勉強週間 [雑記]
年中勉強しているつもりではあるんですけれども。
今週はこんな内容でごんす。
・アニメの話
ちょっとした情報程度ですが。
・今期アニメの感想
以前「評価はしない!」と言ったので、感想という形で。
・今週の進捗
絵の話。いつものヤツです。
・勉強しろ
絵の話。先週の続きです。
ほいではドン。
・アニメの話
まだ先の話なんですが、金曜ロードショーでヴァイオレット・エヴァーガーデンが放送されます。みましょう。いや、みてください。お願いします。
放送局:日テレ系列
10月29日(金) 21:00~:TV版の特別総集編
こちらはTV版の総集編なので、TV版は完走済みという方はスルーしても大丈夫です。
が、京アニ監修でいい感じに編集しているらしいので、振り返りを兼ねてみてみるのも良いかと。初見の方はどうだろう、本編の感動が薄れるのでスルーが良いかな?でも「とりあえず雰囲気が知りたい」とか「本編を全部みる時間は無い」という場合はコレ。
11月05日(金) 21:00~:外伝 - 永遠と自動手記人形 -
こちらは劇場版の第1作目ですね。2019年に放映されたものです。前半が原作小説の外伝をアニメ化したもので、後半がオリジナルだそうです。
外伝ということで、世界観や人物をある程度把握していた方が楽しめるんじゃないかと思われます。本編見視聴の方は予習の意味でも総集編をみておいた方がいいかも。
それまでに本編を完走するぞ!という場合はNetflixで視聴可能なはずです。確か1ヶ月無料体験みたいなヤツがあるので、それを使ってもいいかもしれませぬ。
ちなみに原作小説なんですが、未だにアマゾンで買おうとすると1.5倍のプレミア価格を吹っ掛けられますのでアマゾンで買ってはいけません(以前よりは安くなりました)。京アニショップでの取り扱いが復活したので、こちらで買った方が良いです。
京アニショップ
https://kyoanishop.com/shopbrand/ct24/
3冊までの購入制限が掛かっていますが、買占め防止でしょうね。コレ。
一般的には「読む用」「保存用」「布教用」の3冊あれば十分。一方で転売屋にとっては3冊じゃ商売にならないという素晴らしき制限。転売屋は滅びよ!
・今期アニメの感想
いくつかはまだ終わっていないのですが、大体終わったので。
具体的な評価は書きませんが、何となくお察し下さい。
・小林さんちのメイドラゴンS
ほぼ日常系アニメなんですが、しっかりと起伏があるのでARIA等の「何も起きない系」とは違った日常系となっています。また、ヒューマンドラマ寄りであり道徳的な内容がかなり含まれているのでその辺りも評価が分かれるポイントです。
「考えさせられる」といった意見もある一方で「説教臭い」という意見もあります。感性は人それぞれでどちらが正解という話でもありませんが、そういう系統の内容であるということは確かなので、それが自分に合うかどうかを判断のうえ…というところ。
また、作者の性癖によりほぼ全員が超絶爆乳キャラとなっています。必然、乳関連のネタも多く含まれているので、この辺りも好みが分かれるところ。制作が京アニなので、そこまで下品な表現にはなっていませんが、苦手な方は多分耐えられないレベル。
絵のクオリティは物凄いです。これが世界に誇る京アニの力だ!劇場版なら同等以上のクオリティの映像を作れるスタジオもあると思うんですが、TV放送の予算感でこれだけの映像を作るとなると京アニ以外では(構造的に)ほぼ不可能。シャフトでも無理。
でも絵だけじゃないんです。前作に引き続き音楽も良いので、そこも注目して頂きたいところ。でもそれだけじゃないんです。話の構成も…つまり全てが超クオリティ。
「ヒューマンドラマ」「爆乳」といったワードに拒否反応がなければトライしてみるのも良いのではないでしょうか。僕はどっちもドンと来いなので楽しめました。
ただ、OPは1期の方が好きでした。(という謎の伏線)
・死神坊ちゃんと黒メイド
「触れた相手は死ぬ」という魔女の呪いのせいで愛しい人に触れられない。でも一番近くにいるから心は通じ合っている…みたいな純愛ストーリーです。
これはたまらん。最高過ぎる。
坊ちゃん(呪いを掛けられた人)の「触れたい、でも触れたらメイドさんが死んでしまうから触れられない」という気持ちと、メイドさんの「死んでもいいから触れたい、でも死んだら坊ちゃんが悲しむから触れられない」という葛藤がエモ過ぎる。キュン死する。
完全無欠の作品かというとそうではなくて、メイドさんが「逆セクハラ」と称してシャイな坊ちゃんに色仕掛けをしてからかう場面が多々あるんですよ。これはメイドさんなりの坊ちゃんへの気遣い(悲惨な運命の中にいる坊ちゃんに笑顔を)なんですけど、エロに嫌悪感を抱く方だとちょっと不愉快になるかもしれません。
背景を考えれば、年頃の坊ちゃんに対する最も効果的な方法のひとつであるとか、メイドさんも本当は触れ合いたいのに触れられない鬱憤とか、エロであることが必然となる理由はあるんですが、そこに辿り着く前に嫌いになってしまっては元も子もない。
ということなので、もしエロに嫌悪を感じられたとしたら「坊ちゃんやメイドさんの心情、背景」を汲んであげて貰えると嬉しいなぁと思います。それでもエロは許容できない!ということならリタイアも止む無しというところ。
絵は僕の大好きなフル3Dで、あっさりとしたトゥーンシェーディング(3Dモデルがアニメ風になるヤツ)で処理されているので見た目は平面的です。背景にキャンバス地のテクスチャが掛けられていたり、全体的に絵本っぽさを表現していると思われます。
冒頭に「具体的な評価は書かない」と書きましたが、ちょっとルール違反を。
僕はこのアニメの物語評価に84点をつけました。これは今期の中でダントツの点数であり、歴代評価でも全735作品中で9番目に高い点数(上位タイが沢山あるので、順位は32位タイ)です。81点以上の作品は滅多に無いので、かなりの高評価となります。
