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 [雑記]

結局のところ、時間が必要なのだ

・今週の読書
いつものアレ。

ほいではブン。


…と思ったのですが、いきなり畳みます。物騒な話なので。

ぶっちゃけこのブログを読んでくださる方は僕がどんな人間なのかをご存じだと思うので、この感想を読んでも「ふーん」という程度かもしれませんが、いくらか不愉快な気分にはなるかもしれません。そういった感じなのでご注意ください。







 

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 [雑記]

つまり主観の問題である。

・今週の読書
いつものアレ。

・石
たまにやるなら楽しい。

ほいではガツン。


・今週の読書
今週読了した本:
第三の嘘:アゴタ・クリストフ

現在読んでいる本:
彼女は頭が悪いから:姫野カオルコ

「第三の嘘」を読了しました。んー、どうなんですかねコレ。僕としてはかなり低評価なんですが、これが良いという方もいらっしゃいます。何でもそうですけど、特に。

というのも、ややネタバレになりますが「夢落ち」に近い感じなんですよね。前作「ふたりの証拠」ではその前の「悪童日記」が実はただの妄想日記であったことが判明しますし、今作ではその「ふたりの証拠」も妄想であったことになっています。つまるところ、このシリーズはほぼ妄想の産物だった…と。いやいや、なんやねんそれ。

そういった「結局、何が本当で何が嘘だったのか分からない」という部分が幻想的で良いという方や、戦争による悲劇と分断を経験した作者の心情が描かれているといったポジティブな受け取り方もあるようです。それも分からんでもないのですが、僕は物語としてちゃんと成立しているモノが好きなので、なんともといったところ。

今日からは「彼女は頭が悪いから」を読んでいます。2016年の「東京大学誕生日研究会レイプ事件」を題材とした小説ですね。東大生5人が他大学の女子を集団暴行した事件ですが、実際にはレイプ(性交)はしておらず、強制わいせつ事件とのことです。

この事件はYahooやSNSで「女側も悪い」「東大生の将来をダメにした勘違い女」「東大生が気の毒」みたいなコメントが数多く寄せられたことで有名です。世の中の人々はどんだけ東大好きなんですかね。学歴社会に脳を破壊されていませんか。

もちろん「東大生だから」というだけではなく「東大生の男子だから」というのが大きいのでしょう。被害者が東大生で、加害者が他大学だったら「東大生の将来をダメにしたクソ男ども」とは言われないでしょう。ただの性犯罪者扱いです。そういった意味では、学歴社会と性差別の合わせ技により起きた事件であると言えるでしょうね。

でもどうなんですかね。他大学の女子が東大生男子の集まりに行くことはあっても、東大生の女子が他大学生男子の集まりに行くことはあまり無いのでは?なにせ、東大女性から見たら低学歴男子なワケですからね。そういったこともあり、闇深い事件です。

この点については色々と持論があるのですが、それを文章で100%正確に伝えきれるとは思えないので書きません。誤解されると大変気まずいので。

タイトルは加害者のひとりが公判で実際に口にした言葉だそうです。こんな発言をしてしまうキミも相当頭悪いでって話なんですが、分からんかね?被害者の頭が悪かったのかどうかは僕には分からないので、それについては何とも言えませんが。

大半の東大生はもちろん分かっていると思うんですが、東大に入れた=頭が良いと証明されたというコトではありません。学力が高いのは間違いないでしょうけど。そもそも「頭が良い」って何なんだよ?って話でもあるんですが、そこはまぁ。

内容についてはまだ序盤なので何とも言えませんが、現代的な文体で綴られているなという印象です。現代劇なので、これぐらいの文体が丁度良いのかな。単行本サイズで470Pという結構なボリュームなので、気合を入れて読まなければ。頑張りマス。


以下、画像多めなので畳みます。




 

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 [雑記]

ネタ帳にはもうエロと物騒なネタしか残っていない。

・今週の読書
いつものアレ。

・サイコパス
お、呼んだか?

