1984年 - 読了 [学問]
僕は1982年生まれです(゜д゜)
これを読み終えたのは秋も深まった頃…段々と今に近付いてきましたね('w`)
この調子なら、そう遠くないうちに感想文を書ききることができそうです。
「1984年」は文庫サイズで409頁の長編小説。著者はジョージ・オーウェル。
執筆された年は1948年ですから、30年以上もの未来を描いていることになります。
海外ではかなりの評価を得ている作品のようで、Wikipediaによると…
1998年にランダム・ハウス、モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の
小説ベスト100」、2002年にノルウェー・ブック・クラブ発表の「史上最高の文学100」に
選出されるなど、欧米での評価は高く、思想・文学・音楽など様々な分野に今なお多大な
影響を与え続けている。
娯楽というよりは、政治的な思想をテーマとしたメッセージ性の強い作品となっています。
そういったものが苦手な方はご注意を。
では、内容に触れてゆくとしましょう。
えー、まず初めに申し上げます。
あまり感想がありません('A`)
なんでしょう、これは平和ボケしているからなのでしょうか。
それとも、想像力が欠如しているからなのでしょうか。
この小説では、国中(もちろん、個人の家の中にも)に監視カメラのようなものが設置されていて
常に国家に監視されています。つまり、音声も映像も筒抜けで秘密が許されないのです。
言葉、思想、行動、全てが監視、統制され、それだけでなく歴史までもが都合よく改竄される…
そのような世界がこの小説の舞台です。
スラム街のようなものもあって、人口の大半はここに生活しています。
この地域には監視カメラが設置されていないため、ある程度は自由に生きることができます。
教育も何も無く、危険思想を持つ可能性さえないから監視する必要は無いということでしょう。
(国を脅かすような思想は、教育によって国の思想を知ることにより生まれる)
現代はここまでではないものの、いくらか近い部分がありますね。
政府や企業による個の支配、プライバシーの喪失、思想の行過ぎた統一、それによる没個性化
現代が抱える問題を全て内包した驚異的な小説であることは確かです。
が、しかし…
世界観の設定があまりにもぶっ飛び過ぎていて、言わんとすることはある程度はわかるんですが
どうにも楽しめないというか何というか…好きにはなれませんでした。
途中、あまり必要とは思えない性行為が頻繁に挿入されるのも好きではありません。
わかりますよ、プライベートな行為の代表格ですから。でもそこに至るまでのストーリーが良くない。
なんだか批判的な感想になってしまいましたが、もちろん批判する気はございません。
物語のテーマや、世界観の表現はとても素晴らしい。名著と呼ばれるのも納得できます。
ただ、僕の好みには合致しなかった。それだけのお話です。
うぬう。
これを読み終えたのは秋も深まった頃…段々と今に近付いてきましたね('w`)
この調子なら、そう遠くないうちに感想文を書ききることができそうです。
「1984年」は文庫サイズで409頁の長編小説。著者はジョージ・オーウェル。
執筆された年は1948年ですから、30年以上もの未来を描いていることになります。
海外ではかなりの評価を得ている作品のようで、Wikipediaによると…
1998年にランダム・ハウス、モダン・ライブラリーが選んだ「英語で書かれた20世紀の
小説ベスト100」、2002年にノルウェー・ブック・クラブ発表の「史上最高の文学100」に
選出されるなど、欧米での評価は高く、思想・文学・音楽など様々な分野に今なお多大な