っていうぐらい面白いので、オススメです。まだ完結しておらず、2期に続きます。2期放送は1年以上先かと思いますので、気長に待ちましょう。
・ミニドラ
小林さんちのメイドラゴンSのショートアニメです。
ショートなのに超絶本気クオリティの恐ろしい作品。ぶっちゃけ大半の30分アニメよりも面白いという…それでいいのか、アニメ業界よ。
・ラブライブ!スーパースター!!(放送中)
脚本と監督がラブライブ1作目と同じということで、内容も1作目と同じようなものとなっています。μ'sが一番好きという方(僕)にとっては懐かしいラブライブであり、実家のような安心感がありますね。ただ、安心感しかないとも言えますが。
ライブ作画は前作に引き続き3Dと手描きの混成で作成されていますが、今回も良い出来です。3D部分は動きがぬめっとしているので少し違和感がありますが、昔よりは大幅に進歩しておりフル手描きとの差がなくなるのも時間の問題かと思います。
全体的に悪くはないのですが、1作目との差別化が図られていないためただの焼き直しになってしまっています。キャラのファンになれないとちょっと微妙かも。
なお、僕は千砂都が良いと思います。はい。
・ジャヒー様はくじけない!(放送中)
若干古い感じのギャグアニメ。
コテコテの使い倒されたギャグの集合体みたいな内容なので、鮮烈な面白さはありません。そしてリタイアするほどつまらなくもありません。そんな感じです。
・かげきしょうじょ!!
タカラジェンヌ的なものを目指す研修生達の物語。
少女マンガ的なスポ根・青春系アニメであり、キャラの心情や挫折、成長といった要素を丁寧に描けています。しかし、物語のプロローグが終わったというところで最終回なので消化不良感がハンパないです。これで2期無い(発表が無い)とかマジかよ。
続きは原作漫画を読むぜ!という方向けです。
・白い砂のアクアトープ(放送中)
自分を発見して行く系の青春アニメ。
監督が「色づく世界の明日から」と同じということで、序盤は「まさか色づくの再来か」と不安になるぐらいの薄さでしたが、最近は話が動いてきたので一安心。連続2クールアニメなので、まだあわてるような時間じゃない…ということなのでしょうか。
こういった話は心情描写がキモなんですが、その辺りがイマイチなのでこれから面白くなるかはちょっと怪しい。PA大好きマンなので頑張って欲しいところではあるんですが。
作画は割と良好ですが、昔のPA作品と比べるとどうにも。予算都合なのかな。
・マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON
絵が凄まじい。資金潤沢なんだろうな。
内容はアレです、原作ゲームをやっている人は楽しめるのでは。多分。
・Sonny Boy
厳しい。
考察派向けのアニメなんですが、考察した先に答えが用意されていないので考察のし甲斐がないというか何というか…その先には虚無しか無いので。
訴えたいことは分かるんですが、表現手法に難があり過ぎました。
よく「理解できない視聴者が悪い」的な論調を目にするんですが、果たしてそうなのでしょうか。作品には「自分が作りたいから作る」というものと「誰かに届けたいから作る」というものがあり、地上波で放送するアニメの場合は後者である必要があります。
前者ならば勝手に作って勝手に自分の個展で発表していれば良いのです。そうすれば見たいと思う誰かが見に来てくれます。後者の場合は電波を使って作品を「届けている」ので、それを受け取る人のことを無視してはいけません。
受け取る人々の感性や知識、経験値は様々なので全員が分かるものを作るのは不可能です。だから届ける側は分かるための手掛かりを作品に仕込むか、何の手掛かりも仕込んでいないが自力で答えを探してくれといったメッセージを伝えなくてはなりません。
そういった届けるために必要なことが欠落しているため、この作品は地上波アニメとして完成品ではないし、この監督をクリエイターと呼ぶわけにはいきません。
監督はアーティストで、アニメはアートだというなら分かります。
が、それは地上波で流すアニメとして求められているものではありません。
・その他
途中リタイア:
(2話まで)
・迷宮ブラックカンパニー
・D_CIDE TRAUMEREI
・精霊幻想記
・ぼくたちのリメイク
・探偵はもう、死んでいる
・ピーチボーイリバーサイド
・うらみちお兄さん
(1話まで)
・月が導く異世界道中
・天官賜福
・カノジョも彼女
・チート薬師のスローライフ
・出会って5秒でバトル
・SCARLET NEXUS
(38話まで)
・転生したらスライム
前作未視聴につきパス(後日視聴予定):
・ひぐらしのなく頃に卒
・魔法科高校の優等生
といった感じでした。
今期は平均値で言えば大凶作ですが、面白いアニメが1つか2つあれば十分だと思わなくてはならない時代になったんじゃないかなとも思います。
アニメ業界は人手不足で大変なので制作本数を減らしたほうがいいんじゃないかと思うんですが、薄利多売が基本の世の中なのでそれも難しいですね。
いやまぁ、伝説のアニメ「七星のスバル」なんてDVDが(確認可能な範囲では)58枚しか売れていないらしいので、薄利多売も出来ていないんですけど。未確認の領域でたくさん売れているという可能性はまず無いと思うので、超絶赤字出たのでは。
今はDVDが売り上げの主役ではないとはいえ、やはり1000枚ぐらいは出したかったんじゃないかと思うんですよね。誰しも売れると見込んで制作しているわけで、そんな結果になるとは予想もしていなかったとは思うんですが(予想していたら企画が通らない)、いくらなんでも目論見を外し過ぎなんじゃないかなぁ…と。
作る人も不幸。視聴者も不幸。でも誰かが幸せになっている。
だから来期もアニメが乱造されるだろう…南無阿弥陀仏。
以下、絵の話なので畳みます。
はい、続きです。
・今週の進捗
今週は1枚仕上げて、1枚デッサン練習をしました。あとは座学を。
