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泡 [雑記]

迷っている間は常に何かを求めている。

今週はこんな内容でごんす。

・人生と感情
喜怒哀楽についての考察。

・春アニメ最終評価
春アニメが一通り終わったので、最終評価をば。

・今週の進捗
絵の話。いつものヤツです。
ただし、今回は全裸絵です。女性にとっては不快な絵かもしれません。
僕には、上達するうえで描くべき理由があったので。

・お仕事記
今週もニートでしたが、いつもとは違う!

ほいではスタート。


・人生と感情
喜怒哀楽ってあるじゃないですか。
果たして、この4つの感情のうち人間にとって最も大事な感情はどれなのか。
※何やら断定している感じの文章ですが、あくまで僕個人の見解です。

人間の感情は複雑なので、必ずしもこの4つに分類できるワケじゃないとは思うのですが、話がややこしくなるので全てこの4つのいずれかに分類されるという前提で進めます。

いきなり結論を述べますと、僕は「喜」が一番大事だと思います。この4つの感情のうち、人生を最も豊かにしているのが「喜」だと考えているためです。

例えばゲームで遊んだり漫画を読んだりとするじゃないですか。そうすると「楽しい」という感情は生まれすが、一般的には「喜び」という感情は生まれないじゃないですか。なぜなら、快楽を得ただけで何も達成されていないからです。

喜びというのは、何かの願望が達成されたり、何かの益(物質的・精神的を問わず)を享受した際に生まれる気持ちであって、快楽からは得られないからです。ゲームで遊んで喜ぶとか、漫画を読んで喜ぶとか、基本的にはありませんよね。

※「喜」だと不自然な文章になるので一部「喜」を「嬉」と言い換えます。この二つは同じ感情だと思うので。厳密には違うのかもしれませんが。

こち亀を全巻読破できて嬉しい…これは分かります。「全巻読破」という目標を達成していますからね。でも「こち亀90巻を読んで嬉しかった」などという感想はありません。「90巻を読めて嬉しかった」なら分かりますが、これは願望の達成ですし。

プレゼントを受け取って嬉しい…これも分かります。プレゼントという物理的な益を享受していますし、同時に相手の思いやりという精神的な益を享受しています。こちらは漫画とは逆に「プレゼントを貰えて楽しい」などという感想はありません。

「喜」はトロフィーとして自分の中に刻まれる感情です。一方で「楽」は過ぎ去って行く一瞬の快楽に過ぎません。「楽しい思い出」というのは心に留まりますが、それは思い出が「楽」から「喜」に昇華されているので心に刻まれているのです。

つまり「『楽しい思い出』を得られて『嬉しい』」なのです。恐らく、その楽しかった瞬間はまだ思い出になっていないので「喜」は生まれていないと思います。楽しかった瞬間が終わって、それが思い出に変わった時に「喜」となり心に刻まれる、と。

そういうわけで「楽」は瞬間火力は高いものの持続力が無く、「喜」は瞬間火力もありながらも持続力のあるサイキョーのポジティブ感情なのだろうなと。


ではネガティブな感情はというと「怒」と「哀」ですよね。この二つは必ずしもネガティブというワケじゃないですけど、便宜的にそのように分類します。

僕にとっては「怒」は大切な感情です。これが無いと戦えないからです。一生自分と戦い続ける気満々なので、一生失う訳には行かない感情なんですけど、ぶっちゃけ辛い。怒りっぱなしは超辛い。なので、一般的にはそこまで重要な感情だとは思いません。

とはいえ、ここ一番で最強の切り札であることは確かなので、怒が全くないのも問題です。用法容量を守って正しくお使い下さい…みたいな。劇薬ポジション。

「哀」はどうだろう…あまり意識したことがないんですよね。多分「哀」が「怒」に変換されるタイプの人間なので。あ、でもヴァイオレットエヴァーガーデンの10話を見て涙腺がやられるのは「哀」なんだろうか。もしそうなら重要だな、うむ。

「哀」をずっと抱えて生きて行くのは辛いし、そこから何かを生み出すのもまた辛い。無いのは問題だけど、あり過ぎてもよくない。そんなポジション。


ネガティブ勢は最重要とは言い難いので「喜」の優勝です!おめでとうございます!
僕も「喜」が欲しいなぁ…「怒」だけではお腹が減るぜよ。


・春アニメ最終評価
2021年春アニメの評価です。ネタバレあります。
例によって点数は僕個人の価値観なので、万人が納得できるものではないです。

この評価の目的:
これから視聴しようという方、あるいは既に視聴した方へのひとつの意見として。
素人が好き勝手に言わせて頂いていますが、製作関係者の方には感謝しています。しかし、ソレと内容の良し悪しは一切関係がありません。良い部分は良い、悪い部分は悪い。そこはハッキリさせようじゃありませんか。(究極的には好みの問題ですが)

