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 [雑記]

宇宙のどこかに2人目の僕がいる。僕が2人目なのかも…

・今週の読書
いつものアレ。

・宇宙人
我々も宇宙人ではあるのだが。

ほいではxkえsqlおzlb


・今週の読書
今週読了した本:
火の鳥1~3:手塚治虫

現在読んでいる本:
火の鳥4~6:手塚治虫

「火の鳥」の1~3巻を読了しました。1巻が黎明編、2巻が未来編、3巻がヤマト編と異形編です。いずれも物語の主題は一貫しているんですが、それぞれ違った見せ方で描かれているので退屈に感じることは無いです。上手いなぁ…凄い漫画家ですよ、手塚治虫は。

それぞれ異なった物語なので単純に順位付けするのは難しいんですが、僕の好みでいうと未来編が圧倒的に面白いですね。以降は黎明編、異形編、ヤマト編の順でしょうか。未来編はファンの間でも圧倒的1位に選ばれている作品で、マジで神作です。まだまだ序盤なので、全て読了した際に改めてランキングしようと思います。覚えていたら。

火の鳥は複雑な経緯を辿った作品なので幾つかの雑誌に分かれて掲載されており、本編とは関係の薄いエピソードやら幻のエピソードやらが存在するんですが、概ね14個ぐらいのエピソードがあります。ただ、出版社によって掲載順が違っています。なので「この順番で読むのが正しい」といったものが曖昧で、そこはちょっと困りますよね。

読み順は大きく分けて3つあって

1.現在の出版順(角川版とか、少女クラブ版とか)
2.原作出版順
3.時系列順

ということになっています。

現在の出版順は一番読みやすいですよね、1巻から順に読んで行けば良いので。出版社によっていつの版を収録したかが違うので、内容が異なるようです。

原作順はそのまんまですね、手塚治虫が描いた順です。といっても手塚治虫が加筆修正したりしているので、結局いつの時点での「描いた順」なのかはアレですが、とりあえずは「初版が発表された順」としておいて良いのではないでしょうか。

最後は時系列順ですね。火の鳥は3世紀の邪馬台国から西暦3404年の未来を描いた壮大な物語なので、各編で時代設定が異なります。なので黎明編から始まって未来編で終わる…という読み方もできるんですが、これはぶっちゃけやめた方がいいと思います。

というのも、未来編って黎明編の次に描かれた話なんですよ。なので手塚治虫としても序盤で読むことを想定していたと思うんですよね。僕も黎明編を読んだ後に未来編を読んで「火の鳥はこういうテーマを描いて行く話なんだね」と分かりました。まだ全部読んでないのでアレですが、これが結論なのだろうなと確信できるほどの内容が描かれています。

始まりと終わりを描いて、次に中を埋めて行く…という構造なんですよね。これにはもっと壮大な仕掛けがあるのだ…ということは知識としては知っているんですが、それは全て読んで納得してから書くとします。いや、書かない方がいいのかな。

今日からは4~6巻ですね。鳳凰編、復活編、羽衣編、望郷編です。鳳凰編は未来編に次ぐ傑作と言われており、むしろ鳳凰編こそが火の鳥だ!という人も少なくないとかなんとか。確かに「鳳凰」の名を冠した話こそが火の鳥のメインエピソードなのかも。


長くなったので畳みます。






 

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 [雑記]

グローバルな賢さを。

・今週の読書
いつものアレ。

・通販戦争
大怪獣バトル。もはや日本は蚊帳の外。

ほいではチョロン。


・今週の読書
今週読了した本:
ぼっけえ、きょうてえ:岩井志麻子

現在読んでいる本:
火の鳥1~3:手塚治虫

「ぼっけえ、きょうてえ」を読了しました。短編集であり4作収録されており、ひとつは日本ホラー小説大賞を受賞した表題作、他は書き下ろしです。メジャーデビュー作?でもある表題作は間違いなく面白いのですが、書き下ろしは一枚、二枚落ちる感じです。過去の自分は最強の敵なんだよなぁ…クリエイターは永遠に戦い続けなければならない。

