質29.0g、糖質41.9g、441Kcal
入手性:
12時半に行ったら1個だけ置いてありました。食事時の直後ということでパンコーナーがガラガラだったので売れてしまったのかもしれませんね。ファミマはどこにでもありますし、ドーナツと同様に賞味期限も長いので見かけた際に買っておくと良いかも。
味など:
ミルク感はまずまず感じられるものの、ややぼやけた印象でありインパクトに欠ける。甘味はドーナツと比べるとやや抑えめではあるが十分に甘く、ブラックコーヒーと合います。
食感はサクサクで申し分無し。生地もしっかり詰まっており食べ応えは十分です。この辺りはドーナツとチュロスの製法の違いによるものですね。
ドーナツと比べると油っこさは控えめでさっぱりしています。脂質割合は35.2%であり、ドーナツの36.2%と大差無いのですが、恐らく生地が詰まっていることで内部への油の浸透が少ないせいかと思われます。こういった違いも製法由来ですね。
その他:
焼くことにより食感がザクザクになります。また、表面が若干焦げることにより苦味が生まれるため、生地内部から感じられるミルクのまろやかさが増すという副作用があります。結果的に風味が良くなるためおススメ。体には悪いでしょうが、まさか揚げ菓子を食べようという人間が健康なんて気にしてないよなぁ?ああん!?って感じで無視の方向で。

上がそのまま、下が焼いたもの。焼いたことで砂糖が析出している。かなり黒く見えますが、それほど焦げているワケじゃありません。写りの問題。
僕は800Wで3分焼いていますが、好みによりもっと短くしても良いと思います。これ以上長いと黒焦げになります。しかしお手持ちのオーブントースターの性能によるので、ベストな時間は各自見つけて頂ければと。短めから試して行きましょう。
総評:
やっぱりこれ、ヤマザキのチュロキーだろ?って感じですね。しかし成分が若干違うので、恐らく何らかの変更は加えられていると思います。来週はヤマザキにしようと思うので、その微妙な違いがどういった差を生むのか比べてみたいと思います。
また、ドーナツ探訪の候補が一つ発掘されたのでソレもやって行きたいと思います。実はヤマザキにもオールドファッションが存在するようで、これもファミマのオールドファッションとほぼ同じだけど微妙に違う製品のようなんですよね。そしてヤマザキの方が美味いという方が結構いらっしゃるので、だとするとランキングが変わることになるんですが…
・椅子
椅子が壊れて死にそうになりました。まずはコレを。

ちょっと分かり難いんですが、座面と支柱の接続部分が剥がれました。この部分はもちろん金属製で溶接してあるんですが、剥がれた部分を見てみると溶接部が死ぬほど薄い。コレは剥がれるよなぁ…そういうワケでして、こんなあり得ない壊れ方をしました。
想像してみて下さい。座っていたら突然座面が剥がれて後ろへ投げ出されたんですよ。コレ、床や家具に後頭部を強く打ったら死んでますよ。咄嗟に身体を捻り横方向に倒れ込んだので無事でしたが、反応が遅れたらこのブログは永遠に休止でした。
とりあえず今は簡易丸椅子に座っているんですが、腰がクソ痛い。これなら床に立膝した方がマシです。なので今は立膝をして膝が痛くなったら少し座ってという繰り返しです。
ということで、ゲーミングチェアを買いました。ゲーミングチェアといっても色々あって、安いものなら1万円以下だし、高いものは30万円以上するワケです。もちろん高い方が作りが良い場合が多いんですが、必ずしも高級品が良いということもなく。
例えば僕が買った椅子のレビューを見ると「ギシギシうるさい」「不良品だった」「すぐ壊れる」「1年でシートがへたれる」といった悪い評価がついているので不安になるんですが、実のところ1万円以下の椅子でも10万円以上の椅子でもそういった評価が3~5%あるので、ぶっちゃけどれでも一緒なんじゃねぇかという結論に至ったんですよね。
25万円のハーマンミラーでさえそうなんですよ。さすがに検品がしっかりしているでしょうから「不良品だった」とかいう声は少ないですが、やはりゼロではない。それ以外にもシートがほつれるだとか、腰痛になったとか、何か色々あるワケですよ。
一方、上で酷評を受けたゲーミングチェアでも「1年毎日8時間使っても新品の頃と変わらない座り心地」みたいな個人ブログもあり。他にも2万円の椅子は「所詮安物、以前使っていた5万円のxxはとても良かった」と書いてあり、その製品を見ると他の方が「2万円の方がまだマシ」と書いてあったり。結局、確実な評価なんて存在しないのです。
彼らは別に嘘をついているワケじゃないと思うんです。体重・体の形・座り方の癖など全部人それぞれ違うのだから同じ感想になるはずがなく、工場製でも品質は完全に一様ではないですから。「部品が入っていない」とか「割れていた」はダメだけどな!
椅子やベッドといった長時間体と密着する家具は「難しい」ということなんでしょう。ロマンティックな言い方をすれば「シンデレラシューズ」なんですよ。世界でただひとつの「私にピッタリの椅子」に出会うまで、ガチャを引き続けなければならない。僕は5万円以上もする椅子ガチャを引けるほど金持ちじゃないので、2万円の椅子でいいです。
※アマゾンレビューの個人評価は業者が入っていると思いますし、個人ブログでもサイレント企業案件があったりするので100%信用できるワケじゃないですが、そんなことを言っていたらキリが無いので。信頼度60%ぐらいで考えておくと良いかと。
で、僕が買った椅子はコレ。月曜に届きます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BCF6G5J3/
本当はスカイブルーが良かったんですが、ファブリック製(布)なのでコーヒーとかをこぼしたら一発でアウトです。椅子は洗濯できませんからね。毎日そのシミを見る度に嫌な気分になると思うので、汚れても目立たないブラック(画像左端)にしました。
価格はクーポンを利用して約21,000円。ゲーミングチェアとしてはかなり安いんですが、一台目としてはまぁこんなもんでしょう。レビューでは特に「ギシギシ音がする」という悪評が目立つのですが、これは恐らく組み立て方の問題です。
一般的にゲーミングチェアは組み立て式なので(工場組み立てだと搬送がえらいことになる)、どのブランドであろうと多かれ少なかれギシギシするようです。しかしこれは物理的に当たり前で、金属同士の接合部に力が掛かるので鳴るに決まっています。
これは解決法があって、接点にシリコンスプレーを吹けば大体直るんですよね。なので大して問題視していません。物理的に問題のある構造だったらどうしようも無いですが。
とりあえず丸椅子よりは良いはずなので、月曜日が楽しみですね。どっちみち買おうと思っていましたし、時期的に自分への誕生日プレゼントだと考えても良いし、このタイミングで椅子がぶっ壊れたのは都合が良かったかもしれません。死にかけたけどな!