評価方式は概ね下記の通りです。

順位:総合点数順ですが、同点の場合は物語を重視します
物語:ストーリーの面白さ、設定の作り込み、整合性等
映像:作画の良さ、動画の良さ、美術の良さ、独自性等
音響:声優の技量、キャスティング、OPED・劇伴の良さ
総合:上を加味した総合点数
履歴:開始前評価>初回評価>中間評価の履歴です。

50点:悪い、60点:不満、70点:普通、80点:満足、90点:絶賛

総合点なんですが、これは作品の品質を表しているとお考え下さい。
例えば、物語が0点で他が100点の一般ジャンルアニメの総合点は60点となります。物語が0点ですから、はっきり言ってしまえば「無茶苦茶つまらないアニメ」であり、見るのが苦痛なレベルなので印象としては総合0点の作品だと感じるかもしれません。

しかし、映像と音響は最高峰です。このため、物語を一切無視した映像作品として考えればハイクオリティの作品ということになります。ということで「物語は苦痛だが映像と音は美しい差し引き60点の作品」となります。これが総合点の意味合いです。

1.不滅のあなたへ (連続2クールの途中、12話までの評価)
物語:78点 映像:86点 音響:84点 総合:82点 履歴:B>B+>A
寸評:ニナンナ・ヤノメ編(マーチ編)までなら物語:85点付近であったものの、タクナハ編(グーグー編)からは冗長でメリハリの無い展開が続いたため減点。映像は一切の破綻が無くハイレベル。音響も劇伴、声優共に素晴らしい仕事をしていますね。

特に主役であるフシの声優、川島零士さんの演技が凄い。「まだ人間ではないフシ」から「人間となったフシ」への成長段階を見事に演じ分けています。これで初主演というのだから、もはや化け物かというレベル。きっと大物になるんやろなぁ。

総集編を挟み、次回からは新章が始まります。タクナハ編中盤のような退屈な内容にならないといいんですけど…果たして。

2.ゾンビランドサガ リベンジ
物語:70点 映像:77点 音響:83点 総合:77点 履歴:ナシ>B>B+
寸評:続編です。ギャグとドラマのバランスが良かった前作とは異なり、今作ではドラマに重きを置いた内容となりました。が、所々に面白くもないギャグ回を挟んでしまったのは失敗でしょう。ドラマは良い出来なのでそちらに倒した方が良かったかと。

キャラデザは秀逸で、作画も良好です。ただ、これは前作からなんですが3Dライブが微妙です。3Dを上手く使えないのであれば、多少クオリティを落としても手描きにした方が良かったのでは?仮にもアイドルモノなので、ライブが微妙なのは痛い。音響面は問題ありません。声優良し、音楽は…良くはないけど悪くもないといったところ。

最後に謎の伏線を残して終わりましたが、正直なところこれ以上続けるのはキツイと思います。ライブ大盛況で綺麗に終わっておくべきだったのでは。

3.転スラ日記
物語:72点 映像:80点 音響:78点 総合:76点 履歴:C>B->B-
寸評:本編はバトルアニメですが、こちらは日常系。内容は極めて平凡でしたが、可もなく不可もなくといったところでしょう。絵は美麗で、本編より遥かにハイクオリティです。キャラデザが全然違うので、本編ファンは納得行かないかと思いますが。

見所はリルムや鬼達ではなく、オークのゲルドですね。彼の誠実な人柄がこのアニメ最大のウリなんじゃないかと思います。いっそのこと、リルムや鬼を脇役に追いやってゲルドを主軸に組み立てた方が面白かったのではなかろうか。

4.シャドーハウス
物語:63点 映像:82点 音響:82点 総合:74点 履歴:B>B->B
寸評:約束のネバーランド(1期)のようなテイストで良かったんですが、風呂敷を広げ過ぎて13話では畳みきれませんでしたね。そもそも畳む気が無く2期前提だったのかもしれませんが、そうだとしても1期のうちに説明しておくべき内容が説明されず。