今日からは「火の鳥」を読んでいます。1巻の200Pまで読みましたが、コレはやはり子供が読んでも分からんマンガですね。ポプラ社によると対象年齢は小学校5~6年生ということになっているんですが、本当かなぁ…これはちょっと怪しいですね。

というのも、物語の序盤でペニシリン(抗生物質)を扱う場面がありまして、ナレーションによる説明がついているんですよ。その出だしが「みなさんはもうご存じかもしれないが」なんですよね。現代なら小学5年生でも知っているかもしれませんけど、この漫画(黎明編COM版)が描かれたのは1967年です。インターネットも存在しない時代に、小学生がペニシリンを知っているとは到底思えないんですよね。

手塚治虫は医師免許を持っているのでもちろん知っていたでしょうけれど、一般人は大人であってもよほど興味が無い限りは知らなかったのでは。そういった時代なので、小学生相手に「ご存じかもしれないが」と前置きするとは思えないんですよね。

ただ、COM版よりも前に存在していた漫画少年版(1954年)ではペニシリンが登場せず火の鳥の生き血で病気を治すようなので、この頃は小学生が対象だったのかも。COM版でリメイクするにあたり「本当に描きたいものを表現するためには子供向けじゃ難しい…」みたいな思いがあって、対象年齢を引き上げたのかもしれない。子供向けは制約多いからね。

今週は3冊借りたので合計1,000Pぐらいあるんですが、1日200P以上読めるのでこの分量で問題無さそうです。次も3冊予約しておこう。


以下、政治的に怪しい内容なので畳みます。





 

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 [雑記]

幻想を捨てよ。

・今週の読書
いつものアレ。

・昆虫 vs 甲殻類
白黒つけようぜ。虫画像注意。

ほいではバリバリバリ。


・今週の読書
今週読了した本:
絶望ブランコ:大石圭

現在読んでいる本:
ぼっけえ、きょうてえ:岩井志麻子

「絶望ブランコ」を読了しました。これはなぁ…薄味ですね。最序盤はかなり良い感じだったのですが、そこまででした。その後はソッコーでオチが読める、話に厚みが無い、主人公の行動が不自然過ぎる、終わり方がかなりショボい等々。

今日からは「ぼっけえ、きょうてえ」を読んでいます。ホラー短編集ですね。まずは表題作を読みましたが、なかなか面白かったです。岡山弁で書かれているようで少し読みにくいですが、外部の人間には理解不能の方言は使用されていないので問題はありません。

例えば「風邪を引いてえらい」とか「かんこうする」とか言われても意味分からんじゃないですか。どちらも名古屋弁で「えらい」は「しんどい」みたいな意味で「かんこう」は「工夫」みたいな意味です。最近は使いませんけど。そういった謎ワードはタイトルの「ぼっけぇ」と「きょうてえ」ぐらいで、表紙の裏に説明が書いてあります。

ジャパニーズホラーはいいですね。続きも楽しみです。


以下、虫画像があるので畳みます。
苦手な方はご注意ください。






 

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 [雑記]

エビは平気で食べるくせに、セミは食べられないのだ。

・今週の読書
いつものアレ。

・今期のアニメ
お茶濁し。

ほいではぶしゃー!


・今週の読書
今週読了した本:
女ともだち:真梨幸子

現在読んでいる本:
絶望ブランコ:大石圭

「女ともだち」を読了しました。これはなぁ…ナシですね。これまで読んだ真梨作品は前半はスゲェ面白くて、後半は無茶苦茶になって残念でしたというある種の様式美が展開されていたんですが、今回は序盤微妙、中盤ぼちぼち、終盤残念という一味違った作りになっていました。スゲェ面白い部分がなくなっているので、パワーダウンですね。

内容は雑誌記者が猟奇的殺人事件の真相を追うというごく普通のアレですね。「女ともだち」というタイトルから、ゲロと糞尿を丁寧に混ぜ合わせて雑にミネラルウォーターで薄めたような人間関係を期待していたのですが、そういった要素はかなり弱いです。無いとは言いませんが、この程度で「女ともだち」は期待させ過ぎだよなぁと。