以下、ゲームの話なので畳みます。短いけど。
・今週の読書
いつものアレ。
・チュロキー探訪
新章スタート。
・椅子
この程度のことでも僕はいちいち清水の舞台から飛び降りる。
・今週のゲーム
いつもの。
ほいではボキン。
・今週の読書
今週読了した本:
最後にして最初のアイドル:草野原々
現在読んでいる本:
know:野崎まど
今後読みたい本:
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「最後にして最初のアイドル」を読了しました。表題作を含む3編の短編集であり、表題作はデビュー作にして星雲賞(読者投票によるSFの賞)を受賞するという42年ぶりの快挙を成し遂げた作品です。しかしオススメ出来るかというと、ちょっと微妙かも。
内容は「ラノベに本気の嘘科学をぶち込んだハードSF」という良くわからん感じなんですが、この融合が上手いですね。SFってのは本来「絶対実現できない嘘科学をさも現実であるかのように描く空想小説」なんですが、それを見事に成し遂げています。
例えば「宇宙はエーテルで満たされている」という大昔に信じられていた嘘を前提とした世界観であるにも関わらず、現実世界のボイルの法則について詳しく説明することで空想と現実をごちゃまぜにしており、それによってエーテル宇宙という大嘘の説得力まで生み出しているんですよね。これがちゃんと出来ているSFって案外少ないんですよ。
しかも一般人にはよくわからんような専門的な説明を羅列したあとに「…によってエネルギーを吸収すると」と繋げたりしています。いやいや、どうやってエネルギーを吸収したのか論理的に説明してみろよ!って話なんですが、読者は既にその前段の難しい説明で疲弊しておりツッコミを入れる気力を奪われているんですね。都合の悪い部分はこういった小細工で煙に巻くという工夫が素晴らしい。
一見するとズルいんですが、このズルさは作家にとっては上手さです。書きたいことを書き連ねるだけで、読者をコントロールできない作家は所詮二流なのです。
…といった感じで全体的に素晴らしいSFなんですが、問題点があり。なんというか、作家自身が自分のテクニックに溺れているように見えるんですよね。
デビュー作である表題作は文句無しに「型破りではあるが、新時代の『面白いSF』である」と言い切れる出来です。続く作品も中盤までは同様なんですが、中盤から異音を奏で始めます。あれ?なんか暴走してない?と。オタクの宿命なのかもしれませんが、恐らく著者の好きなアニメ…具体的にはまどマギを意識し過ぎなのでは?という感じが。
そして3編目は書き下ろしなんですが、これが全然ダメです。まだ若い作家なので、本来であればデビュー作から順に良くなって行っていないといけないのですが、恐らく最新作であろうこの書き下ろしが一番出来が悪いという。完全に「オタクが自分の好きなモノを好き勝手に詰め込んだだけの駄作」になってしまっています。
分かりますよ、僕もオタクなので。上でも書きましたが、これはオタクの宿命なんです。最初は「皆にも俺のオタク世界を知って貰いたい!」みたいな感じである程度は「伝えること」を意識して制作していたのに、そのうち「俺の世界を理解できない奴は馬鹿だ!」という思想になって行き、独りよがりの駄作製造マシーンと化してしまうのです。
この後は「自分を顧みて無難な一流作家を目指す」もしくは「尖り続けて自分の世界の終着点を目指す」という二つの道があるんですが、この作者はどちらへ進むのだろうか。ぶっちゃけ、無難な作家なんて掃いて捨てるほどいるので、尖り続けた方が人生は楽しいでしょうね。経済的には安定はしないですが当たれば大きいですし。
Amazonの評価を見ると新作ほど評価が低くなっているので、恐らく尖った道を選んだのだろうな…他人の人生なので僕がどうこういう話ではなく、好きな方を選べば良いのですが。ちなみに僕は尖って生きたい派です。その方が気持ち良いので。
今日からは「know」を読んでいます。まだ序盤なのでよくわかりませんが、2週間待った本なので面白いと良いですね。Amazonの評価は4.3とかなり高めです。別にAmazonの評価を絶対視しているワケじゃないので、ただの目安程度ですが。
・チュロキー探訪
ドーナツの次はチュロキー(チュロス)ということで。こんなに揚げ菓子ばかり食べていると僕のお肉がヤベェことになるんですが、いうても週一なんで大丈夫でしょう。多分。
ラインナップは以下の予定です。
・ファミマ:牛乳仕込みのミルクチュロッキー
・セブン:チュロッキー 4個入
・ヤマザキ:牛乳仕込みのミルクチュロッキー
・ヤマザキ:チョコチュロッキー
ファミマのミルクチュロッキーの製造元はヤマザキであり、ヤマザキと全く同じ製品である可能性があります。ヤマザキのチョコチュロッキーは味が違うため比較対象外ですが一応。現状、これが一番美味いと認識しています。しかしメーカーのページに掲載されていないし、無くなったという情報もチラホラ。
ということで実質ファミマとセブンの一騎打ちとなりますね。とりあえず今回はファミマから参りましょう。(ローソンにもあるんですが、近くに無いので…)
では早速ファミマから。

価格:128円
重量:82.5g
成分:たんぱく質3.2g、脂質29.0g、糖質41.9g、441Kcal
入手性:
12時半に行ったら1個だけ置いてありました。食事時の直後ということでパンコーナーがガラガラだったので売れてしまったのかもしれませんね。ファミマはどこにでもありますし、ドーナツと同様に賞味期限も長いので見かけた際に買っておくと良いかも。
味など:
ミルク感はまずまず感じられるものの、ややぼやけた印象でありインパクトに欠ける。甘味はドーナツと比べるとやや抑えめではあるが十分に甘く、ブラックコーヒーと合います。
食感はサクサクで申し分無し。生地もしっかり詰まっており食べ応えは十分です。この辺りはドーナツとチュロスの製法の違いによるものですね。
ドーナツと比べると油っこさは控えめでさっぱりしています。脂質割合は35.2%であり、ドーナツの36.2%と大差無いのですが、恐らく生地が詰まっていることで内部への油の浸透が少ないせいかと思われます。こういった違いも製法由来ですね。
その他:
焼くことにより食感がザクザクになります。また、表面が若干焦げることにより苦味が生まれるため、生地内部から感じられるミルクのまろやかさが増すという副作用があります。結果的に風味が良くなるためおススメ。体には悪いでしょうが、まさか揚げ菓子を食べようという人間が健康なんて気にしてないよなぁ?ああん!?って感じで無視の方向で。

上がそのまま、下が焼いたもの。焼いたことで砂糖が析出している。かなり黒く見えますが、それほど焦げているワケじゃありません。写りの問題。
僕は800Wで3分焼いていますが、好みによりもっと短くしても良いと思います。これ以上長いと黒焦げになります。しかしお手持ちのオーブントースターの性能によるので、ベストな時間は各自見つけて頂ければと。短めから試して行きましょう。
総評:
やっぱりこれ、ヤマザキのチュロキーだろ?って感じですね。しかし成分が若干違うので、恐らく何らかの変更は加えられていると思います。来週はヤマザキにしようと思うので、その微妙な違いがどういった差を生むのか比べてみたいと思います。
また、ドーナツ探訪の候補が一つ発掘されたのでソレもやって行きたいと思います。実はヤマザキにもオールドファッションが存在するようで、これもファミマのオールドファッションとほぼ同じだけど微妙に違う製品のようなんですよね。そしてヤマザキの方が美味いという方が結構いらっしゃるので、だとするとランキングが変わることになるんですが…
・椅子
椅子が壊れて死にそうになりました。まずはコレを。

ちょっと分かり難いんですが、座面と支柱の接続部分が剥がれました。この部分はもちろん金属製で溶接してあるんですが、剥がれた部分を見てみると溶接部が死ぬほど薄い。コレは剥がれるよなぁ…そういうワケでして、こんなあり得ない壊れ方をしました。
想像してみて下さい。座っていたら突然座面が剥がれて後ろへ投げ出されたんですよ。コレ、床や家具に後頭部を強く打ったら死んでますよ。咄嗟に身体を捻り横方向に倒れ込んだので無事でしたが、反応が遅れたらこのブログは永遠に休止でした。
とりあえず今は簡易丸椅子に座っているんですが、腰がクソ痛い。これなら床に立膝した方がマシです。なので今は立膝をして膝が痛くなったら少し座ってという繰り返しです。
ということで、ゲーミングチェアを買いました。ゲーミングチェアといっても色々あって、安いものなら1万円以下だし、高いものは30万円以上するワケです。もちろん高い方が作りが良い場合が多いんですが、必ずしも高級品が良いということもなく。
例えば僕が買った椅子のレビューを見ると「ギシギシうるさい」「不良品だった」「すぐ壊れる」「1年でシートがへたれる」といった悪い評価がついているので不安になるんですが、実のところ1万円以下の椅子でも10万円以上の椅子でもそういった評価が3~5%あるので、ぶっちゃけどれでも一緒なんじゃねぇかという結論に至ったんですよね。
25万円のハーマンミラーでさえそうなんですよ。さすがに検品がしっかりしているでしょうから「不良品だった」とかいう声は少ないですが、やはりゼロではない。それ以外にもシートがほつれるだとか、腰痛になったとか、何か色々あるワケですよ。
一方、上で酷評を受けたゲーミングチェアでも「1年毎日8時間使っても新品の頃と変わらない座り心地」みたいな個人ブログもあり。他にも2万円の椅子は「所詮安物、以前使っていた5万円のxxはとても良かった」と書いてあり、その製品を見ると他の方が「2万円の方がまだマシ」と書いてあったり。結局、確実な評価なんて存在しないのです。
彼らは別に嘘をついているワケじゃないと思うんです。体重・体の形・座り方の癖など全部人それぞれ違うのだから同じ感想になるはずがなく、工場製でも品質は完全に一様ではないですから。「部品が入っていない」とか「割れていた」はダメだけどな!