具体的には「ケイトはなぜシャドーハウスの秘密を知っているのか?」というところです。物語の核心に触れる内容なので今はまだ語れないといった事情があるのかもしれませんが、これを前提に話を展開させる以上は何らかの処置が必要でした。

この最重要ポイントについて何も示唆することなく話を進めてしまったがために、11話からの展開(アニオリらしいです)はかなり強引に見えてしまいます。終わり方からすると2期は無さそうですし、消化不良アニメという印象は拭えません。

映像と音響は文句無し。とても良い出来でした。

5.戦闘員、派遣します!
物語:69点 映像:74点 音響:77点 総合:73点 履歴:B>B>B
寸評:テンション高めのギャグアニメ。主人公のゲスさが本作のウリだというのは分かるんですが、割と常識的な範囲でのゲスさであったため少々期待外れではありました。あまりゲスにすると人を選ぶ作品になってしまうので、正しい判断ではありますが。

ギャグアニメとはいえどさして突飛な展開はなく、終始無難な感じでまとめ切りました。良くも悪くも普通。また、物語の進行上仕方の無いことではあるんですが、悪の幹部3人が殆ど活躍しなかったのは少々残念。結構いいキャラだったと思うんですけど。

6.フルーツバスケット The Final
物語:67点 映像:75点 音響:78点 総合:73点 履歴:B>B+>B-
寸評:人間ドラマ系?ラブコメ三部作完結編。これは何とも評価の難しい作品で、話自体はかなり面白いと思うんですよ。でも、見せ方というかアニメとしての組み立て方が絶望的にイケてないので物凄く雑な展開に見えてしまうんですよね。

京子さんが事故った際の言葉も蛇足だったよなぁ…とか、意図的に視聴者を白けさせているのだと言わんばかりの演出もてんこ盛りでした。原作者が監修していながら、なんでこうなってしまったのだろうか。大変惜しい作品です。

7.Vivy -Fluorite Eye’s Song-
物語:61点 映像:71点 音響:76点 総合:68点 履歴:A>B+>B+
寸評:SFモドキ。かなり期待していたのですが、面白いのは序盤だけでした。宇宙ホテルの中盤ぐらいまでが限度で、それ以降の話は乱造されるなろう系と大差無いクオリティに。特にオフィーリア関連の話は酷くて、飛ばした方が良かったのでは。飛ばすとDivaが消滅しない=作曲できない=アーカイブを止められないので話が成立しませんけど。

SF設定は無茶苦茶で、とてもじゃないですかSFとしては見られたものではありません。単に「AIという名の人間が過去に戻ってやり直すアニメ」と思った方が良いでしょう。

話の軸も定まっておらず。これってAIと人間の共存できる世界を取り戻す話ですよね?そして100年の旅の中でAIの個としての在り方や、人間とAIの付き合い方がどう変わって行くのか、そういった文明の成長、あるいはAIや人間そのものの成長を内包した壮大な物語だったと思うんです。最初は。そうあって欲しかったという僕の願望かもしれませんが。

ところが、蓋を開けてみれば人間は基本的にその他大勢のモブで、物語の主軸はAIとAIの交流がメインであり、またそのAIも自分で考えるという力を獲得してしまっているため、ぶっちゃけ丈夫な人間と言っても良い代物した。そりゃ人権問題も出てくるよ。むしろなんで問題解決前に製造に踏み切ったんだ。全てにおいて浅い。その一言に尽きます。

映像面は評価の分かれるところで、動画は凄いんです。でも仕上げが微妙なんだよなぁ…回によって品質がマチマチなんですよね。僕はどちらかというと動きよりも造型や仕上げに重きを置くのでこの評価ですが、動き重視の方ならばもっと高い評価かと。

音響はボチボチじゃないでしょうか。歌姫という設定の割には疑問符がつく歌唱力ではありましたが、楽曲自体はなかなか良かったと思います。

8.スーパーカブ
物語:54点 映像:79点 音響:65点 総合:65点 履歴:A>A>B-
寸評:最初は良かった枠。何と言っても、椎ちゃんが登場したあたりから小熊の態度の悪さが一際目立ってしまったのが痛かったですね。

元々こういうキャラだったのでしょうが、序盤は一匹狼だったので誰とも会話する機会が無く、露見することもありませんでした。礼子と知り合ってからは会話も増えましたが、礼子がかなりの強キャラなので小熊が悪目立ちすることはありませんでした。