ただ何というか、僕が男だから(あるいは鈍いから)分からんだけなのかもしれません。女性が読んだら案外「分かるわー」となるやも。

今日からは「絶望ブランコ」を読んでいます。これは期待できますね、序盤から面白い香りが漂ってきます。タイトル通りの絶望を見せてくれそうな香りが。現実の世界ではそういった経験をする人なんていない方が良いですが、それでも僕らにはそういったものを見たいという残虐性が備わっているワケですよ。だからフィクションがあるのです。

ゲーム業界なんかじゃじわじわと規制強化されてきていますし、そのうち「残虐なものは一切禁止!」みたいになったりするのかな。


とりあえず畳みます。





 

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 [雑記]

教育こそ力。

・今週の読書
いつものアレ。

・性交同意年齢の謎
愚かになり行く人類を象徴している。

ほいではドスン。


・今週の読書
今週読了した本:
孤虫症:真梨幸子

現在読んでいる本:
女ともだち:真梨幸子

「孤虫症」を読了しました。以前読んだ「殺人鬼フジコ」の著者のデビュー作ですね。寄生虫をテーマとしたエログロ・バイオホラーで、途中まではかなり面白いです。しかし途中から大崩壊するので、総合的に見ると微妙な作品となってしまうかも。

なんというか、デビュー作なので仕方ないといえばそうなんですが、色々なことを盛り込もうと頑張り過ぎて失敗しているんですよね。前半はエログロもバイオホラーもしっかり描けているんですが、後半に入って登場人物が急に増えたあたりで話が煩雑になり、しょうもない昼ドラ&三流ミステリみたいな展開になってしまうんですよね。

後の作品である「フジコ」も似たような感じでつまらなくなるので、話を大きく動かすのが著者の好みなのでしょう。上手く行っているようには思えませんが。

よく「起承転結」と言いますが、この中で「転」って一番難しいと思うんですよね。話を展開させつつも、決して主軸がブレてはいけない。そこがブレてしまうとただの一貫性の無い話になってしまう。今回の「孤虫症」で言えばエログロ・バイオホラーを最後まで貫くべきで、どうでもいいミステリは入れるべきじゃなかったと思うんですよ。

そのミステリにしても、出来が良ければ割と面白い作品になったのかもしれませんが、かなりお粗末なんですよね。「フジコ」のテキトーなバイオレンス描写もそうでしたけど、苦手なものを雑にぶち込んでも作品が良くなることはないんじゃないかなぁ…どうしても入れたいならちゃんと調べないと。リアリティがなさ過ぎて白ける要因になりますし。

とはいえ、(前半に限れば)デビュー作でここまで書けるのは物凄いことだと思うし、のちに「フジコ」で50万部超の大作家になるのも納得といったところでしょう。

ちなみに50万部というのはかなり凄い数字で、直木賞作品でも大体10~20万部が多いし、あの東野圭吾の「容疑者Xの献身」も当初は50万部程度(後に100万部以上になりますが)だったとかなんとか。そもそも日本の「小説を日常的に購入している人口」は400万人から多くて1,000万人程度と言われているので、50万部ってとんでもないですよ。

東野圭吾、宮部みゆき、村上春樹、湊かなえ等々、圧倒的ネームバリューを持つ作家だと普段小説を買わない層も買ったりするので、また違ってくるでしょうが。

今日からは「女ともだち」を読んでいます。予約を忘れていたので全く吟味せずに同著者の2作目を借りたんですが、コレは…うーむ。

まだ序盤なんですが、面白い香りが漂ってきませんね。「孤虫症」も「フジコ」も前半はフルスロットルでぶっ飛ばして、後半はエネルギー切れで爆死というパターンだったので、前半だけは楽しませてくれるだろうと思っていたのですが。後半は期待していないので、前半が面白くないまま終わってしまうと…さて、どうなる。


以下、アレな話なので畳みます。







 

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