まずは先週分→完成品の順で。
先週はここまで。
これで完成です。
遠目だと殆ど変化していませんが、よくよく見ると塗りが精細になっているということがお分かり頂けるかと思います。この工程は2番目に大事な工程だと思っているので命を削って取り組んでいるんですが、お絵描きさんサイドの自己満足なのかもしれず。
今回はランキングに入ることができました。伝統のポーズということでポーズ自体の完成度が高いことは歴史が証明しているため、あとは僕がそれを活かせるか否かというところが勝負所だったのですが、結果としては成功だったようです。
背景はこのポーズに唯一マッチするベッド&シーツにしようかとも思ったんですが、こういうシンプルな床でもそれなりに見えるようにする技術も大事なので挑戦してみました。いやほら、毎回背景描くの辛いじゃないですか。だからこういう技術が要るのです。
今回良かったところは…身体の造形ですね。僕の中ではほぼ完璧な脚を描けましたし、全体バランスも僕にとっては理想的です。骨格構造的にもおかしい部分は無いはず。あとは顔も美人に描けたんじゃないかと思います。これぐらいのパーツバランスがいいな。
悪かったところは、髪の造形と塗りです。以前よりはマシとはいえ、まだまだ重苦しい。もっとサラッとフワッと良い香のする髪にしたいです。あとは細かい部分ではあるんですが、指の表情ですね。何も思い付かなかったので地味になってしまいました。
日舞とかでもそうですけど、指の表情ってむちゃくちゃ大事ですからね。作品のイメージそのものを変えてしまうぐらいの表現力がありますゆえ。
この辺りは次の話題で触れるので、これぐらいで。
次に、デッサン練習の成果?です。
首が長いのは、首の長いモデルさんだからです。ミスじゃないです。
この程度の内容で3時間ぐらい掛かっているんですが、こんなもん遅くとも30分ぐらいで描きたいですよね。でもスピードの前に、まずは正確に描けるようにならなきゃいけないので時間はとりあえず無視しておくこととします。
で、このデッサンで一体何を練習したかったのか。
それを次の話題で書こうと思います。
・勉強しろ
先週書いた概要はこんな感じでした。
・上達はしている
・髪を魅力的に描けないことは変わっていない
・塗りが重いことも変わっていない
・じゃあどうするべきか
それぞれについて詳しく行きます。
・上達はしている
上達はしているんですよ。上で今回の絵もランキングに入ったと書きました通り、最近は3回に1回ぐらいは(ルーキーランキングではありますが)入っています。3回に1回といっても、たまに一般受けしないと分かり切ったものを描いているため、それらを描かなければ2回に1回といった具合にもう少し頻度は上がるのかもしれません。
ランキングに入るということは、自分の勘違いではないということです。
僕はアズレンの二次創作を描いていますから、アズレンという作品そのものが持つ人気が僕の絵を押し上げてくれているのであって、僕の実力ではありません。でも、過去の僕はアズレンの絵を描いてもランキングに入ることはできませんでした。
※アズレンの人気は年数が経つにつれて漸減しているので過去の方が少し有利であったことと、キャラによって人気が違うので完全に同一条件ではない。が、話が複雑化するので完全に同一条件であると仮定する。(実際、そこまで変わらんので)
※画力よりもフォロワー数が重要だったりするが、宣伝をしていない僕のフォロワーは画力が上がらないと増えないので画力=フォロワーとみなす。
つまり
ランキングのボーダー:200点
アズレンのパワー:150点
自分のパワー:X点
とした場合、Xが50以上ならランキングに滑り込めますし、50未満ならダメです。アズレンの絵を描いたら誰でもランキングに入れるわけではありません。そうすると、過去の僕は50未満であり、今の僕は50以上(の時もある)ということになります。
ということで、主観的には明らかに上達していると思っているし、客観的に見ても上達しているということが分かりました。その上達幅が大きいか小さいかは知りませんが。
・髪を魅力的に描けないことは変わっていない
そしてコレ。1年前よりは上手くなっているんですが、半年前と変わってません。
1年前
半年前
1年前は模写していた頃なので、なんか上手いように見えるのはそのせいです。上手い絵を模写しているので。ただ、その割には髪の毛が下手なんですよ。本物はもっと上手なのに、それを模写して下手というのは絶望的に下手だということです。
半年前はもう模写じゃないので、自分で考えて描いています。この頃と全然変わっていないというか、むしろこの頃の方が全体的に上手いような…ぶっちゃけこの絵は模写以外では僕史上二番目に良く描けているので、これと比較してしまうと全てが霞むような気もしなくもないんですが、超えられないということはつまりアカンということです。
なお、この絵はランキングに入っていません(この次の絵は入った)。僕が上手く描けたと思い込んでいるだけで実は上手く描けていないのか、ランキングというものは上手く描けたか否かが関係無いのか、ただ運やタイミングが悪かっただけなのか。謎だ。
・塗りが重いことも変わっていない
半年前の絵と今の絵、雰囲気が全く同じじゃないですか。ちょっと尻が大きくなったので僕の趣味により近付いたという違いはあるんですが、基本的には同じ人が描いた絵だなという感じになっています。これが僕の個性だと言えばそうなのかもしれませんが、僕が求めているのはもっとフワッとした清潔感の漂う軽やかな塗りなんですよね。
「自分に出来ること」と「自分の好きなこと」が一致しないなんてのは普通のことなので、そうならば仕方がないです。でも、本当に出来ないのか?というところなんですよ。たかだか1年ちょっとしか絵を描いていないのに、諦めるにはまだ早過ぎる。
「自分に出来ること」を増やすのか、それとも「自分の好きなこと」を変えるのか。それを見極めるための努力をしなければならないと思っちょります。