しかし、椎ちゃんという弱キャラが登場したことによりそれが崩れてしまいます。本人達にはそんなつもりは無いのでしょうが、無料のコーヒーを目当てにパン屋に出入りしている様はまるでタカりです。コーヒー飲んだらさっさと帰ってしまうし。原作読者曰く「元々そういう作品。勘違いしていただけ」とのこと。なんてこった。

映像は序盤神、中盤以降は良というところだったのでこの評価。1話は衝撃的だったんですけどね、さすがに全編超クオリティは厳しいか。

音響はですねぇ…低評価していますが、楽曲自体はいいんですよ。何せクラシックの名曲を沢山使っていますからね。一覧にするとこんな感じ。

1話 ドビュッシー:アラベスク、月の光
2話 ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
3話 リスト:愛の夢
4話 ドビュッシー:ベルガマスク組曲「プレリュード」
5話 ドビュッシー:夢、シューマン:トロイメライ
6話 サティ:je te veux
7話 サティ:ジムノペディ
8話 ベートーヴェン:悲愴 第二楽章
9話 ドビュッシー:水の反映
10話 ショパン:ノクターンOp9-2、リスト:コンソレーション3番
11話 ヴィヴァルディ:冬、ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
12話 エルガー:愛の挨拶

が、前にも書きましたけど統一感無いんですよね。最初はこの作品のカラーとしてドビュッシーを採用したのかな?と思っていたんですけど、3話でリストが来ました。この時点では何らかの意図があるものと思っており、次のように考えました。

1.ドビュッシーから古典へと遡って行く
人との付き合いを避けるようになった小熊がカブに乗ることで何らかのトラウマを乗り越え、過去の自分を取り戻して行くというストーリーなのかな?

2.雰囲気に合っていればOK、テキトーに使うぜ!
特に意図は無い。

結果的には2番だったのが残念。ドビュッシーに戻り、その後にサティへと行ったところで「リストは気の迷いで、近代フランス音楽に統一したかったんだな!」と思いかけたんですが、8話でベートーヴェン大先生ですよ。なんやねんコレ。

名曲はどう使っても名曲なんですよ。でも、出来ることならば名曲に相応しい使い方をして頂きたい。ただただ「名曲を使えば満足するんじゃろ?ん?」というのでなく、しっかりとコンセプトを持って頂きたい。そういうワケで超減点です。

9.イジらないで、長瀞さん
物語:48点 映像:78点 音響:69点 総合:63点 履歴:C>A->B-
寸評:ウザさがウリのアニメ。それ自体の出来は良好で、かなりウザい感じに仕上がっています。しかし、メリハリが無く終始ウザいのは問題アリです。原因は明らかで、先輩があまりにも弱過ぎるんです。少し強気に出る場面があれば盛り上がったのに。

そのような先輩主導の山場が存在しなかったため、長瀞さん自身が勝手に盛り上がって勝手に照れるといった一人芝居をしなければならない羽目になり、イジりの裏に隠された(隠れてないが)長瀞さんの純愛という要素が寒々しく見えてしまいます。

そもそもの話、長瀞さんが先輩を好きになる理由というものが極めて弱いためラブコメとして成立していません。「なぜそんなに先輩に執着するのか?」という恋愛における最大の関心事項がスッポリ抜け落ちているので、あんこの無い大福みたいなモンですよ。

また、一部の「イジり」がどう見てもイジりの範疇を超えており、フィクションといえどどうなのかという部分も。ピアスの穴を無理矢理あけようとしたり、バリカンで髪を刈ろうとするというのは本気でなかったとしてもやっちゃいかんヤツでしょう。

