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 [雑記]

さてどうしたものか。

・今週の読書
いつものアレ。

・ゲームと経済
クリアしたゲームの話。

ほいではぽぽ。


・今週の読書
今週読了した本:
独白するユニバーサル横メルカトル:平山夢明

現在読んでいる本:
殺戮にいたる病:我孫子武丸

「独白する…」を読了しました。これはまぁ…微妙ですね。短編集であり、8つの物語が収録されています。そのうち3つはぶっちゃけ面白くないんですが、他はぼちぼちといったところ。2007年の「このミステリーがすごい」で1位だったとのことですが、期待すると裏切られるかも。正直「〇〇受賞」はあてにならないのでアレなんですが。だってあれ、選考委員の趣味(あるいは八百長もあるかもですが)じゃないですか。

で、僕がこの本に期待していたのはエログロ描写なんですね。某所のランキングで8位、粘膜人間が22位ということになっていたんですが、あの粘膜人間よりもずっと上の順位ということは相当なんだろうな…と期待していたら、全然でした。順位逆では?

Amazonのレビューとかを見ると「気持ち悪くなった」「数日間、食欲がなくなった」「非常に不快」といった評価が結構あります。この内容で食欲を喪失できるなら、粘膜人間を読んだら気絶するでしょうね。正直、僕はそれらの人々が羨ましいです。

僕らのような変質者はグロいのを求め過ぎて頭がおかしくなっているんですよ。なのでこの程度だと何の不快感も感じることができないという。別に「グロに慣れてる俺スゲェ」とかそういうのじゃなくて、どんなことでも人間は慣れるじゃないですか。単に経験値の違いであって、凄いもクソもありません。誰でもいずれそうなるからです。

とまぁそういうわけで、一部を除けば作品としては良く出来ています。が、変態が読むには刺激が全く足りないといったところ。グロ入門用としては良いかもしれない。

なお、僕は現実と空想を完全に切り分ける人間なので、空想の残虐描写が好きだからといって現実にそれを求めることはないです。というか見たくない。しかし「空想であっても残虐を楽しむ心を持ってるんだろ?じゃあお前は残虐な人間だよ」と言われたら、もう「ああ、はい」としか言いようがないです。切り分けられないタイプの方とは絶対的に価値観が合わないので、納得してもらうのは不可能です。しゃーないね。

今日からは「殺戮にいたる病」を読んでいます。これは上のランキングで5位の作品ですね、今回の件からすると全くあてにならないのでアレなんですが。

なんかビビっと来たという理由で殺した女の片乳を切り取る猟奇的殺人者の話で、なかなか頭おかしい感じですね。まだ序盤なのでアレなんですが、やっていることは結構グロいはずなのに文章的にはあまり描写が無く淡々と進んで行くので、グロいかというと微妙です。しかし文章や物語の組み立て方が上手く、小説としてはレベルが高いです。

このままグロレベルを上げて行くと満足のハードルが上がり過ぎて楽しめる幅が縮まるので、一旦別のジャンルに移ってハードルを下げないとなぁ…


以下、長いかもしれないので畳みます。





 

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