・じゃあどうするべきか
なぜ、髪を魅力的に描けないのか。
なぜ、塗りが重いのか。
それぞれ考えたところ、ひとつの答えに辿り着きました。
問題は2つあっても、答えは1つだったということです。
それは「デッサンが出来ていないから」です。
デッサンってなんじゃい!って話なんですが、一般的には「デッサンが狂っている」などと言った場合には「造形が狂っている」という意味じゃないですか。でも、実際の所はデッサンって「造形」と「明暗」で構成されているんですよね。
僕はこれまで、身体の造形に力を注いできました。だから全身絵しか描かない縛りをしていたし、自分の(イラストにおける)理想の体型を描き続けてきました。結果として、身体の造形はある程度納得の行くレベルに達したんじゃないかと思っています。まだ十分であるとは言い難いのですが、基礎は固まったのではないかなと。
一方、髪の毛については「こうしたいな」という理想はあっても、身体の造形と比べると情熱を燃やしていなかったのではないかと思うんですよね。何せ髪の毛を描くのは身体よりも遥かに大変なので、面倒臭がってしまうんですよ。それでは上達はできない。
明暗については、割と意識してきたつもりではあります。でも、服の質感や髪の毛の質感といった部分の明暗表現についてはやはり身体の明暗と比べると取り組み方(姿勢)が弱いです。なぜなら、これらの明暗表現は細かくて大変だからです。
イマイチ理解していないため、ペタペタ塗り重ねる方向で必要以上に質感を作り出そうとするので絵がどんどん重くなって行きます。もちろんそうするべきである部分もあるんですが、そうでない部分もあるはずです。なので、ちゃんと理解して「ここはどの程度作り込むべきか」を判断できるようにならないといけません。
よく「絵において大事なのは足し算でなく引き算だ」と言いますが、その引き算ができない状態だということです。ひたすら足してばかり。
結局、どちらについても理解する手間を避けているのです。
髪の毛が超上手い方は「髪の毛を描くのが一番楽しい」と言っていました。
マジかよ…と思いましたが、楽しいから、好きだから苦ではなく、その結果として膨大な練習を積むことができて上達したのでしょう。
そしてこういった方はきっと、髪型に興味があったり、衣装に興味があったり…そういった身だしなみに関心のある方だと思うんですよ。興味があると観察しますから、自然と頭の中に情報が流れ込んできます。そして、その情報を使って上手く描けます。
僕は身だしなみに頓着しないので、多分これがイカンのだろうなぁ。ドスケベなので身体については頓着どころか執着の域ですし、何の苦もなく練習できるんですけど。
話が逸れましたが、そういったワケで髪の毛や衣装をデッサンして造形と明暗を理解しようと思ったのでございます。その第一弾が今回のデッサンなんですが、正直これは失敗です。やりたかったことを何もできていないので。これじゃシルエットの練習です。
もっと一般的なファッション誌を見てデッサンするべきだろうなぁ…ニッセンの通販カタログでも取り寄せるべきかもしれませんね。Webカタログでもいいか。実際、あの分厚い本を片っ端から描きまくるニッセン練習法もあったりします。いや、マジで。
ただ、今回のも完全に無駄ではなくて、得るものはありました。それは「必要以上にペタペタ塗らなくても、特徴をおさえて軽く塗るだけで陰影表現は十分にできる」です。いつも死ぬほどペタペタ塗っているので絵が重くなっていますが、これぐらい軽く塗っただけでも十分に雰囲気が伝わるじゃないですか。これぐらいで良かったんだなと。
あくまで引き算の片鱗が見えただけで、まだ完成には程遠いです。でも、一歩踏み出すための足場が見つかったのは収穫でした。その一歩が二歩目に繋がるので。
そんな感じで、来週も頑張って生き抜きます。
今週はこんな内容でごんす。
・アニメの話
ちょっとした情報程度ですが。
・今期アニメの感想
以前「評価はしない!」と言ったので、感想という形で。
・今週の進捗
絵の話。いつものヤツです。
・勉強しろ
絵の話。先週の続きです。
ほいではドン。
・アニメの話
まだ先の話なんですが、金曜ロードショーでヴァイオレット・エヴァーガーデンが放送されます。みましょう。いや、みてください。お願いします。
放送局:日テレ系列
10月29日(金) 21:00~:TV版の特別総集編
こちらはTV版の総集編なので、TV版は完走済みという方はスルーしても大丈夫です。
が、京アニ監修でいい感じに編集しているらしいので、振り返りを兼ねてみてみるのも良いかと。初見の方はどうだろう、本編の感動が薄れるのでスルーが良いかな?でも「とりあえず雰囲気が知りたい」とか「本編を全部みる時間は無い」という場合はコレ。
11月05日(金) 21:00~:外伝 - 永遠と自動手記人形 -
こちらは劇場版の第1作目ですね。2019年に放映されたものです。前半が原作小説の外伝をアニメ化したもので、後半がオリジナルだそうです。
外伝ということで、世界観や人物をある程度把握していた方が楽しめるんじゃないかと思われます。本編見視聴の方は予習の意味でも総集編をみておいた方がいいかも。
それまでに本編を完走するぞ!という場合はNetflixで視聴可能なはずです。確か1ヶ月無料体験みたいなヤツがあるので、それを使ってもいいかもしれませぬ。
ちなみに原作小説なんですが、未だにアマゾンで買おうとすると1.5倍のプレミア価格を吹っ掛けられますのでアマゾンで買ってはいけません(以前よりは安くなりました)。京アニショップでの取り扱いが復活したので、こちらで買った方が良いです。
京アニショップ
https://kyoanishop.com/shopbrand/ct24/
3冊までの購入制限が掛かっていますが、買占め防止でしょうね。コレ。
一般的には「読む用」「保存用」「布教用」の3冊あれば十分。一方で転売屋にとっては3冊じゃ商売にならないという素晴らしき制限。転売屋は滅びよ!