以下、切ったもの。

1話まで
・ドラゴン、家を買う
理由:ギャグが面白くない。ナレーションに難アリ。

・幼なじみが絶対に負けないラブコメ
理由:登場人物の思考が常軌を逸している。かといってギャグとして面白くもない。

2話まで
・スライム倒して300年
理由:悪くはなかったものの、若干パンチ力不足。

・聖女の魔力は万能です
理由:物語性が薄く、設定や人物の言動に描写不足が目立つ。

・セブンナイツレボリューション
理由:ご都合主義の連続で物語に説得力無し。

・BLUE REFLECTION RAY
理由:申し訳ないが商業レベルのクオリティではない。

・すばらしきこのせかい
理由:美麗な3D映像は素晴らしいが物語性があまりにも薄い。

・結城友奈は勇者である ちゅるっと
理由:あまりにもショート過ぎ(2分?)で内容皆無。仕方なし。

・バトルアスリーテス大運動会 ReSTART!
理由:シリーズの伝統を受け継ぎ物語性は皆無。作画も低品質。

・86―エイティシックス―
理由:物語の構成があまりにも悪過ぎた。1話が致命的。

3話まで
・やくならマグカップも
理由:実質12分アニメ。内容が薄く、実写パートもつまらない。

・ひげを剃る。そして女子高生を拾う
理由:登場人物の思考が常軌を逸しており受け入れられない。絵は良い。

・異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω
理由:エロアニメなのだという覚悟が出来ていない。中途半端。

・究極進化したフルダイブRPG
理由:ゲーム部分の作り込みが甘過ぎる。物語の展開も期待できそうにない。

2話で切ってはいるものの「スライム倒して300年」はそこまで悪い内容ではなく、切っていなかったら恐らく7位ぐらいには入ったであろうと思われます。まさか上位陣がここまで失速するとは思っていなかったので足切りしましたが、判断ミスだったかもしれず。

総評としては、物語がイマイチなシーズンでした。今期に限った話ではなく、近年は物語:70点以上を出せるようなアニメは殆ど無いんですが、それにしても軒並み低い。近年の完走作品の中で物語:70点以上の作品数はこんな感じです。

2021(春):3本、最高78点 (不滅、転スラ日記、ゾンビ)
2021(冬):6本、最高92点 (Dr.ST、のんのん、Re:ゼロ、無職、呪術、ゆるキャン)
2020(秋):5本、最高81点 (ストパン、魔王城、タルト、ごちうさ、OneRoom)
2020(夏):4本、最高77点 (オリンピア、天晴、ていぼう、デカダン)
2020(春):6本、最高85点 (かくし、かぐや、波よ、イェスタデイ、つぐもも、タタミ)
2020(冬):4本、最高83点 (異種族、バンドリ、ランウェイ、ネコぱら)

んー、近年で最低だったようです。この中には70点ギリギリの作品もいくつかあるので明確な差があるかというとそうでもないんですが、ラインナップが貧弱だったというのは確かでしょう。最高得点に着目すると2020年(夏)が最弱なんですけれども。

来期はどうでしょう。詳しくは来週か再来週に書きますが、今のところは歌劇、死神、メイドラゴンが恐らく70点以上なので今期超えはほぼ確実でしょう。しかし1~2話切りが予想以上に多いため、豊作のシーズンに迫れるかはちょっと怪しいですね。


ここまでで8,705文字だそうです。こんなの読む人いるんですかね。
文庫本1ページあたり大体600文字らしいので、15ページ分ぐらいか。読書の鬼は1ページ20秒ぐらいで読むらしいので、5分で読めてしまうということに。おそろしや。

といったところで春アニメ評価おしまい。



以下、絵の話なので畳みます。
既に長過ぎて畳む意味とか1ミリも無いんですけれども。






 
・今週の進捗
今週は練習できなかった日が1日あったんですけど、それでも平均5.5時間やりました。その日を抜くと6.7時間。結構頑張った甲斐あって、今週も1枚完成です。

なんと18時間で完成してしまいました。最近、明らかに描くのが早くなってきたなぁ…塗りの手法が確立されたのと、女教師の際に線画の練習をしたのが大きいかもしれませぬ。それらによって「コレが正解」と分かったので、あまり迷わなくなりました。

ほいではラフとか無しで完成品をドン。

2021-07-05_パイモン_X.jpg
原神(ゲーム)のパイモン

まぁまぁ、ちょっと待ちたまえ。僕の話を聞いてくれ。
言いたいことはわかります。しかし落ち着いて頂きたい。

前回、ダサ塗りを脱しなければならないという話を書いたじゃないですか。そして、塗りの基本は肌です。肌がダサければ全てがダサくなるので、まずは肌から攻略しなければなりません。そういうワケですので、全裸を描くのは必然ということです。

完成版はもっと変態度の高い絵なんですけど、ソレを貼ってしまうと完全にR18なのでさすがに怒られるかなと思い、性的な部分は排除したモノです。一般的に性的と言われる部分は何も無くつんつるてんです。そういう問題じゃないと言われそうですが。

肌はリアルな筋肉や骨を意識して描いていますが、これは一般的なデフォルメ表現(凹凸のないツルンとした表現)よりもこちらの方がより艶めかしいからです。顔はツルンとした表現でないと劇画調になってしまいますが、身体はこのような表現もアリです。