影響を与え続けている。
娯楽というよりは、政治的な思想をテーマとしたメッセージ性の強い作品となっています。
そういったものが苦手な方はご注意を。
では、内容に触れてゆくとしましょう。
えー、まず初めに申し上げます。
あまり感想がありません('A`)
なんでしょう、これは平和ボケしているからなのでしょうか。
それとも、想像力が欠如しているからなのでしょうか。
この小説では、国中(もちろん、個人の家の中にも)に監視カメラのようなものが設置されていて
常に国家に監視されています。つまり、音声も映像も筒抜けで秘密が許されないのです。
言葉、思想、行動、全てが監視、統制され、それだけでなく歴史までもが都合よく改竄される…
そのような世界がこの小説の舞台です。
スラム街のようなものもあって、人口の大半はここに生活しています。
この地域には監視カメラが設置されていないため、ある程度は自由に生きることができます。
教育も何も無く、危険思想を持つ可能性さえないから監視する必要は無いということでしょう。
(国を脅かすような思想は、教育によって国の思想を知ることにより生まれる)
現代はここまでではないものの、いくらか近い部分がありますね。
政府や企業による個の支配、プライバシーの喪失、思想の行過ぎた統一、それによる没個性化
現代が抱える問題を全て内包した驚異的な小説であることは確かです。
が、しかし…
世界観の設定があまりにもぶっ飛び過ぎていて、言わんとすることはある程度はわかるんですが
どうにも楽しめないというか何というか…好きにはなれませんでした。
途中、あまり必要とは思えない性行為が頻繁に挿入されるのも好きではありません。
わかりますよ、プライベートな行為の代表格ですから。でもそこに至るまでのストーリーが良くない。
なんだか批判的な感想になってしまいましたが、もちろん批判する気はございません。
物語のテーマや、世界観の表現はとても素晴らしい。名著と呼ばれるのも納得できます。
ただ、僕の好みには合致しなかった。それだけのお話です。
うぬう。
難しい本を読むと眠くなるの。
ぴんうさちゃんはすごいな
by ゆうみ (2013-05-27 00:19)
現在の問題と重ね合わせて、読み進めてるなんて、凄いなぁ…と、私はそこに衝撃を受けました。
私もあまり印象に残って無いので、普通だったのかな。苦手って印象も残って無いから。
私も乱読なんですけどCaelumさまも凄いなぁ。
ただ、必ず読み切るのが凄い。
本当に怖い事は、教育では無く、個性を持つ事。
教育は学校機関に属しても、個性が無ければ、受けて無いのと同じかな。うーん、上手く表現出来ないけど、欧米人には人気があるけど、日本人にはイマイチなのは、国民性なのかな。
Caelumさまが想像力が無いんでは無く、むしろ逆な気がする。
日本人だからこそ、想像力があるからこそ、世界観のズレが大きいのかも。
by そら (2013-05-27 23:55)
こんにちは。
タイトルさえ聞いた事がありませんw
ザッと内容は教えてもらいましたけど。
難しそうです。
でもせんせの記事のおかげで教育論の討議が楽しかったですw
本って良いですよね。
大型書店は行く階がそれぞれで、最近はそれで大笑いしました。
マニアック過ぎでみんな驚いたんですよ。
by けーちゃん (2013-05-28 19:08)
うちの生まれは199X年。
あっ、北斗の拳の冒頭のセリフの年号と間違えた。。。
とてもシンプルなタイトルですね。
うちは、文学的とかになると全くわからず、身構えてしまいます。
でも、ココを一歩踏み出し読んでみる事によって、新しい発見が
あるんですよね!!
by ぷち (2013-05-29 00:14)
お世話になってます!