・今期アニメの感想
いくつかはまだ終わっていないのですが、大体終わったので。
具体的な評価は書きませんが、何となくお察し下さい。
・小林さんちのメイドラゴンS
ほぼ日常系アニメなんですが、しっかりと起伏があるのでARIA等の「何も起きない系」とは違った日常系となっています。また、ヒューマンドラマ寄りであり道徳的な内容がかなり含まれているのでその辺りも評価が分かれるポイントです。
「考えさせられる」といった意見もある一方で「説教臭い」という意見もあります。感性は人それぞれでどちらが正解という話でもありませんが、そういう系統の内容であるということは確かなので、それが自分に合うかどうかを判断のうえ…というところ。
また、作者の性癖によりほぼ全員が超絶爆乳キャラとなっています。必然、乳関連のネタも多く含まれているので、この辺りも好みが分かれるところ。制作が京アニなので、そこまで下品な表現にはなっていませんが、苦手な方は多分耐えられないレベル。
絵のクオリティは物凄いです。これが世界に誇る京アニの力だ!劇場版なら同等以上のクオリティの映像を作れるスタジオもあると思うんですが、TV放送の予算感でこれだけの映像を作るとなると京アニ以外では(構造的に)ほぼ不可能。シャフトでも無理。
でも絵だけじゃないんです。前作に引き続き音楽も良いので、そこも注目して頂きたいところ。でもそれだけじゃないんです。話の構成も…つまり全てが超クオリティ。
「ヒューマンドラマ」「爆乳」といったワードに拒否反応がなければトライしてみるのも良いのではないでしょうか。僕はどっちもドンと来いなので楽しめました。
ただ、OPは1期の方が好きでした。(という謎の伏線)
・死神坊ちゃんと黒メイド
「触れた相手は死ぬ」という魔女の呪いのせいで愛しい人に触れられない。でも一番近くにいるから心は通じ合っている…みたいな純愛ストーリーです。
これはたまらん。最高過ぎる。
坊ちゃん(呪いを掛けられた人)の「触れたい、でも触れたらメイドさんが死んでしまうから触れられない」という気持ちと、メイドさんの「死んでもいいから触れたい、でも死んだら坊ちゃんが悲しむから触れられない」という葛藤がエモ過ぎる。キュン死する。
完全無欠の作品かというとそうではなくて、メイドさんが「逆セクハラ」と称してシャイな坊ちゃんに色仕掛けをしてからかう場面が多々あるんですよ。これはメイドさんなりの坊ちゃんへの気遣い(悲惨な運命の中にいる坊ちゃんに笑顔を)なんですけど、エロに嫌悪感を抱く方だとちょっと不愉快になるかもしれません。
背景を考えれば、年頃の坊ちゃんに対する最も効果的な方法のひとつであるとか、メイドさんも本当は触れ合いたいのに触れられない鬱憤とか、エロであることが必然となる理由はあるんですが、そこに辿り着く前に嫌いになってしまっては元も子もない。
ということなので、もしエロに嫌悪を感じられたとしたら「坊ちゃんやメイドさんの心情、背景」を汲んであげて貰えると嬉しいなぁと思います。それでもエロは許容できない!ということならリタイアも止む無しというところ。
絵は僕の大好きなフル3Dで、あっさりとしたトゥーンシェーディング(3Dモデルがアニメ風になるヤツ)で処理されているので見た目は平面的です。背景にキャンバス地のテクスチャが掛けられていたり、全体的に絵本っぽさを表現していると思われます。
冒頭に「具体的な評価は書かない」と書きましたが、ちょっとルール違反を。
僕はこのアニメの物語評価に84点をつけました。これは今期の中でダントツの点数であり、歴代評価でも全735作品中で9番目に高い点数(上位タイが沢山あるので、順位は32位タイ)です。81点以上の作品は滅多に無いので、かなりの高評価となります。
っていうぐらい面白いので、オススメです。まだ完結しておらず、2期に続きます。2期放送は1年以上先かと思いますので、気長に待ちましょう。
・ミニドラ
小林さんちのメイドラゴンSのショートアニメです。
ショートなのに超絶本気クオリティの恐ろしい作品。ぶっちゃけ大半の30分アニメよりも面白いという…それでいいのか、アニメ業界よ。
・ラブライブ!スーパースター!!(放送中)
脚本と監督がラブライブ1作目と同じということで、内容も1作目と同じようなものとなっています。μ'sが一番好きという方(僕)にとっては懐かしいラブライブであり、実家のような安心感がありますね。ただ、安心感しかないとも言えますが。
ライブ作画は前作に引き続き3Dと手描きの混成で作成されていますが、今回も良い出来です。3D部分は動きがぬめっとしているので少し違和感がありますが、昔よりは大幅に進歩しておりフル手描きとの差がなくなるのも時間の問題かと思います。
全体的に悪くはないのですが、1作目との差別化が図られていないためただの焼き直しになってしまっています。キャラのファンになれないとちょっと微妙かも。
なお、僕は千砂都が良いと思います。はい。
・ジャヒー様はくじけない!(放送中)
若干古い感じのギャグアニメ。
コテコテの使い倒されたギャグの集合体みたいな内容なので、鮮烈な面白さはありません。そしてリタイアするほどつまらなくもありません。そんな感じです。
・かげきしょうじょ!!