しかしライティングはテカテカと現実ではありえない光沢感を出し、このギャップが「ただのリアルでもデフォルメでもない艶やかな身体」を作り出しています。

…ということが超売れっ子イラストレーターさんの絵を研究してわかったので、技術をパクってきました。超売れっ子がやっているのだから世の流行に反するものでないのは確かだし、何より僕はこの表現が好きなのでコレがいい。

そう、僕が好き。それが一番重要です。

そして、最重要課題であった髪の塗り。これもかなりいい感じに塗れたかなとは思うものの、まだちょっと完成とは言い難い感じですね。方向性としてはコレで問題無いので、あとは場数を踏んで慣れて行くしかないかなと思います。

同じく課題であった髪の造形については、今回は良い資料があったのでぼちぼち描けました。でも自分の技として獲得した感触は無いので、色んなキャラ(というか髪型)を描いて自分の中の「こうやって描く」という手法を確立する必要がありますね。

それはそうと、ちょっと予想外だったんですよね。この絵の評価が。
最近描いた絵の中ではダントツで評価が低くて、不人気だったナポレオン風の絵を遥かに下回る成果しか出せなかったんですよ。ロリ絵というものは世の中にもっと受け入れられるものと思っていたんですが、僕が思っているよりも少数派なんですかね…

ちなみに僕は前にも書きましたけど「ロリコンではないけどロリもアリ派」です。もちろん「イラストにおいては」ですが。現実はもちろん別。NO児ポです。

絵の出来栄えだけで言えば最近の中じゃ圧倒的にハイクオリティだと思うんですが、結局のところ絵のクオリティ(というか上手い下手)というのは二の次であって、ズキュンと来るかどうか、即ちテーマが一番大事ですからね。ズキュンが無ければ上手く描けても意味が無いです。これまでの絵の方がズキュンと来る絵だったということでしょう。

そもそも、僕は今まで非ロリでおっぱいドーン!の絵をメインに描いてきたので、僕のフォロワーさんって非ロリ派が多いのも当然なんですよね。そこにロリをぶっ込まれても反応に困る。そんな簡単なことを見逃していたとは情けない。需要を見極めないと。



コレだけじゃアレなので、もう1枚。
以前「真珠の耳飾りの少女」を描いたじゃないですか。アレが沢尻エリカみたいな顔でどうにも気に入らなかったのでリメイクしてみました。(沢尻エリカが気に入らないワケじゃないですよ、絵の出来が気に入らないのです)

2020-17-17_真珠の耳飾りの少女_A.jpg
去年の絵

2021-07-07_真珠の耳飾りの少女ba.jpg
今年の絵(首から上だけリメイク)

どうでしょうか?結構本物に近付きましたよね?
こうして見ると、1年前は観察力がヘボかったなぁ…表現力がヘボくて表現し切れなかったというのももちろんあるんですけど、耳の部分の陰影とか全然理解できていないじゃないですか。「表現できていない」でなく「理解できていない」です。これはマズい。

ちゃんと観察すれば暗闇の中の耳たぶはもっと明るいということが分かったはずなのに、かなり黒くしてほぼ判別不能なぐらい闇に沈めています。他にも目尻から頬の陰影の形、パーツの大きさ、額の形、目と鼻の位置、口と頬の距離等、観察力不足が見て取れます。

結局、絵を描くことって観察力なんですよね。ちゃんと観察できていないからちゃんと描けないのであって、観察できていれば描けるはずなんですよ。まだまだ十分に足りているとは言い難いですが、1年分の成長はあったかなと実感できました。


・お仕事記
今週もニートでした。が、今週は営業活動をしなかったワケではございません。幾つか営業をして全敗したからニートだったということでございます。

営業一覧:
1.キャラクターイラスト(1名、全身、背景ナシ):5,000円
2.写真のキャラクタ化(1名、バストアップ、背景ナシ):5,000円
3.絵の添削:4,000円
4.キャラクターイラスト(2名、全身、背景ナシ):18,000円
5.キャラクターイラスト(1名、全身、差分アリ、背景ナシ):8,000円
6.キャラクターイラスト(2名、全身、背景アリ):24,000円
7.キャラクターイラスト(1名、全身、差分アリ、背景ナシ):8,000円
8.キャラクターイラスト(1名、全身、背景簡易):15,000円
9.キャラクターイラスト(1名、全身、背景ナシ):8,000円
10.キャラクターイラスト(2名、全身、背景簡易):8,000円