椅子やベッドといった長時間体と密着する家具は「難しい」ということなんでしょう。ロマンティックな言い方をすれば「シンデレラシューズ」なんですよ。世界でただひとつの「私にピッタリの椅子」に出会うまで、ガチャを引き続けなければならない。僕は5万円以上もする椅子ガチャを引けるほど金持ちじゃないので、2万円の椅子でいいです。
※アマゾンレビューの個人評価は業者が入っていると思いますし、個人ブログでもサイレント企業案件があったりするので100%信用できるワケじゃないですが、そんなことを言っていたらキリが無いので。信頼度60%ぐらいで考えておくと良いかと。
で、僕が買った椅子はコレ。月曜に届きます。

https://www.amazon.co.jp/dp/B0BCF6G5J3/
本当はスカイブルーが良かったんですが、ファブリック製(布)なのでコーヒーとかをこぼしたら一発でアウトです。椅子は洗濯できませんからね。毎日そのシミを見る度に嫌な気分になると思うので、汚れても目立たないブラック(画像左端)にしました。
価格はクーポンを利用して約21,000円。ゲーミングチェアとしてはかなり安いんですが、一台目としてはまぁこんなもんでしょう。レビューでは特に「ギシギシ音がする」という悪評が目立つのですが、これは恐らく組み立て方の問題です。
一般的にゲーミングチェアは組み立て式なので(工場組み立てだと搬送がえらいことになる)、どのブランドであろうと多かれ少なかれギシギシするようです。しかしこれは物理的に当たり前で、金属同士の接合部に力が掛かるので鳴るに決まっています。
これは解決法があって、接点にシリコンスプレーを吹けば大体直るんですよね。なので大して問題視していません。物理的に問題のある構造だったらどうしようも無いですが。
とりあえず丸椅子よりは良いはずなので、月曜日が楽しみですね。どっちみち買おうと思っていましたし、時期的に自分への誕生日プレゼントだと考えても良いし、このタイミングで椅子がぶっ壊れたのは都合が良かったかもしれません。死にかけたけどな!
以下、ゲームの話なので畳みます。短いけど。
勝 [雑記]
勝者以外は敗者なのだ。
・今週の読書
いつものアレ。
・ドーナツ探訪3
祝え、新たなる王の誕生を。
・AIに聞いてみた
ChatGPTにオススメの本を聞いてみました。
・今週のゲーム
いつもの。
ほいではポンデリング。(実は食べたことない)
・今週の読書
今週読了した本:
アリスマ王の愛した魔物:小川一水
現在読んでいる本:
最後にして最初のアイドル:草野原々
今後読みたい本:
know:野崎まど
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「アリスマ王の愛した魔物」を読了しました。これはなかなか良いですね、話が面白いのもそうなんですが何より文章が読みやすい。基本的にはSFなんですが、かなりライトな感じなのでSFが苦手な方でも大丈夫。特にSFに苦手意識のある女性にオススメ。
全体的に良い出来なんですが、問題点があるとすればそうだなぁ…表題作がそんなに面白くないということでしょうか。悪くはないんですが、ゲームで割とよく見かけるストーリーなので新鮮味が無いんですよね。特に僕が世界一愛しているゲーム「緋王伝」とストーリーのキモが丸かぶりしているので、どうしても比べてしまうという個人的なアレが。
更に、書き下ろしも収録されているんですがこれは出来がいまひとつ。短編集は一般的に、表題作が一番面白くて、書き下ろしもそれに匹敵するレベルである場合が多いと思うんですが、本作はそれ以外の話の方が数段面白いということになっています。ということで5編中3編は面白い、1編はぼちぼち、1編は微妙という具合です。
今日からは「最後にして最初のアイドル」を読んでいます。これも短編集ですね。トップバッターは表題作なんですが、タイトルの雰囲気に反してゴリゴリのSFであり宇宙関連の用語がドバっと出てきます。カジュアルとSFの融合というのは山本弘を思わせるスタイルですね。僕の好きな系統なので、期待しております。
・ドーナツ探訪3
今週はファミマですね。ではさっそく。

価格:128円
重量:95.0g
成分:たんぱく質4.9g、脂質34.4g、糖質46.2g、512Kcal
入手性:
3個置いてありました。前回見に行った際にも2個置いてありましたし、十分な量が供給されているように思われます。ファミマの店舗数はセブンより大幅に少ない(というかセブンが多過ぎる)とはいえどこにでもありますから、特に問題は無いでしょう。
賞味期限も6日ほどと長いため、見かけた際に買っておいて週末に食べる…みたいなことも可能です。揚げ物なので、新しい方がより美味しいとは思いますが。
味など:
ミスド基準で言うと、生地は甘めです。食感はややソフトでフワッとした感じですが、それを補うように表面がアイシング的な何かで薄っすらコーティングされているので多少のサクサク感があります。そのせいで甘みが強くなっているということもあるのでしょうが、それでも甘過ぎるというほどではないのでおっさんでも美味しく食べられます。
チョコはミスドレベルの出来で、やや甘めながらもその中にビターな味を感じ取れます。セブンの油臭く安っぽいチョコとは次元が違いますね。
その他:
デカい。重量はミスドの1.27倍、セブンの1.3倍あります。仮に三者全てのドーナツがファミマと同サイズであった場合、価格はミスド205円、セブン166円、ファミマ128円ということになり、重量においては圧倒的なコスパを誇ります。
このデカさのため512Kcalというカロリーモンスターとなっていますが、油っこさ(脂質の割合)はミスド以上、セブン以下であるためそれほど体に悪いわけではありません。いやまぁ、ドーナツ自体が体に悪いと言えばそうなんですが。
また、セブンのように油まみれではないので焼くことにより適度なサクサク感を得られます(セブンはガリガリになる)。2種類の食べ方を楽しむことができますね。
総評:
製造元がヤマザキであるということもあり基本的にはヤマザキのケーキドーナツなんですが、それをもう一段階進化させた出来と言って良いと思います。成分的にもコレとプロテイン(タンパク質25g程度)で一食として十分な栄養価になるので、忙しい方の食事にもいいんじゃないでしょうか。ビタミンやミネラル?ああ、サプリ食ってください。
ということで最終結果です。
1位(9点):ファミマ
2位(8点):ミスド
3位(4点):セブン
でした。1位と2位は人や環境によっては逆転するでしょうね。味を重視し、尚且つミスドがそれほど遠くないといった場合にはミスドが1位になると思います。以下、寸評。
ファミマ:
味ではミスドに二、三歩及びませんでしたが、十分に「美味しいドーナツ」ではあると思います。価格や入手性は申し分無いですね。1点減点された理由は食感で、オールドファッションに求められる「しっかりとした生地感」が弱いためです。もっと詰まった感じの生地で、表面の食感がもう少しハードであったなら満点でした。
ミスド:
味も食感も最強なので、食事体験としては間違いなくNo.1です。しかしコンビニドーナツと比べると入手性があまりにも悪過ぎるのでこの点数に。仕方ないですな。
セブン:
食感だけはファミマに勝っているんですが、いかんせん食品の最重要ポイントである味が悪い。この油っこさは許容できるものではなく、これなら食べなくて良いなと。
これにてドーナツ探訪終了です。結局、ファミマのドーナツもヤマザキのチュロッキーに勝てるのか?というと怪しい部分があるので、チュロッキー最強ということになりそうです。あれ、この企画やる必要あったのか?でもまぁ、ドーナツじゃねぇし。
チュロキー探訪もしたいところですね。ミスドやセブンにもチュロス系の商品がありますから、ヤマザキのチュロッキーが敗北する可能性も無くはないでしょう。実は製法の違いによりドーナツよりもチュロスの方が脂質が少ない傾向にあるので、そういった意味でもドーナツよりチュロスの方が良かったりもしなくもなく。