タカラジェンヌ的なものを目指す研修生達の物語。
少女マンガ的なスポ根・青春系アニメであり、キャラの心情や挫折、成長といった要素を丁寧に描けています。しかし、物語のプロローグが終わったというところで最終回なので消化不良感がハンパないです。これで2期無い(発表が無い)とかマジかよ。
続きは原作漫画を読むぜ!という方向けです。
・白い砂のアクアトープ(放送中)
自分を発見して行く系の青春アニメ。
監督が「色づく世界の明日から」と同じということで、序盤は「まさか色づくの再来か」と不安になるぐらいの薄さでしたが、最近は話が動いてきたので一安心。連続2クールアニメなので、まだあわてるような時間じゃない…ということなのでしょうか。
こういった話は心情描写がキモなんですが、その辺りがイマイチなのでこれから面白くなるかはちょっと怪しい。PA大好きマンなので頑張って欲しいところではあるんですが。
作画は割と良好ですが、昔のPA作品と比べるとどうにも。予算都合なのかな。
・マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 2nd SEASON
絵が凄まじい。資金潤沢なんだろうな。
内容はアレです、原作ゲームをやっている人は楽しめるのでは。多分。
・Sonny Boy
厳しい。
考察派向けのアニメなんですが、考察した先に答えが用意されていないので考察のし甲斐がないというか何というか…その先には虚無しか無いので。
訴えたいことは分かるんですが、表現手法に難があり過ぎました。
よく「理解できない視聴者が悪い」的な論調を目にするんですが、果たしてそうなのでしょうか。作品には「自分が作りたいから作る」というものと「誰かに届けたいから作る」というものがあり、地上波で放送するアニメの場合は後者である必要があります。
前者ならば勝手に作って勝手に自分の個展で発表していれば良いのです。そうすれば見たいと思う誰かが見に来てくれます。後者の場合は電波を使って作品を「届けている」ので、それを受け取る人のことを無視してはいけません。
受け取る人々の感性や知識、経験値は様々なので全員が分かるものを作るのは不可能です。だから届ける側は分かるための手掛かりを作品に仕込むか、何の手掛かりも仕込んでいないが自力で答えを探してくれといったメッセージを伝えなくてはなりません。
そういった届けるために必要なことが欠落しているため、この作品は地上波アニメとして完成品ではないし、この監督をクリエイターと呼ぶわけにはいきません。
監督はアーティストで、アニメはアートだというなら分かります。
が、それは地上波で流すアニメとして求められているものではありません。
・その他
途中リタイア:
(2話まで)
・迷宮ブラックカンパニー
・D_CIDE TRAUMEREI
・精霊幻想記
・ぼくたちのリメイク
・探偵はもう、死んでいる
・ピーチボーイリバーサイド
・うらみちお兄さん
(1話まで)
・月が導く異世界道中
・天官賜福
・カノジョも彼女
・チート薬師のスローライフ
・出会って5秒でバトル
・SCARLET NEXUS
(38話まで)
・転生したらスライム
前作未視聴につきパス(後日視聴予定):
・ひぐらしのなく頃に卒
・魔法科高校の優等生
といった感じでした。
今期は平均値で言えば大凶作ですが、面白いアニメが1つか2つあれば十分だと思わなくてはならない時代になったんじゃないかなとも思います。
アニメ業界は人手不足で大変なので制作本数を減らしたほうがいいんじゃないかと思うんですが、薄利多売が基本の世の中なのでそれも難しいですね。
いやまぁ、伝説のアニメ「七星のスバル」なんてDVDが(確認可能な範囲では)58枚しか売れていないらしいので、薄利多売も出来ていないんですけど。未確認の領域でたくさん売れているという可能性はまず無いと思うので、超絶赤字出たのでは。
今はDVDが売り上げの主役ではないとはいえ、やはり1000枚ぐらいは出したかったんじゃないかと思うんですよね。誰しも売れると見込んで制作しているわけで、そんな結果になるとは予想もしていなかったとは思うんですが(予想していたら企画が通らない)、いくらなんでも目論見を外し過ぎなんじゃないかなぁ…と。
作る人も不幸。視聴者も不幸。でも誰かが幸せになっている。
だから来期もアニメが乱造されるだろう…南無阿弥陀仏。
以下、絵の話なので畳みます。
はい、続きです。
・今週の進捗
今週は1枚仕上げて、1枚デッサン練習をしました。あとは座学を。
まずは先週分→完成品の順で。
先週はここまで。
これで完成です。
遠目だと殆ど変化していませんが、よくよく見ると塗りが精細になっているということがお分かり頂けるかと思います。この工程は2番目に大事な工程だと思っているので命を削って取り組んでいるんですが、お絵描きさんサイドの自己満足なのかもしれず。
今回はランキングに入ることができました。伝統のポーズということでポーズ自体の完成度が高いことは歴史が証明しているため、あとは僕がそれを活かせるか否かというところが勝負所だったのですが、結果としては成功だったようです。
背景はこのポーズに唯一マッチするベッド&シーツにしようかとも思ったんですが、こういうシンプルな床でもそれなりに見えるようにする技術も大事なので挑戦してみました。いやほら、毎回背景描くの辛いじゃないですか。だからこういう技術が要るのです。
今回良かったところは…身体の造形ですね。僕の中ではほぼ完璧な脚を描けましたし、全体バランスも僕にとっては理想的です。骨格構造的にもおかしい部分は無いはず。あとは顔も美人に描けたんじゃないかと思います。これぐらいのパーツバランスがいいな。
悪かったところは、髪の造形と塗りです。以前よりはマシとはいえ、まだまだ重苦しい。もっとサラッとフワッと良い香のする髪にしたいです。あとは細かい部分ではあるんですが、指の表情ですね。何も思い付かなかったので地味になってしまいました。