といった感じでした。結構頑張りましたね。
このうち2つは回答がまだなのでアレですが、メンバーを見る限りじゃ十中八九負けていると思ってよかろうなと。実力的に勝てないので。

5,000円クラスでも魔境化してるんだよなぁ…物凄い人数がエントリーしてます。。別にお金が欲しいワケじゃないので価格を下限いっぱいにして提案すれば通るのかもしれませんが、そんな相場をぶっ壊すようなことはしたくないですし、そこまでして仕事をしたくないし。安売りするということは、自分の技術を貶めるということですからね。

※「5,000円クラス」といっても依頼者の予算がそれぐらいという話なので、提案自体は最低額である1,000円から提案できてしまう。

かなりの強者がカラー全身の絵(本来の相場では安くて5,000~8,000円、真っ当な金額なら15,000円~の仕事)を1,000円で請けているのを見ちゃったので、ひょっとしたら皆さん無茶苦茶安い金額で提案しているのかも。それ全員不幸になるルートなんですけど。

社会との断絶を防ぐという意味もありますし、ちょいちょい営業はして行こうとは思いますが、ニート生活は暫く続きそうですね。


そんな感じで、来週も頑張って生きマス。
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コメント 8

ゆうみ

喜怒哀楽のお話興味深く読ませていただきました。
深くうなづけますね。

by ゆうみ (2021-07-11 11:09) 

Caelum

>>ゆうみさん
ありがとうございます。全部のバランスが大事というのが真なのかもしれませんが、やっぱり「喜」が一番欲しいなぁと。思えば、人生において一番少ないのも「喜」なのかもしれませぬ。

by Caelum (2021-07-13 04:47) 

Caelum

やべぇ、今週分もう完成してしまった。
今週2枚描けるんじゃないの?と思ってしまうんだが…厳しいか。

by Caelum (2021-07-14 05:59) 

Caelum

体を張った実験は精神ゴリゴリ削られるから辛い。
by Caelum (2021-07-14 20:19) 

Caelum

久しぶりに頭脳労働。やっぱり僕にはこういうのが向いているんだよなぁ…そしてこんな時間まで脳みそフル回転させてると猛烈に腹が減るという。
by Caelum (2021-07-15 05:30) 

そら

フェルメールとても素敵ですね。
顎のラインがとても良い感じです。
今朝方、川の水位がとても上がってて、濁流だったんですけど、白鷺が一羽で佇んでました。個人的には好きな雰囲気でした。
ところで…一体何をなさってるのでしょうか?
心身共にお気をつけてください。

by そら (2021-07-15 17:22) 

Caelum

>>そらさん
ありがとう!顎の感じも結構変わったよね。1年前のヤツは鋭角的過ぎたのと、陰影表現が下手なせいでゴツくなっていたと思う。今年版は顎の形が幾らか人間らしい形になったし、陰影も滑らかでツルンと出来たなと思う。

>白鷺
白鷺ってシュッとしていてカッコイイよね。濁流の黒と白鷺の白という組み合わせもコントラストが効いていて美しいと思う。
夕方ぐらいになると1羽の白鷺がウチの上を飛んで行くんだけど、これもまた美しくて好き。

>一体何を
コレねぇ、何とも説明しづらいんだけれども「イマイチ振るわなかった題材をあえてもう一度描く」という試みをしてみたんだよね。
大げさかもしれないけれど一枚一枚心血注いで絵を描いているつもりなので、恐らくダメであろうという絵を描くのって精神が結構やられる。…というのが身体を張った実験の話。得るものはあったので良し。
頭脳労働はデータ分析みたいな感じで、これは文字の通りで皆さんの嗜好を調査するみたいなアレ。やっぱり喜んで貰いたいもんね。

それより、何やら忙しそうだけど大丈夫かい?いや、もちろんいつも忙しそうなんだけれども。特に忙しそうだなと。
時には無理をしないといけないこともあるからアレなんだけど、そういう時でも何かしらの息抜きは入れてね。あとご飯をいっぱい食べるのだ。パンでもいいけど!

by Caelum (2021-07-15 18:39) 

Caelum

なんと2枚目も終わってしまった…3枚目行くか。さすがに完成は無理だけど。
by Caelum (2021-07-17 04:40) 

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