以下、長いログとかがあるので畳みます。
・今週の読書
いつものアレ。
・ドーナツ探訪3
祝え、新たなる王の誕生を。
・AIに聞いてみた
ChatGPTにオススメの本を聞いてみました。
・今週のゲーム
いつもの。
ほいではポンデリング。(実は食べたことない)
・今週の読書
今週読了した本:
アリスマ王の愛した魔物:小川一水
現在読んでいる本:
最後にして最初のアイドル:草野原々
今後読みたい本:
know:野崎まど
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「アリスマ王の愛した魔物」を読了しました。これはなかなか良いですね、話が面白いのもそうなんですが何より文章が読みやすい。基本的にはSFなんですが、かなりライトな感じなのでSFが苦手な方でも大丈夫。特にSFに苦手意識のある女性にオススメ。
全体的に良い出来なんですが、問題点があるとすればそうだなぁ…表題作がそんなに面白くないということでしょうか。悪くはないんですが、ゲームで割とよく見かけるストーリーなので新鮮味が無いんですよね。特に僕が世界一愛しているゲーム「緋王伝」とストーリーのキモが丸かぶりしているので、どうしても比べてしまうという個人的なアレが。
更に、書き下ろしも収録されているんですがこれは出来がいまひとつ。短編集は一般的に、表題作が一番面白くて、書き下ろしもそれに匹敵するレベルである場合が多いと思うんですが、本作はそれ以外の話の方が数段面白いということになっています。ということで5編中3編は面白い、1編はぼちぼち、1編は微妙という具合です。
今日からは「最後にして最初のアイドル」を読んでいます。これも短編集ですね。トップバッターは表題作なんですが、タイトルの雰囲気に反してゴリゴリのSFであり宇宙関連の用語がドバっと出てきます。カジュアルとSFの融合というのは山本弘を思わせるスタイルですね。僕の好きな系統なので、期待しております。
・ドーナツ探訪3
今週はファミマですね。ではさっそく。

価格:128円
重量:95.0g
成分:たんぱく質4.9g、脂質34.4g、糖質46.2g、512Kcal
入手性:
3個置いてありました。前回見に行った際にも2個置いてありましたし、十分な量が供給されているように思われます。ファミマの店舗数はセブンより大幅に少ない(というかセブンが多過ぎる)とはいえどこにでもありますから、特に問題は無いでしょう。
賞味期限も6日ほどと長いため、見かけた際に買っておいて週末に食べる…みたいなことも可能です。揚げ物なので、新しい方がより美味しいとは思いますが。
味など:
ミスド基準で言うと、生地は甘めです。食感はややソフトでフワッとした感じですが、それを補うように表面がアイシング的な何かで薄っすらコーティングされているので多少のサクサク感があります。そのせいで甘みが強くなっているということもあるのでしょうが、それでも甘過ぎるというほどではないのでおっさんでも美味しく食べられます。
チョコはミスドレベルの出来で、やや甘めながらもその中にビターな味を感じ取れます。セブンの油臭く安っぽいチョコとは次元が違いますね。
その他:
デカい。重量はミスドの1.27倍、セブンの1.3倍あります。仮に三者全てのドーナツがファミマと同サイズであった場合、価格はミスド205円、セブン166円、ファミマ128円ということになり、重量においては圧倒的なコスパを誇ります。
このデカさのため512Kcalというカロリーモンスターとなっていますが、油っこさ(脂質の割合)はミスド以上、セブン以下であるためそれほど体に悪いわけではありません。いやまぁ、ドーナツ自体が体に悪いと言えばそうなんですが。
また、セブンのように油まみれではないので焼くことにより適度なサクサク感を得られます(セブンはガリガリになる)。2種類の食べ方を楽しむことができますね。
総評:
製造元がヤマザキであるということもあり基本的にはヤマザキのケーキドーナツなんですが、それをもう一段階進化させた出来と言って良いと思います。成分的にもコレとプロテイン(タンパク質25g程度)で一食として十分な栄養価になるので、忙しい方の食事にもいいんじゃないでしょうか。ビタミンやミネラル?ああ、サプリ食ってください。
ということで最終結果です。
1位(9点):ファミマ
2位(8点):ミスド
3位(4点):セブン
でした。1位と2位は人や環境によっては逆転するでしょうね。味を重視し、尚且つミスドがそれほど遠くないといった場合にはミスドが1位になると思います。以下、寸評。
ファミマ:
味ではミスドに二、三歩及びませんでしたが、十分に「美味しいドーナツ」ではあると思います。価格や入手性は申し分無いですね。1点減点された理由は食感で、オールドファッションに求められる「しっかりとした生地感」が弱いためです。もっと詰まった感じの生地で、表面の食感がもう少しハードであったなら満点でした。
ミスド:
味も食感も最強なので、食事体験としては間違いなくNo.1です。しかしコンビニドーナツと比べると入手性があまりにも悪過ぎるのでこの点数に。仕方ないですな。
セブン:
食感だけはファミマに勝っているんですが、いかんせん食品の最重要ポイントである味が悪い。この油っこさは許容できるものではなく、これなら食べなくて良いなと。
これにてドーナツ探訪終了です。結局、ファミマのドーナツもヤマザキのチュロッキーに勝てるのか?というと怪しい部分があるので、チュロッキー最強ということになりそうです。あれ、この企画やる必要あったのか?でもまぁ、ドーナツじゃねぇし。
チュロキー探訪もしたいところですね。ミスドやセブンにもチュロス系の商品がありますから、ヤマザキのチュロッキーが敗北する可能性も無くはないでしょう。実は製法の違いによりドーナツよりもチュロスの方が脂質が少ない傾向にあるので、そういった意味でもドーナツよりチュロスの方が良かったりもしなくもなく。
以下、長いログとかがあるので畳みます。
焦 [雑記]
人類よ、太陽の偉大さを忘れるな。
・今週の読書
いつものアレ。
・プールにて(前)
生涯初、そしてきっと最後のレジャープール。
・プールにて(後)
グロい画像があるのでご注意下さい。
・今週のゲーム
長くなったので今週はナシ。
ほいではジュっ。
・今週の読書
今週読了した本:
アフターダーク:村上春樹
現在読んでいる本:
アリスマ王の愛した魔物:小川一水
今後読みたい本:
最後にして最初のアイドル:草野原々
know:野崎まど
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「アフターダーク」を読了しました。これはダメですね、一般的な小説としてはおススメできません。特殊な読み方をする場合は面白いかもしれません。村上春樹が新境地に挑戦した作品ということなんですが、挑戦し過ぎじゃろうというか何というか。
凄く説明しにくいのですが、この小説はストーリーがただの付属品なんですよね。東京の深夜を舞台に、悩みを抱えた若者たちや、彼らが巻き込まれる暴力事件、その背後にある中国売春組織…みたいなストーリーらしきものが280ページにわたり展開されるのですが、何も解決せず何も進展しないままいきなり終了するんですよ。なので「ストーリーを楽しむものだ」と思って読んでいると壮絶な肩透かしが待ち受けているという。
恐らくこれは「東京の夜の闇の中では、様々なことが起きている。しかし個々は全体のパーツでしかなく、何事もなかったかのように朝は来る」みたいな話だと思うんですが、作中に解答らしきものは書かれていないし(示唆する文章はある)、作者が「こういう内容です!」と言っているワケじゃないので、解釈は読者の妄想力に委ねられることになります。