日舞とかでもそうですけど、指の表情ってむちゃくちゃ大事ですからね。作品のイメージそのものを変えてしまうぐらいの表現力がありますゆえ。
この辺りは次の話題で触れるので、これぐらいで。
次に、デッサン練習の成果?です。
首が長いのは、首の長いモデルさんだからです。ミスじゃないです。
この程度の内容で3時間ぐらい掛かっているんですが、こんなもん遅くとも30分ぐらいで描きたいですよね。でもスピードの前に、まずは正確に描けるようにならなきゃいけないので時間はとりあえず無視しておくこととします。
で、このデッサンで一体何を練習したかったのか。
それを次の話題で書こうと思います。
・勉強しろ
先週書いた概要はこんな感じでした。
・上達はしている
・髪を魅力的に描けないことは変わっていない
・塗りが重いことも変わっていない
・じゃあどうするべきか
それぞれについて詳しく行きます。
・上達はしている
上達はしているんですよ。上で今回の絵もランキングに入ったと書きました通り、最近は3回に1回ぐらいは(ルーキーランキングではありますが)入っています。3回に1回といっても、たまに一般受けしないと分かり切ったものを描いているため、それらを描かなければ2回に1回といった具合にもう少し頻度は上がるのかもしれません。
ランキングに入るということは、自分の勘違いではないということです。
僕はアズレンの二次創作を描いていますから、アズレンという作品そのものが持つ人気が僕の絵を押し上げてくれているのであって、僕の実力ではありません。でも、過去の僕はアズレンの絵を描いてもランキングに入ることはできませんでした。
※アズレンの人気は年数が経つにつれて漸減しているので過去の方が少し有利であったことと、キャラによって人気が違うので完全に同一条件ではない。が、話が複雑化するので完全に同一条件であると仮定する。(実際、そこまで変わらんので)
※画力よりもフォロワー数が重要だったりするが、宣伝をしていない僕のフォロワーは画力が上がらないと増えないので画力=フォロワーとみなす。
つまり
ランキングのボーダー:200点
アズレンのパワー:150点
自分のパワー:X点
とした場合、Xが50以上ならランキングに滑り込めますし、50未満ならダメです。アズレンの絵を描いたら誰でもランキングに入れるわけではありません。そうすると、過去の僕は50未満であり、今の僕は50以上(の時もある)ということになります。
ということで、主観的には明らかに上達していると思っているし、客観的に見ても上達しているということが分かりました。その上達幅が大きいか小さいかは知りませんが。
・髪を魅力的に描けないことは変わっていない
そしてコレ。1年前よりは上手くなっているんですが、半年前と変わってません。
1年前
半年前
1年前は模写していた頃なので、なんか上手いように見えるのはそのせいです。上手い絵を模写しているので。ただ、その割には髪の毛が下手なんですよ。本物はもっと上手なのに、それを模写して下手というのは絶望的に下手だということです。
半年前はもう模写じゃないので、自分で考えて描いています。この頃と全然変わっていないというか、むしろこの頃の方が全体的に上手いような…ぶっちゃけこの絵は模写以外では僕史上二番目に良く描けているので、これと比較してしまうと全てが霞むような気もしなくもないんですが、超えられないということはつまりアカンということです。
なお、この絵はランキングに入っていません(この次の絵は入った)。僕が上手く描けたと思い込んでいるだけで実は上手く描けていないのか、ランキングというものは上手く描けたか否かが関係無いのか、ただ運やタイミングが悪かっただけなのか。謎だ。
・塗りが重いことも変わっていない
半年前の絵と今の絵、雰囲気が全く同じじゃないですか。ちょっと尻が大きくなったので僕の趣味により近付いたという違いはあるんですが、基本的には同じ人が描いた絵だなという感じになっています。これが僕の個性だと言えばそうなのかもしれませんが、僕が求めているのはもっとフワッとした清潔感の漂う軽やかな塗りなんですよね。
「自分に出来ること」と「自分の好きなこと」が一致しないなんてのは普通のことなので、そうならば仕方がないです。でも、本当に出来ないのか?というところなんですよ。たかだか1年ちょっとしか絵を描いていないのに、諦めるにはまだ早過ぎる。
「自分に出来ること」を増やすのか、それとも「自分の好きなこと」を変えるのか。それを見極めるための努力をしなければならないと思っちょります。
・じゃあどうするべきか
なぜ、髪を魅力的に描けないのか。
なぜ、塗りが重いのか。
それぞれ考えたところ、ひとつの答えに辿り着きました。
問題は2つあっても、答えは1つだったということです。
それは「デッサンが出来ていないから」です。
デッサンってなんじゃい!って話なんですが、一般的には「デッサンが狂っている」などと言った場合には「造形が狂っている」という意味じゃないですか。でも、実際の所はデッサンって「造形」と「明暗」で構成されているんですよね。
僕はこれまで、身体の造形に力を注いできました。だから全身絵しか描かない縛りをしていたし、自分の(イラストにおける)理想の体型を描き続けてきました。結果として、身体の造形はある程度納得の行くレベルに達したんじゃないかと思っています。まだ十分であるとは言い難いのですが、基礎は固まったのではないかなと。
一方、髪の毛については「こうしたいな」という理想はあっても、身体の造形と比べると情熱を燃やしていなかったのではないかと思うんですよね。何せ髪の毛を描くのは身体よりも遥かに大変なので、面倒臭がってしまうんですよ。それでは上達はできない。
明暗については、割と意識してきたつもりではあります。でも、服の質感や髪の毛の質感といった部分の明暗表現についてはやはり身体の明暗と比べると取り組み方(姿勢)が弱いです。なぜなら、これらの明暗表現は細かくて大変だからです。