ほいではブチブチ。


・今週の読書
今週読了した本:
ふたりの証拠:アゴタ・クリストフ

現在読んでいる本:
第三の嘘:アゴタ・クリストフ

「ふたりの証拠」を読了しました。これはアカンですね、ぶっちゃけ面白くないです。前作「悪童日記」は傑作と呼んで良い出来であったため、その続編を読まないワケにも行かない…ということで読みましたが、読む必要無かったなという感じ。

まずですね、先週も書きましたが「悪童日記」のような斬新な記述形式ではなく、一般的な小説形式となっています。それが悪いというワケじゃないのですが、良さがひとつ消えたなという感じ。減点されたのではなく、加点が消えたということですね。

それによって浮彫になった致命的な問題がありまして、それは「文章がマズい」ということです。日記形式だと気にならなかったんですが、一般的な小説形式だとどうしても気になってしまう。どういう文章かというと…こんな感じ。

「目覚める。台所へ行く。竈に火を入れる。朝食を作る。食べ終える。庭へ出る。」

みたいな感じで、短文が死ぬほど続きます。ここぞという場面で使うなら効果的なんですが、これがまたかなり頻繁に出てくるんですよ。本来はテンポよく見える手法のはずなのに、乱発し過ぎて逆にテンポが悪い。

翻訳がマズいのか?と思ったんですが、翻訳者は前作と同じ方ですし、翻訳者曰く「原文に忠実に訳した」とのことなので、原文がそうなのでしょう。世間的にはコレが高評価ポイントのひとつらしいんですが…好みの問題かなぁ。いや、僕もよく使いますけどね。使い過ぎは良くないと思いますよって話です。

しかし翻訳自体にもちょっと問題があって、例えば姉が弟に対して「旦那様!酒を飲んで朝帰りしてうんぬん!」みたいにキレる場面があるんですが、姉が弟に対して「旦那様」なんて言うか?と。直訳するとそうなのかもしれないんですが、ここは「あんた!」とかにするべきでは?と、ド素人の僕は思ってしまうんですがどうでしょう。

そしてこの本の最もマズいポイントが「前作の世界観を完全に破壊した」ということです。コレもう別の小説として書くべきだったのでは?と思ってしまいますね。デビュー作である「悪童日記」が超絶ヒットしてしまったので、商業的な色気を出して書いてしまったんじゃないかなぁ…と邪推してしまうぐらい残念な出来になってしまっています。

というのも、最後の最後で超展開のちゃぶ台返しが炸裂し、読者を混乱に叩き落して続編に続く…というベタであざとい手法が取られているんですね。これは効果的であることは間違いないんですが、明らかに続編ありきの終わり方じゃないですか。作品愛より欲にまみれた思惑が透けて見えるので僕は好きじゃないですね。真相は知らんですが。

今日からは「第三の嘘」を読んでいます。散々言っておきながら読むのかよ!って話ですが、ココまで来たら最後まで行かないワケにも。内容はまだ序盤なのでアレですが、前作より更に微妙な内容で寝そうになりました。ちゃんと纏められるのかな、コレ。


・サイコパス
広辞苑によると「性格の異常性のために自分で悩んだり、社会を困らせたりするような性格。性格障害・人格障害にほぼ同じ」らしいんですが、そういった話ではなく一般人の会話で登場する「あいつサイコパスだよな」というライトなアレです。

世間では正論パンチで相手を撃破しようとする人は「人の気持ちが分からないサイコパス」とのことなんですが、本当にそうですかね。(世間って誰だ?って話ですが)

そもそも人の気持ちなんて分かるワケがないじゃないですか。なので、人の気持ちを想像して「こう思っているんじゃないかな」と推測することが「分かる」であるとしましょう。まさか世間の人々は言葉通り「人の気持ちが分かる」なんて思っているんですか?であれば、そいつらこそが真のサイコパスです。恐ろしい話ですね。