なので「正解は分からんけど、多分こうだろう」という風に自分なりのゴールを設定して納得できる人か、あるいは「こんなことも読み取れないのか?世の中、馬鹿しかいないな!」と勘違いできる人なら十分に楽しめるはず。逆に、そうじゃないと厳しい。
そういった作品は世の中に沢山存在しているので一定の需要はあるのだと思いますが、僕はストーリーを重視するタイプなのでノーセンキューといったところ。
今日からは「アリスマ王の愛した魔物」を読んでいます。多産のSF作家である小川一水の短編集ですね。いまのところ第一編だけ読み終えましたが、これは面白い。というか読みやすい。平易な文章で過不足なく表現してくれているのでスラスラ読めます。内容はそんなに奇抜な内容ではなく、ガチガチのSFではなくほっこり系のソフトなSFという印象。
読みたいリストも減ってきたので、本作が全体的に面白かったら同著者からピックアップしたいところ。何せ出版物が66冊(出版社違いの重複除き)もあるっぽいので、あらすじを見て僕の好みに合致しそうなものも見つかるかと思います。
しかしこのリスト追加ってのが毎度しんどいよなぁ…僕の嗜好がかなり偏っているせいで世間のランキングが刺さらないんですよね。「俺は普通と違うんだぜ」とかそういうアレじゃなくて、むしろ逆です。多くの人が楽しめるものを楽しめる感性を獲得できていないワケでして、なんというか共感力が低いんですかね。よくわかりませんが。
・プールにて(前)
今週は甥と姪の付き人としてプールへ行ってまいりました。犬山市にある日本モンキーパークのプールですね。遊園地が併設されており、猿の動物園(あちらは「日本モンキーセンター」であり、別の施設)もあります。同程度のプールや遊園地は日本各地にありますが、モンキーセンターは世界有数のサル園であり、実はこちらの方がスゲェのですが。
1.どんなプールか
流れるプール、ウォータースライダー(大)が2本、ウォータースライダー(小)が多分3本、キッズ用のアスレチック的なヤツなど、全体的にキッズ向けですね。恐らく小学4年生ぐらいまでなら楽しめますが、それ以上はちょっと厳しいと思われます。
売店の数はかなり多いです。定番の軽食屋はもちろんのこと、フランクフルト屋から飲料、カステラといったものまで。僕が利用したのは恐らくメインの売店なんですが、これがまた結構美味いんですよ。そして値段もレジャー施設にしては安い。
貸し切りの休憩ブースも多数ありますから(1日5,000円ぐらい)、小さい子がいるファミリーが1日遊ぶのに最適といった感じのプールでしたね。
2.当日の様子など
激混み。流れるプールはマジで芋を洗ってるのかというぐらいキッズで埋め尽くされていました。そういった状況なので泳ぐのはほぼ不可能、みんなひたすらウォーキングしているという…市民プールのご老人か。それでも僅かな隙間を見つけて甥に泳ぎ方を教えたりはできましたが、基本的にはずっと姪の浮き輪を引っ張って歩いていました。人力車。
あとはウォータースライダー(大)に乗ったのですが、これがまた結構しっかりしてるんですね。なかなかのスピードが出るので、カーブではコースアウトして死ぬんじゃないかというぐらいでした。実際、少し頑張ればコースアウトできたかも。死ぬが。
乗り方の問題なのか体重の問題なのか、キッズやお母さま方(服の捲れを気にしたのかな?)は結構途中で止まっていました。体重も図太さもあるおっさん有利ということで。
3.水着
老若男女問わず、最近の人々はみんなラッシュガード的なアレを着用しているんですね。女性9割5分、男性7割ぐらいが着用していたように思います。
上半身裸男の大部分は良い感じに大胸筋が鍛えられていたので、恐らく自信があるのだろうと思います。せっかく鍛えたのだから見せたいもんね。僕も上半身裸男なんですが、彼らと比べるとショボかった…暫くトレーニングしてないからなぁ。それでも一般のおっさんよりはかなりマシな体つきをしているので、見苦しくはなかったと思いますが。
僕が彼らを見て「おぉ…」という表情をし、彼らが僕を見て「ふぅん…ふっ」という表情をする。そんな何ともアレな現場でございました。
この先に悲劇が待ち受けていようとは知る由もなく。
4.少々アレな話も
基本的にはキッズで埋め尽くされているのですが、何やら気合の入った黒ビキニの若い女二人連れがスマホで自撮りをしています。いや、そういうプールじゃねぇから…インスタに上げたりするのでしょうが、背後には子供が大量に写っているであろう。
それにしても驚いたのが、スマホ持ち込みOKということですね。最近は盗撮とか色々問題になるのにOKなのか…と。ファミリー向けだからかな。でも別にファミリーじゃなきゃ入っちゃいけないワケじゃないので、ロリコン兄さんが盗撮するかも。
いや真面目な話、普通にプールサイドですっぽんぽんになって着替えてたりするんですよね。アレは親が気を付けてあげないと危ないよなぁ…と思うんですが、どうなんでしょうか。子供の安全は大人が守ってあげないとダメっすよ。それは義務です。
そしてやはり、僕はロリコンではなかったです。そんなことは知っていたのですが、改めて。周りは水着の女児で埋め尽くされているワケなんですが(男児もいるが)、邪念が一切生じないんですよね。というか「子供は元気じゃの」ぐらいしか思わない。
そうはいっても二次元ロリは好きなんですよね(それだけが好きなわけじゃないが)。やはり二次元と三次元は関係ないんですよ。前にも書きましたけど、二次元ロリって「縮小しただけの大人の女」ですからね。全くの別物です。でもまぁ、人によるか。
はい、そんな感じでした。甥も姪も喜んでいたので良かったんじゃないかなと思います。兄(パパ)は子供が相手してくれなくて不貞腐れていましたが。
以下、グロ画像があるのでご注意ください。
・今週の読書
いつものアレ。
・プールにて(前)
生涯初、そしてきっと最後のレジャープール。
・プールにて(後)
グロい画像があるのでご注意下さい。
・今週のゲーム
長くなったので今週はナシ。
ほいではジュっ。
・今週の読書
今週読了した本:
アフターダーク:村上春樹
現在読んでいる本:
アリスマ王の愛した魔物:小川一水
今後読みたい本:
最後にして最初のアイドル:草野原々
know:野崎まど
AIとSF:野尻抱介など
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
「アフターダーク」を読了しました。これはダメですね、一般的な小説としてはおススメできません。特殊な読み方をする場合は面白いかもしれません。村上春樹が新境地に挑戦した作品ということなんですが、挑戦し過ぎじゃろうというか何というか。
凄く説明しにくいのですが、この小説はストーリーがただの付属品なんですよね。東京の深夜を舞台に、悩みを抱えた若者たちや、彼らが巻き込まれる暴力事件、その背後にある中国売春組織…みたいなストーリーらしきものが280ページにわたり展開されるのですが、何も解決せず何も進展しないままいきなり終了するんですよ。なので「ストーリーを楽しむものだ」と思って読んでいると壮絶な肩透かしが待ち受けているという。
恐らくこれは「東京の夜の闇の中では、様々なことが起きている。しかし個々は全体のパーツでしかなく、何事もなかったかのように朝は来る」みたいな話だと思うんですが、作中に解答らしきものは書かれていないし(示唆する文章はある)、作者が「こういう内容です!」と言っているワケじゃないので、解釈は読者の妄想力に委ねられることになります。
なので「正解は分からんけど、多分こうだろう」という風に自分なりのゴールを設定して納得できる人か、あるいは「こんなことも読み取れないのか?世の中、馬鹿しかいないな!」と勘違いできる人なら十分に楽しめるはず。逆に、そうじゃないと厳しい。
そういった作品は世の中に沢山存在しているので一定の需要はあるのだと思いますが、僕はストーリーを重視するタイプなのでノーセンキューといったところ。