イマイチ理解していないため、ペタペタ塗り重ねる方向で必要以上に質感を作り出そうとするので絵がどんどん重くなって行きます。もちろんそうするべきである部分もあるんですが、そうでない部分もあるはずです。なので、ちゃんと理解して「ここはどの程度作り込むべきか」を判断できるようにならないといけません。
よく「絵において大事なのは足し算でなく引き算だ」と言いますが、その引き算ができない状態だということです。ひたすら足してばかり。
結局、どちらについても理解する手間を避けているのです。
髪の毛が超上手い方は「髪の毛を描くのが一番楽しい」と言っていました。
マジかよ…と思いましたが、楽しいから、好きだから苦ではなく、その結果として膨大な練習を積むことができて上達したのでしょう。
そしてこういった方はきっと、髪型に興味があったり、衣装に興味があったり…そういった身だしなみに関心のある方だと思うんですよ。興味があると観察しますから、自然と頭の中に情報が流れ込んできます。そして、その情報を使って上手く描けます。
僕は身だしなみに頓着しないので、多分これがイカンのだろうなぁ。ドスケベなので身体については頓着どころか執着の域ですし、何の苦もなく練習できるんですけど。
話が逸れましたが、そういったワケで髪の毛や衣装をデッサンして造形と明暗を理解しようと思ったのでございます。その第一弾が今回のデッサンなんですが、正直これは失敗です。やりたかったことを何もできていないので。これじゃシルエットの練習です。
もっと一般的なファッション誌を見てデッサンするべきだろうなぁ…ニッセンの通販カタログでも取り寄せるべきかもしれませんね。Webカタログでもいいか。実際、あの分厚い本を片っ端から描きまくるニッセン練習法もあったりします。いや、マジで。
ただ、今回のも完全に無駄ではなくて、得るものはありました。それは「必要以上にペタペタ塗らなくても、特徴をおさえて軽く塗るだけで陰影表現は十分にできる」です。いつも死ぬほどペタペタ塗っているので絵が重くなっていますが、これぐらい軽く塗っただけでも十分に雰囲気が伝わるじゃないですか。これぐらいで良かったんだなと。
あくまで引き算の片鱗が見えただけで、まだ完成には程遠いです。でも、一歩踏み出すための足場が見つかったのは収穫でした。その一歩が二歩目に繋がるので。
そんな感じで、来週も頑張って生き抜きます。
火災で大被害を受けた京アニが復活したのね。
すごい頑張りだわ
デッサンって 簡単そうで難しいよね。
私は細やかな作業が大の苦手です、
by ゆうみ (2021-10-03 20:03)
>>ゆうみさん
あの放火事件は本当に最低最悪の事件でした。
今回放送される映画は放火事件の前日に完成した映画で、とても大変な状況であったのに上映を成し遂げたという映画なんですよ。京アニの途方もない努力と、ファンの応援があったからこそなんだろうなと思います。
>デッサン
入り口は広く、出口が狭いというか存在しないようなモノですからねぇ。簡単に済まそうと思えば簡単で、真剣に取り組もうとすれば一生をかけることになるので、自分の感じる難しさ=真剣さなんだろうなと。
by Caelum (2021-10-04 05:04)
今日のデッサンで仮説に対する確信を得たので、今回のデッサン練習はここまで。また新たな仮設が生まれた際にやろう。問いの無い状態で答えを探しても意味無いので。
予定通り、明日からは模写ろう。
by Caelum (2021-10-04 05:10)
かげきしょうじょ!!をまさに昨日大人買いですよwで、ブログに書いてからコメントしようと思ってたんですけど、いつになるかわからない…w
諦めるって一番簡単でいつでも出来ますもんね。
なんか満足したら、諦めとは違う形のスッキリで、手放せたりします。難しいです。
by そら (2021-10-04 13:18)
>>そらさん
お、かげきしょうじょ買ったんだ!
アニメは「さぁ、ここからだ」というところで終わっちゃうから気になるもんねぇ。よく出来た作品だから、連続2クールの24話でやってくれても良かったぐらい。
>>諦め
そうだねぇ。これは言葉遊びかもしれないけど、「諦める」というのは目標に向かって尽力して、それでも成し遂げられなかった人だけが使って良い言葉だと思ってる。
その段階まで辿り着かないうちに「諦める」というのは、実は「諦め」ではなく「投げ出し」なのではないかなと。
きっと、満足するとスッキリするというのは、それを「投げ出し」でなく「諦め」という形で終われたということなんだろうなと思う。
「諦め」は「終わらせた」であり、「投げ出し」は「終わらせてしまった」という違いもあるかもしれない。
by Caelum (2021-10-04 14:43)
あばばばばばば
挑む前に無理と分かってしまうのは久しぶりだわ…いつもは数段劣化するのは当然とはいえど不可能だとは思わないんだけど、今回はもう不可能だとはっきり分かってしまう悲しさよ。
でもまぁ…やらんとできんので、オムレツがボロボロの炒り卵になるかもしれんけどやってみようか。
by Caelum (2021-10-05 00:25)
案外早く下書きが終わった。
思ったよりイケたので、ボソボソのオムレツぐらいにはなりそうな気がする。
by Caelum (2021-10-05 02:07)
あー、やはり。前に気付いたことをずっと忘れていた。
また忘れないように2ヶ月に1回ぐらいは模写を組み込むべきなのかなぁ。
by Caelum (2021-10-05 02:33)
5日で描き切るつもりだったけど厳しいか。今回は完成させることが目的じゃないので、5日時点で打ち切りも考えておこう。
by Caelum (2021-10-05 04:28)
んーむ。この圧倒的無力感。
by Caelum (2021-10-07 05:11)
ねるぞぬ。
by Caelum (2021-10-08 06:41)
時間切れだ。さて、これを自分のものに出来るだろうか…
by Caelum (2021-10-09 04:42)