で、上の通り想像することが「分かる」なんだということにした場合、僕は「人の気持ちが分かる人間」である可能性が高いです。合っているかどうかは知りませんが、想像はするので。しかし合っていなかった場合、一般的には「人の気持ちが分からない奴」と言われてしまうので、想像したからといって「分かる」ワケじゃないのかもしれませんが。

ただまぁ、それは確率論じゃないですか。誰だって「分かるヤツ」の時もあるし「分からないヤツ」でもある時もあるでしょう。その「分かるヤツ」となる確率が高い人が本当の「分かるヤツ」なのかもしれませんが、計測しようがないので分かりません。とか言っている時点で恐らく「分からないヤツ」なのでしょうが。うっへっへ。

とりあえず僕も「分かるヤツ」であるとしましょう。じゃないと話が進まないので。違うかもしれませんが、そういうシナリオなので納得してください。

それでは本題の「正論パンチ」についてです。上に書いた通り、正論パンチで撃破しようとする奴は「人の気持ちの分からないサイコパス」であるとのことなんですが、僕は「人の気持ちが分かるヤツ」でありながら「正論パンチで撃破するサイコパス」です。分かったうえで殴ります。むしろ、分かるから一番効果的な手法で殴るのです。最悪ですね。

なんで正論パンチで殴るのかというと、世界を美しくしたいからですね。サイコパスっぽいでしょ。全ての人が正しく生きるのは無理だし、正しいことがいつでも最良であるワケではありません。人は間違うし、失敗するのです。僕もそうです。だからこそ正論で殴りたい。そんな人類だからこそ殴りたい。美しい世界を目指したい。頭おかしいでしょ。

でも実際はそんなに殴りません。だって面倒臭いじゃないですか。それでも殴る場合ってのはつまり、面倒臭いけど殴りたい!愛しているから面倒でも殴るんだ!みたいな感じですね。まるでDV夫みたいですね。やはりサイコパスなのでは?

でも実際はそれでも殴りません。だって嫌われるじゃないですか。それでも殴る場合ってのはつまり、嫌われるのは分かっているけど殴りたい!愛しているから嫌われても殴るんだ!みたいな感じですね。マジでヤバいんじゃないですか、僕。

でも実際には殴りません。なぜだろう。


そんな感じで、サイコに生きて行きマス。
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 [雑記]



・今週の読書
いつものアレ。

・オートファジー
改造するぞ。

ほいではドギュン。


・今週の読書
今週読了した本:
吐きたいほど愛してる:新堂冬樹

現在読んでいる本:
ふたりの証拠:アゴタ・クリストフ

「吐きたいほど愛してる」を読了しました。全4編の短編集であり、いずれもちょっと屈折した愛を描いたアレな作品となっています。トップバッターの「半蔵の黒子」が最高傑作で、他はボチボチといったところ。総合的には面白いという評価で。ただし、気持ち悪い描写が多めなので、そういったものに耐性の無い方にはオススメできません。

「半蔵の黒子」は本当によくできています。これを収録しているというだけでもこの本には価値があるというぐらい。オチがかなりシンプルなので、そこだけが残念ではありますね。それまで特濃だったのだから、最後までドロッとして欲しかったです。

次の「お鈴が来る」は普通過ぎてイマイチ。「まゆかの恋慕」も普通なんですが、こちらは物語が上手いのでボチボチ。最後の「英吉の部屋」は半蔵の黒子と傾向が若干被っているのがよくない。半蔵>>>>>まゆか>お鈴>>>英吉みたいな感じ。

ネットのレビューを見てみると、半蔵が突出しているというのは皆さん概ね一致。一方で「まゆかは不要だった」という声もあり、この辺りは好みが出そうですね。

新堂冬樹の本はこれで2冊目ですが、どちらも面白かったので著者ローラーしてもいいかもしれない。「白新堂」と「黒新堂」という二面性が存在するようで、白新堂はピュアな純愛や感動モノを書いているみたいですね。そちらには一切興味が無いので、黒新堂といわれるものを選んで行きたいなと。ただ、黒新堂はヤクザや闇金の話が結構多いみたいで、それも興味無いんだよなぁ…でも読まず嫌いはよくないですね。