今日からは「アリスマ王の愛した魔物」を読んでいます。多産のSF作家である小川一水の短編集ですね。いまのところ第一編だけ読み終えましたが、これは面白い。というか読みやすい。平易な文章で過不足なく表現してくれているのでスラスラ読めます。内容はそんなに奇抜な内容ではなく、ガチガチのSFではなくほっこり系のソフトなSFという印象。
読みたいリストも減ってきたので、本作が全体的に面白かったら同著者からピックアップしたいところ。何せ出版物が66冊(出版社違いの重複除き)もあるっぽいので、あらすじを見て僕の好みに合致しそうなものも見つかるかと思います。
しかしこのリスト追加ってのが毎度しんどいよなぁ…僕の嗜好がかなり偏っているせいで世間のランキングが刺さらないんですよね。「俺は普通と違うんだぜ」とかそういうアレじゃなくて、むしろ逆です。多くの人が楽しめるものを楽しめる感性を獲得できていないワケでして、なんというか共感力が低いんですかね。よくわかりませんが。
・プールにて(前)
今週は甥と姪の付き人としてプールへ行ってまいりました。犬山市にある日本モンキーパークのプールですね。遊園地が併設されており、猿の動物園(あちらは「日本モンキーセンター」であり、別の施設)もあります。同程度のプールや遊園地は日本各地にありますが、モンキーセンターは世界有数のサル園であり、実はこちらの方がスゲェのですが。
1.どんなプールか
流れるプール、ウォータースライダー(大)が2本、ウォータースライダー(小)が多分3本、キッズ用のアスレチック的なヤツなど、全体的にキッズ向けですね。恐らく小学4年生ぐらいまでなら楽しめますが、それ以上はちょっと厳しいと思われます。
売店の数はかなり多いです。定番の軽食屋はもちろんのこと、フランクフルト屋から飲料、カステラといったものまで。僕が利用したのは恐らくメインの売店なんですが、これがまた結構美味いんですよ。そして値段もレジャー施設にしては安い。
貸し切りの休憩ブースも多数ありますから(1日5,000円ぐらい)、小さい子がいるファミリーが1日遊ぶのに最適といった感じのプールでしたね。
2.当日の様子など
激混み。流れるプールはマジで芋を洗ってるのかというぐらいキッズで埋め尽くされていました。そういった状況なので泳ぐのはほぼ不可能、みんなひたすらウォーキングしているという…市民プールのご老人か。それでも僅かな隙間を見つけて甥に泳ぎ方を教えたりはできましたが、基本的にはずっと姪の浮き輪を引っ張って歩いていました。人力車。
あとはウォータースライダー(大)に乗ったのですが、これがまた結構しっかりしてるんですね。なかなかのスピードが出るので、カーブではコースアウトして死ぬんじゃないかというぐらいでした。実際、少し頑張ればコースアウトできたかも。死ぬが。
乗り方の問題なのか体重の問題なのか、キッズやお母さま方(服の捲れを気にしたのかな?)は結構途中で止まっていました。体重も図太さもあるおっさん有利ということで。
3.水着
老若男女問わず、最近の人々はみんなラッシュガード的なアレを着用しているんですね。女性9割5分、男性7割ぐらいが着用していたように思います。
上半身裸男の大部分は良い感じに大胸筋が鍛えられていたので、恐らく自信があるのだろうと思います。せっかく鍛えたのだから見せたいもんね。僕も上半身裸男なんですが、彼らと比べるとショボかった…暫くトレーニングしてないからなぁ。それでも一般のおっさんよりはかなりマシな体つきをしているので、見苦しくはなかったと思いますが。
僕が彼らを見て「おぉ…」という表情をし、彼らが僕を見て「ふぅん…ふっ」という表情をする。そんな何ともアレな現場でございました。
この先に悲劇が待ち受けていようとは知る由もなく。
4.少々アレな話も
基本的にはキッズで埋め尽くされているのですが、何やら気合の入った黒ビキニの若い女二人連れがスマホで自撮りをしています。いや、そういうプールじゃねぇから…インスタに上げたりするのでしょうが、背後には子供が大量に写っているであろう。
それにしても驚いたのが、スマホ持ち込みOKということですね。最近は盗撮とか色々問題になるのにOKなのか…と。ファミリー向けだからかな。でも別にファミリーじゃなきゃ入っちゃいけないワケじゃないので、ロリコン兄さんが盗撮するかも。
いや真面目な話、普通にプールサイドですっぽんぽんになって着替えてたりするんですよね。アレは親が気を付けてあげないと危ないよなぁ…と思うんですが、どうなんでしょうか。子供の安全は大人が守ってあげないとダメっすよ。それは義務です。
そしてやはり、僕はロリコンではなかったです。そんなことは知っていたのですが、改めて。周りは水着の女児で埋め尽くされているワケなんですが(男児もいるが)、邪念が一切生じないんですよね。というか「子供は元気じゃの」ぐらいしか思わない。
そうはいっても二次元ロリは好きなんですよね(それだけが好きなわけじゃないが)。やはり二次元と三次元は関係ないんですよ。前にも書きましたけど、二次元ロリって「縮小しただけの大人の女」ですからね。全くの別物です。でもまぁ、人によるか。
はい、そんな感じでした。甥も姪も喜んでいたので良かったんじゃないかなと思います。兄(パパ)は子供が相手してくれなくて不貞腐れていましたが。
以下、グロ画像があるのでご注意ください。
進 [雑記]
自分が止まるのは自由だが、他人を止めるのは自由ではない。
・今週の読書
いつものアレ。
・ここまで来たAI
開発しているのは人間だが。
・今週のゲーム
いつものアレ。
ほいではドロン。
・今週の読書
今週読了した本:
BEATLESS:長谷敏司
現在読んでいる本:
アフターダーク:村上春樹
今後読みたい本:
正欲:朝井リョウ
know:野崎まど
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
魚舟・獣舟:上田早夕里
「BEATLESS」を読了しました。これは評価が難しいですね…オススメしたいけれどもオススメできない。良い部分については沢山書くことがあるので、悪い部分から。
文章が絶望的に下手です。主述の関係が無茶苦茶で日本語として成り立っていない部分や、何を修飾しているのかサッパリ分からない文章が頻出します。また、唐突に話が切り替わることが多々あるため一体何の話をしているのかをいちいち考える必要があります。
かなり遡って考えるとアレのことだな…というのは分かるんですが、読者視点では「そこにあることが適切な文章」であるとは思えません。作者の頭の中では繋がっているのでしょうが、我々にとってその文章は必然ではないのです。そういった事情を一切無視して書きたいことを書きたいように書いているため、大変読み難い本となっております。
ザっと検索して本書の感想を参照したところ、ファンの方は「これが先生の文章だから」というようなことを書いていましたが、それはファンだからこその贔屓目であり、ファンでない人間にとってはただ読み難いだけの文章でしかありません。編集や校正はどうしてこれを通してしまったのか…彼らはそれが持ち味の範囲だと判断したってことなんでしょうが。
僕の読解力が低いだけという話もあるかと思い軽く検索してみましたが、同様の声は結構ありました。とはいえ真実は読者それぞれが判断するものなので。ええ。
あとは、序盤では夫に愛想を尽かして出て行ったはずの母親が中盤では死亡したことになっていたり、なんでやねん!とツッコミを入れざるを得ないぐらいにおかしなことが起きたりはしているんですが、それは些細なことであり、物語には大して影響がない…とも言えないのですが、本質的な部分には影響はないので特に問題はないかと思います。
で、良いところです。コレが大事ですよね。この作品の根幹には「人間の形をした心を持たない存在とどう付き合って行くのか」というテーマがあります。そしてそのテーマに付随して「心を持たない人型ロボットが社会に浸透することで、人間は不要になるのでは?それは人類の終焉なのでは?」という問題があり、これを軸に物語が展開されます。