レンジにコメントの書き方を教えてもらいました。
この本は原書読みした方が面白いとの事でした。
個人的には本は必要書以外読んだ事がありません。
勉強させてもらいます。
唐突ですが、「御旅先輩」とごく最近呼ばれています。
ありがとうございました。
やはり後輩に借りる訳にはいかないと思い、お金を持ち散歩に行ってます。
ぽーちゃんは時々「おたびっ」と私を怒ります。あの時間に逆らうと怖いです。
あまり書くと、後からぽーちゃんに怒られるそうです。
脱線しましたが、散歩と可愛いニックネームを付けて頂きありがとうございました。
先日の散歩中はコンビニで飲み物を買いました。
書きたい事は山のようにあるのですが、一度締めます。
以上です。
御旅 記
by 御旅 (2013-05-31 17:13)
こんにちは、プロレタリアCaelumです('`)
>>ゆうみさん
僕も難しい本を読むと眠くなってしまいます('w`)
仕事の後、帰りの電車で読むとかなりの高確率でうとうとします…
なので、その時に読んだ分はあとで読み直してます('A`)
by Caelum (2013-06-01 10:55)
>>そらちゃん
やはり著者の思いというか、なぜそれを書いたのかという理由を
考えると話に入りやすいし、一層楽しめるからね(´ー`)
この話は好きではなかったけれど、それでもしっかり読みきれたのは
根底に強烈なメッセージが込められていたからだと思う。
>本当に怖い事
個性が無いと自分の意見を持つことができないから、教育によって
誤った認識を植えつけられてしまう可能性も高くなってしまう。
ここでいう教育とは学校教育だけでなく、世間から受け取る様々な
情報も含まれるとして…ね。
そして個性があっても、何ら教育を受ける(情報を得る)機会がなければ
何が正しく、何が間違いで、自分はどうするべきなのかを考えることも
できなくなってしまう。(材料が無ければ料理は作れない)
つまり、個性を潰して教育(というか洗脳)すれば反乱を防ぐ事ができる。
逆に、個性を潰さず教育も行わなければ、これもまた反乱は起きない。
人を支配するには、どちらかを実行すれば良い。
歴史的に政治紛争が多かった国ほど、こういう問題は身近なのだろうね。
一度たりとも国が途絶えたことのない日本では、イマイチなのかも('`)
by Caelum (2013-06-01 11:35)
>>けーちゃん
こんにちは、けーちゃん(´ω`)
日本では受けない種類の小説だからね、僕も知らなかった('w`)
内容は確かに少し難しいけれど、今になぞらえて考えてみると
わかりやすいかもしれないなぁ。
>教育論
教育は難しいよね、まず範囲や意味を考えるのが難しい。
いや、もちろん言葉の意味としては確立されているものなのだから
それについては難しい事ではないのだけれど、実生活と重ねてみて
どういったものが教育なのか考えてみると、先の通り範囲や意味を
考えることが非常に難しくなる。
手法も目標も千差万別、どのような教育も完全ではない。
長い長い人間の歴史の中でも最高の教育法は確立されていないし
きっとこの先も確立されないのだろうね。
確立されていないからこそ、僕らも考える必要がある。
いっぱい話し合うのは良いことだ(´ー`)
by Caelum (2013-06-01 11:56)
>>ぷちさん
世界が核の炎に包まれている中でお生まれですか!!
ぷちさんこそ、世紀末覇者となるべきお方よ…!
>シンプルなタイトル
Wikipediaによると、当初は「ヨーロッパ最後の人間」という
タイトルにするつもりだったらしいです。
が、商業的な受けを考えてこのタイトルになったとか何とか…
確かに、こちらの方が売れそうな気がしますよね('w`)
>身構えてしまいます
わかりますわかります、僕もそうでした!
文学どころか、本を1冊も読んだことのない人間でしたから('`)
初めて読んだのが夏目漱石の「こころ」でした。
なぜ本を読もうと思ったのか、なぜこの本を読もうと思ったのか
それはもう覚えていませんが…いや、少し覚えています。
最初は確か、エロ小説を読もうとしていたような…しかしなぜか
「こころ」を選んだ。謎ですな('`)
by Caelum (2013-06-01 12:27)
>>御旅ちゃん
おおおおおおおお!!!先輩だ!!!!!
こちらこそ、いつもお世話になっております m(_ _)m
いや本当に、お世話になりっぱなしで申し訳ない…
>原書読み
洋書は原書読みが一番だよね、翻訳版はどうしても訳者によって
言葉選びの好みやクセが出てしまうから。
それもまた楽しみの一つではあるのだけれど、話に込められている
思想を読み取るためには不要な装飾となってしまう。
ただ…僕は語学力が皆無なので翻訳版でないと読めないという…
知っている英語は I love you. だけです('w`)
>散歩
最近は物凄く暑い日もあるし、お散歩の途中で喉が渇いたら大変!
少し持ち合わせがあるだけでも、飲み物、交通機関利用、その他
困ったことが起きたときに安心できるからね、良いこと(´ω`)
>可愛いニックネーム
そう言って貰えると嬉しいなぁ、ありがとう!
また気軽にコメントしてね(´ー`)
by Caelum (2013-06-01 12:48)