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 [雑記]

常識は正しいという洗脳。

・今週の読書
いつものアレ。

・表現規制
日本のエロ同人市場に激震が。

・ロリコンは異常なのか
真剣に考えるべき。

ほいではズバン。


・今週の読書
今週読了した本:
獣儀式:友成純一

現在読んでいる本:
他人事:平山夢明

「獣儀式」を読了しました。これは読みやすいエロ小説といった感じですね。エロ以外の部分は殆どが手足が千切れたり臓物をぶちまけたりする描写で埋まっているんですが、表現が陰湿じゃないので大してグロくはないです。スプラッタ映画でも、チェーンソーでバラバラにするより錆びたノコギリでギコギコやる方がグロいじゃないですか。この小説はチェーンソータイプなのでアッサリしてるんですよね。

別に著者の力量に問題があるワケじゃなく、本人もあとがきで「血糊や臓物はただの演出に過ぎず、それが主目的になったらスプラッタは死ぬ」と書いてるんですね。そのうえで「改めて読み返してみると、それらが主目的化している」と。

この作品が生まれたのは1986年で、この頃の日本はアメリカ式の分かりやすいスプラッタ映画がブームだったらしいんですね。13日の金曜日(ジェイソン)とか、死霊のはらわたとかあの辺り。なので時代のニーズに合わせて作られたみたいな感じ。

そういうワケでして、グロ小説としてはまったくイケてないとはいっても、この小説自体にも著者にも何の問題もないんです。問題なのはこれをグロ小説と評価してしまう自称グロ小説好きの素人ですね。お前は何も分かっていない!!!!!!!!

エロ描写は序盤こそ微妙ですが中盤以降はボチボチといったところ。それでもやはり表現がストレートなので、ぬっちょりしたエロさは無いです。これについても著者は「僕は官能作家ではない。むしろ官能に砂をかける作家だ」と言い切っています。単純な肉欲だけが描かれていて官能もクソも無いこの小説はつまりそういうことなんですね。

今日からは「他人事」を読んでいます。全14編の短編集で、いまのところ2編目まで読み終えたんですが…うーむ、これは面白くないですね。人間の狂気を描きたいのだろうなということは分かるんですけど、狂い方が普通なんですよね。想像し得る範囲内の浅い狂い方というかなんというか。ああ、そういう人もいるよねというレベル。

先日読んだメルカトルがイケていなかったので、よりハードだと評価されているコレを読んでみたワケですよ。これが平山夢明の真骨頂…みたいなレビューも幾つかありましたが、これで真骨頂と言われてしまうレベルだと他の作品はもういいかなと。

つまらないという程じゃないし、これから真骨頂を見せてくれるのかもしれないので、最後まで読んでから改めて決めようと思いマス。


以下、非難されるであろう内容なので一応畳みます。
非難されたくないワケじゃないですが、野ざらしにしてよい文章じゃないので。






 

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