これが大変良く描けているんですよね。少年誌のバトル漫画風(というかラノベ的というか)な内容に落とし込んであるので好き嫌いはあるかと思いますが、この物語が表現している本質的な部分は近未来に確実にやってくる現実の問題であり、余命が40年程度ある人々は全員が考えておくべきことでしょう。余命がそれより短い人は…その時代を生きられないかもしれないので、まぁ。いや、でも想像していたより進歩が速いからなぁ。
この物語では、モノが持つ形によって人間の心を動かすことを「アナログハック」と呼んでいます。例えば精巧な人型アンドロイドがあるとします(以下、アン子)。そのアン子が「あなたと一緒にいると楽しいです」と言ったり、殴った際に「痛いです、やめて下さい」と言ったら、我々は「モノに感情は無い、これはただそういう反応をするようプログラムされているだけだ」と割り切れるでしょうか?って話ですね。
アン子は生命体ではありませんから、楽しいなんていう感情を抱くことはありません。痛覚もありませんから、痛いと思うこともありません。ただ「楽しいと言ったらこの人は喜ぶだろう」と推測したり、「このまま殴られ続けたら破損するので、やめさせなくてはならない」と判断したに過ぎません。感情によって紡ぎ出された言葉ではないということです。
アン子の言葉に一喜一憂したり、アン子を好きになったり、可哀想だと思ったりしたなら、それはアナログハックを受けているということです。現実は先の通り「そういう反応をするようプログラムされているだけ」です。計算結果を出力しただけとも言えます。
しかしですね、そこでひとつ疑問が浮かぶワケですよ。「人間もそうではないのか?」と。アン子が生命体でないことは事実だし、人間が生命体であることも事実です。よってアン子は人間ではないというのは事実なんですが、だからといって人間とアン子の思考プロセスが同じでないとは言い切れないワケですよね。であれば、人間の言葉に一喜一憂することと、アン子の言葉に一喜一憂することに違いはあるんだろうか?と、僕は思うのです。
相手が人間であっても、心があるかどうかなんて分からんじゃないですか。ただ単に我々が「相手に心がある」と知覚したから心があるってことになっているだけであり、証明できないんですよ。量子論と同じで「心があると知覚したから、そこに心がある」のであって、アン子に心があると知覚したならば、アン子にも心があるんですよ。
別にアンドロイドじゃなくてもいいですよ。お気に入りのぬいぐるみが燃やされたら悲しいじゃないですか。お気に入りのコップが割れたら悲しいじゃないですか。でも、ぬいぐるみにもコップにも命や心はありませんよね。我々人間は「モノが持つ形(もっと言えば、存在感)に心が動かされる」ように出来ているのです。それが自然なのです。
そういった「モノに心が動かされてもいいじゃないか」という派閥と、「人間は至高であり、心を動かして良いのは人間だけである」という派閥の戦いが描かれます。
後者がなぜそうなってしまったかと言うと、アンドロイドが人間の仕事を奪ったりして「人間の領域」を浸食したからですね。本当は彼らもモノに心が動かされるのが人間として自然な姿だと分かっているはずなんですが、それを否定しないと人間の領域が消滅するという危機感がありますから、否定せざるを得ないのです。
コレがまた、先週も書きましたけどまさに現代のAIを取り巻く問題と同じ構図なんですよね。AIは便利だと分かっているし、人間が上手くAIを使えば更に豊かな世界を作り出せることは分かっているのに、人間の尊厳を奪われるような気がするからAIを否定せざるを得ない。彼らは人間が好きでたまらないんですよ。だから人間が一番であって欲しいのです。
現実的には、AIは既に幾つかの分野で殆どの人間よりも高い能力を示しています。その分野では「人間は不要な存在」になりつつあるワケです。これを食い止めるためにAIを滅ぼして今の生活(あるいは人間文化)を維持しよう…と、そういう話ですね。
でもねぇ、彼らはひとつ見落としているんじゃないですかね。「生きること」はAIには出来ないんですよ。AIが人間の領域を浸食するのは確かでしょうし、人間がやらなくて良いことがどんどん増えてやることが無くなるかもしれません。でも「生きること」が残されているじゃないですか。なぜそれを更に発展させようと思わないのですか?
仕事や趣味が奪われるという話を聞くんですが、そりゃAIの方が上手くやれるのだから仕事は奪われるでしょう。でも趣味は別に奪われないんですよ。「AIが描く絵が売れたら、僕の絵が売れないだろ!」という話も聞きますが、売らなきゃいいじゃないですか。AIはあなたに絵をやめろとは言わないし、あなたの絵を見る人に見るなとは言いません。
でも「AIが上手な絵を量産したら、僕の絵を見たい人がいなくなるだろ!」って話ですよね。じゃあ、現時点であなたより上手い超一流のイラストレーターの存在は許してもいいのですか?その人が存在するせいで、あなたの順位が下がって見てくれる人が減っているのではないですか?って話なんですよ。結局、あなたが上手くないのが原因なのです。
AIが超上手い絵を短時間で量産するから…って話もありますが、量の問題なら絵描き人口が爆発的に増えた場合にも同じことを言えますか?って話になるじゃないですか。「人間ならいいが、AIはダメ」ってのは、本質的な答えじゃないんですよ。
ネタバレになりますが、この物語の結末は「相手がモノであっても、人間は心を感じることができる(=人間とモノは共存できる)」でした。結局、現実世界もこの答えに行き着くしかないと思うんですよね。AI排斥派はそのまま憤死するか、考えを改めるか、世間の流れに逆らうことができずに嫌々従うかのいずれかになるでしょう。最後が一番不幸ですね。
でもねぇ、僕は思うんですよ。「そうはいっても、結局お前らも家に帰ってアン子が『今日もお疲れさまでした』と微笑んでくれたら『AIっていいな』と言うんだろ?」と。
今日からは「アフターダーク」を読んでいます。ちょいと予約をミスったようで、予定していた「know」が貸し出し中だったので急遽この本に。何を借りようか結構悩んだのですが、作家に関する知識が無いので誰がどのような本を書いているのかあまり分からないんですよね。なので、安定の村上春樹という選択になりました。
まだ序盤なので面白いかどうかは分かりませんが、やはり村上春樹は文章が上手いなぁ…なんというか、安心して読めます。
以下、AIの話なので畳みます。
本の感想も似たようなものでしたが。
・今週の読書
いつものアレ。
・ここまで来たAI
開発しているのは人間だが。
・今週のゲーム
いつものアレ。
ほいではドロン。
・今週の読書
今週読了した本:
BEATLESS:長谷敏司
現在読んでいる本:
アフターダーク:村上春樹
今後読みたい本:
正欲:朝井リョウ
know:野崎まど
少女禁区:伴名練
皆勤の徒:酉島伝法
魚舟・獣舟:上田早夕里
「BEATLESS」を読了しました。これは評価が難しいですね…オススメしたいけれどもオススメできない。良い部分については沢山書くことがあるので、悪い部分から。
文章が絶望的に下手です。主述の関係が無茶苦茶で日本語として成り立っていない部分や、何を修飾しているのかサッパリ分からない文章が頻出します。また、唐突に話が切り替わることが多々あるため一体何の話をしているのかをいちいち考える必要があります。
かなり遡って考えるとアレのことだな…というのは分かるんですが、読者視点では「そこにあることが適切な文章」であるとは思えません。作者の頭の中では繋がっているのでしょうが、我々にとってその文章は必然ではないのです。そういった事情を一切無視して書きたいことを書きたいように書いているため、大変読み難い本となっております。