ちなみにこの方、闇金出身でAV男優みたいな見た目の金髪ガングロ作家です。存在自体が面白いのはズルい。ぶっちゃけ好き。

今日からは「ふたりの証拠」を読んでいます。「悪童日記」の続編ですね。前作と違って今回は日記形式ではなく、地の文アリの一般的な小説の形式になっています。まだ序盤なのでアレですが、前作ほどもの変態オーラは感じないなぁという感じ。はてさて。


以下、長くなるので畳みます。





 

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 [雑記]

電動じゃない列車を電車と言うとキレられるらしい。

・今週の読書
いつものアレ。

・究極!タコベルの旅!
本当に究極かは知らん。

ほいではガタンゴトン。


・今週の読書
今週読了した本:
彼岸の奴隷:小川勝己

現在読んでいる本:
吐きたいほど愛してる:新堂冬樹

「彼岸の奴隷」を読了しました。殺人事件を追う刑事モノ、ヤクザを添えて。という定番のアレなんですが、主要登場人物が全員ド変態というのがポイントですね。

先週も書きましたが、全500Pのうち序盤の90Pはとてつもなく平凡な内容なのでやや退屈なんですが、それを過ぎれば変態度が上がってくるので面白くなります。しかし終盤はヤクザとの銃撃戦やら警察の闇といったありきたりな内容に戻ります。ただ、そういった部分も面白くないという程ではないので、総合評価としては面白い方かと。

登場人物の中ではヤクザの八木澤という男が一番の変態だと思うんですが、コイツの嗜好は割と理解できるんですよね。自分を嫌悪する女しか愛せない、その女を徹底的に虐待・凌辱することでしか興奮出来ない、そして最後には食べることで一体化したいという。もちろんそこまで猟奇的な嗜好は無いのでアレですが、部分的に理解できるというか。

例えば自分を嫌悪する…ってのはつまり、自分をちゃんと個人として認識してくれる相手を求めているってことじゃないですか。コイツはヤクザのボスなので権力やら金に媚びる女は沢山寄ってくるのですが、それらには興味が無いと言っています。そりゃそうですよね、そいつらが求めているのは権力や金であって、自分はただの付属品でしかないのだから。

一方で自分を蔑んだり嫌悪したりする人ってのは、自分という存在をマイナス方向ではあるけれどもちゃんと認識してくれているってことですよね。「アンチはファンの一種」なんて言いますが、どうでもいいならアンチにならないはずじゃないですか。

もちろんアンチよりファンの方が嬉しいんでしょうけど、権力や金がある意味で邪魔をして「自分のファン」は獲得し難いのでしょう。いやまぁ、そこについては語られてないのでアレなんですが。なんとなく愛への飢餓感なんじゃないかと思うんですよね。

徹底的に凌辱したいってのも、そうすることで密接に繋がれるんじゃないかなと。強い愛情を築くのは非常に難しいし時間もかかりますが、強い憎しみは割とソッコーで築けます。怒り、恐怖、悲しみ、全てをお手軽に獲得できるのが凌辱。手っ取り早いんですね。

食べるのはアレです、一生一緒にいたいという。寂しいんですね。さすがに僕は人を食べるとかは興味ないんですが、人類全員の脳がネットワークで直結したら大体の問題は解決するだろうなぁとは思っています。あなたは私、私はあなた。私が私を大切に思うのなら、それはつまりあなたを大切に思うということ…みたいな。群体としての人ですね。

そういった感じで、手段が良いとは思いませんが「愛を求めている」というのが根底にあるのはよく分かるので、結構ピュアなヤツだよなぁと。

続いて「吐きたいほど愛してる」を読んでいます。短編集であり、4編収録されているのですが既に3編まで読了しています。うーむ、明日で終わってしまうな。詳しくは来週書きます。書くことがなくなるからな!


以下、長くなりそうなので畳みます。








 

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