ザっと検索して本書の感想を参照したところ、ファンの方は「これが先生の文章だから」というようなことを書いていましたが、それはファンだからこその贔屓目であり、ファンでない人間にとってはただ読み難いだけの文章でしかありません。編集や校正はどうしてこれを通してしまったのか…彼らはそれが持ち味の範囲だと判断したってことなんでしょうが。
僕の読解力が低いだけという話もあるかと思い軽く検索してみましたが、同様の声は結構ありました。とはいえ真実は読者それぞれが判断するものなので。ええ。
あとは、序盤では夫に愛想を尽かして出て行ったはずの母親が中盤では死亡したことになっていたり、なんでやねん!とツッコミを入れざるを得ないぐらいにおかしなことが起きたりはしているんですが、それは些細なことであり、物語には大して影響がない…とも言えないのですが、本質的な部分には影響はないので特に問題はないかと思います。
で、良いところです。コレが大事ですよね。この作品の根幹には「人間の形をした心を持たない存在とどう付き合って行くのか」というテーマがあります。そしてそのテーマに付随して「心を持たない人型ロボットが社会に浸透することで、人間は不要になるのでは?それは人類の終焉なのでは?」という問題があり、これを軸に物語が展開されます。
これが大変良く描けているんですよね。少年誌のバトル漫画風(というかラノベ的というか)な内容に落とし込んであるので好き嫌いはあるかと思いますが、この物語が表現している本質的な部分は近未来に確実にやってくる現実の問題であり、余命が40年程度ある人々は全員が考えておくべきことでしょう。余命がそれより短い人は…その時代を生きられないかもしれないので、まぁ。いや、でも想像していたより進歩が速いからなぁ。
この物語では、モノが持つ形によって人間の心を動かすことを「アナログハック」と呼んでいます。例えば精巧な人型アンドロイドがあるとします(以下、アン子)。そのアン子が「あなたと一緒にいると楽しいです」と言ったり、殴った際に「痛いです、やめて下さい」と言ったら、我々は「モノに感情は無い、これはただそういう反応をするようプログラムされているだけだ」と割り切れるでしょうか?って話ですね。
アン子は生命体ではありませんから、楽しいなんていう感情を抱くことはありません。痛覚もありませんから、痛いと思うこともありません。ただ「楽しいと言ったらこの人は喜ぶだろう」と推測したり、「このまま殴られ続けたら破損するので、やめさせなくてはならない」と判断したに過ぎません。感情によって紡ぎ出された言葉ではないということです。
アン子の言葉に一喜一憂したり、アン子を好きになったり、可哀想だと思ったりしたなら、それはアナログハックを受けているということです。現実は先の通り「そういう反応をするようプログラムされているだけ」です。計算結果を出力しただけとも言えます。
しかしですね、そこでひとつ疑問が浮かぶワケですよ。「人間もそうではないのか?」と。アン子が生命体でないことは事実だし、人間が生命体であることも事実です。よってアン子は人間ではないというのは事実なんですが、だからといって人間とアン子の思考プロセスが同じでないとは言い切れないワケですよね。であれば、人間の言葉に一喜一憂することと、アン子の言葉に一喜一憂することに違いはあるんだろうか?と、僕は思うのです。
相手が人間であっても、心があるかどうかなんて分からんじゃないですか。ただ単に我々が「相手に心がある」と知覚したから心があるってことになっているだけであり、証明できないんですよ。量子論と同じで「心があると知覚したから、そこに心がある」のであって、アン子に心があると知覚したならば、アン子にも心があるんですよ。
別にアンドロイドじゃなくてもいいですよ。お気に入りのぬいぐるみが燃やされたら悲しいじゃないですか。お気に入りのコップが割れたら悲しいじゃないですか。でも、ぬいぐるみにもコップにも命や心はありませんよね。我々人間は「モノが持つ形(もっと言えば、存在感)に心が動かされる」ように出来ているのです。それが自然なのです。
そういった「モノに心が動かされてもいいじゃないか」という派閥と、「人間は至高であり、心を動かして良いのは人間だけである」という派閥の戦いが描かれます。
後者がなぜそうなってしまったかと言うと、アンドロイドが人間の仕事を奪ったりして「人間の領域」を浸食したからですね。本当は彼らもモノに心が動かされるのが人間として自然な姿だと分かっているはずなんですが、それを否定しないと人間の領域が消滅するという危機感がありますから、否定せざるを得ないのです。
コレがまた、先週も書きましたけどまさに現代のAIを取り巻く問題と同じ構図なんですよね。AIは便利だと分かっているし、人間が上手くAIを使えば更に豊かな世界を作り出せることは分かっているのに、人間の尊厳を奪われるような気がするからAIを否定せざるを得ない。彼らは人間が好きでたまらないんですよ。だから人間が一番であって欲しいのです。
現実的には、AIは既に幾つかの分野で殆どの人間よりも高い能力を示しています。その分野では「人間は不要な存在」になりつつあるワケです。これを食い止めるためにAIを滅ぼして今の生活(あるいは人間文化)を維持しよう…と、そういう話ですね。
でもねぇ、彼らはひとつ見落としているんじゃないですかね。「生きること」はAIには出来ないんですよ。AIが人間の領域を浸食するのは確かでしょうし、人間がやらなくて良いことがどんどん増えてやることが無くなるかもしれません。でも「生きること」が残されているじゃないですか。なぜそれを更に発展させようと思わないのですか?
仕事や趣味が奪われるという話を聞くんですが、そりゃAIの方が上手くやれるのだから仕事は奪われるでしょう。でも趣味は別に奪われないんですよ。「AIが描く絵が売れたら、僕の絵が売れないだろ!」という話も聞きますが、売らなきゃいいじゃないですか。AIはあなたに絵をやめろとは言わないし、あなたの絵を見る人に見るなとは言いません。
でも「AIが上手な絵を量産したら、僕の絵を見たい人がいなくなるだろ!」って話ですよね。じゃあ、現時点であなたより上手い超一流のイラストレーターの存在は許してもいいのですか?その人が存在するせいで、あなたの順位が下がって見てくれる人が減っているのではないですか?って話なんですよ。結局、あなたが上手くないのが原因なのです。
AIが超上手い絵を短時間で量産するから…って話もありますが、量の問題なら絵描き人口が爆発的に増えた場合にも同じことを言えますか?って話になるじゃないですか。「人間ならいいが、AIはダメ」ってのは、本質的な答えじゃないんですよ。
ネタバレになりますが、この物語の結末は「相手がモノであっても、人間は心を感じることができる(=人間とモノは共存できる)」でした。結局、現実世界もこの答えに行き着くしかないと思うんですよね。AI排斥派はそのまま憤死するか、考えを改めるか、世間の流れに逆らうことができずに嫌々従うかのいずれかになるでしょう。最後が一番不幸ですね。
でもねぇ、僕は思うんですよ。「そうはいっても、結局お前らも家に帰ってアン子が『今日もお疲れさまでした』と微笑んでくれたら『AIっていいな』と言うんだろ?」と。
今日からは「アフターダーク」を読んでいます。ちょいと予約をミスったようで、予定していた「know」が貸し出し中だったので急遽この本に。何を借りようか結構悩んだのですが、作家に関する知識が無いので誰がどのような本を書いているのかあまり分からないんですよね。なので、安定の村上春樹という選択になりました。
まだ序盤なので面白いかどうかは分かりませんが、やはり村上春樹は文章が上手いなぁ…なんというか、安心して読めます。
以下、AIの話なので畳みます。
本の感想も似たようなものでしたが。
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