真 [雑記]
鏡に映るものは歪んでいる。
・猫
猫だって辛いのだ。
・今週の読書
いつものアレ。
・今週の進捗
絵の話。いつものアレ。
ほいではポン。
・猫
猫はずるい。寝ているだけでもっしゃもっしゃして貰える。僕だって寝ているだけでもっしゃもっしゃして貰いたいものだが、そんなのは不可能であるから仕方なくブランケットなどをもっしゃもっしゃしている。代償もしゃもしゃだ。
しかし、猫だって人間をずるいと思っているはずだ。猫は僕に対して「お前はいいな、もっしゃもっしゃされなくて」と思っているに違いない。それぞれにそれぞれの悩みがあり、全てが満たされている生物なんて存在しないんだ。
それに、僕が羨ましいと思っている猫は猫全体のほんの一握りに過ぎず、良い飼い主のもとに辿り着けた猫、猫に優しい地域に辿り着いた野良猫、代々野生で生活している猫ぐらいであろうと思われる。野生猫の生活はかなり過酷なものだと思うが、それは代々受け継がれてきた自然の営みであり不幸ではない。(幸せかは不明)
それ以外の多くの猫がかわいそうであり、人間の方が概ね恵まれていてずるい。もちろん悲惨な目に遭っている人間も大勢いて、全員が恵まれているわけではない。傾向の話だ。
それでもやっぱり、猫はいいなぁと思ってしまう。寝ているだけでもっしゃもっしゃして貰いたいなぁと思ってしまう。欲望というものはキリが無いんだな。
・今週の読書
はい、それではいつもの読書記録です。
今週読了した本:
1Q84 - 2(前編):村上春樹
1Q84 - 2(後編):村上春樹
現在読んでいる本:
1Q84 - 3(前編):村上春樹
1Q84 - 3(後編):村上春樹
今後読みたい本:
パン屋を襲う:村上春樹
Another:綾辻行人
ドグラ・マグラ:夢野久作
13階段:高野和明
天使の囀り:貴志祐介
死都日本:石黒耀
砂の女:安部公房
虐殺器官:伊藤計劃
三体:劉慈欣
テスカトリポカ:佐藤究
正欲:朝井リョウ
プロジェクト・ゼロ:石川英輔
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?:フィリップ・K・ディック
ニューロマンサー:ウィリアム・ギブスン
1Q84も佳境に入り、今週で終わりですね。無駄な性描写が多かった1巻(上下)が終わってからは物語の濃度が上がって面白くなっていて、2巻は文句無しの面白さでした。3巻(上)もその路線を継続しているので、このまま最後まで行ってくれるでしょう。
来週からは読みたいリストの上から消化して行く予定です。貸し出し待ちがあれば後に回したり、規定ページ数(週700~840程度)を超過するようであれば調整して行きます。ただし長編を中断するのは嫌なので、そこは例外運用もアリという感じで。
長編といえば、世界一長いということでギネスに登録されているプルーストの「失われた時を求めて」も気になるといえば気になるんですよね。名著と言われていますし。
軽く調べてみたところ、日本語訳版でおよそ350万~400万文字ぐらいあるらしいです。長い小説として有名な「戦争と平和」は150万~180万文字程度らしいので、2倍チョイあるみたいですね。僕は戦争と平和を読破しているので無謀な挑戦ではないと思いますが、かなりの覚悟を持って取り組む必要があることは確かです。
ページ数にすると(全集版で)4,415ページですが、ページ数でボリューム感を探るのはちょっと難しいんですよね。何せ文字の大きさによって随分と違ってくるので。僕の持っている戦争と平和は岩波書店版で2,392ページなんですが、光文社版は3,315ページもあります。岩波版はむちゃくちゃ文字が小さいんですよ。だから1,000ページも差が出てしまう。
長編であるほど差が広がって行くので、ページ数で判断するのはちょっと危ないですね。最近の本なら文字の大きさは大体統一されていると思うのであまり問題無さそうですが。
戦争と平和(岩波)の文字の大きさだと多分1ページ1.5分ぐらい。180万文字を2,392ページで割ると752.5なので、1ページ平均752.5文字。ということは1秒で8.36文字。いや、そんなに読めるかな…日本人の平均が「1分あたり400~600文字」らしいので、中間値で500文字とすると1秒8.33文字。おおおおおお、スゲェ。ピッタリじゃん。
ということは、400万文字を読むのに要する時間は478,468秒=132.9時間です。1日あたり2時間読むとすると66.5日=2ヶ月チョイです。これはしんどい。読みたいリストが空になったら読むとしますか…その間にまたリストも溜まるでしょうし。
以下、絵の話なので畳みます。
はい、続きです。
・今週の進捗
先週の続きです。今回はかなり苦戦の香りが漂ってきます。
先週の状態
0日目(作業時間:1.0時間)
・顔を幼く
・手のポーズを変更
・衣装を修正
1日目(作業時間:6.0時間)
・衣装のデザイン詰め
・仮背景を設定
2日目(作業時間:3.5時間)
・リボンを追加
・各部位を整形
3日目(作業時間:3.5時間)
・各部位を整形
4日目(作業時間:4.5時間)
・各部位を整形
・脚を塗り
5日目(作業時間:5.0時間)
・靴を塗り
6日目(作業時間:5.5時間)
・靴、脚、身体、服を塗り
という感じです。
ご覧の通り、整形に超絶時間が掛かっております。その割には大して変化していない=大して意味が無いのでぶっちゃけ無駄な工程に近いんですが、これをやらないワケにはいかないのです。なぜかというと、僕の性格の問題だからです。
絵を描いている時は最終的に出力するサイズの4倍の大きさで作業しています。上の画像の4倍(縦横2倍)ということです。このため、作業時に1ミリ以下の歪みなんて完成品には何の影響も及ぼさないんですが、それが分かっていてもどうしても気になって直してしまうんですよ。この性格のせいで多分本来の2倍ぐらい時間が掛かっていると思います。
人生の残り時間を猛烈に浪費することになるし、体力的にも精神的にも無駄に消耗してしまうので絶対に解決しなくてはならない問題です。どうするべきだろうか。
1.気にしないようにする
2.より正確に素早く描ける方法を探す
3.整形しながら塗る
4.どうにもならないので諦める
1は無理です。一回死んでやり直す必要があるので。
2は最高の解決方法であり、常に模索していますが見つかっていません。
3は有効ではあるんですが技術的に厳しいです。この手法でやっている人は実際にいて、塗り進めながら整形して行きます。これは完成形が最後まで見えないことを意味するので、かなりの技量が無いと「途中で破綻してどうにもならなくなった」となる可能性が非常に高いです。このため、初めから完成形を想像できるか、破綻しそうになっても復旧できる修正力が必要になります。どちらも今の僕にとっては高度過ぎる。sakimichanはコレです。
4はダメです。問題は解決されなくてはならない。
ということで2か3なんですが、2は存在するかどうかさえ分からない謎の技法なので、かなりギャンブル的ですね。探し回った挙句、見つかりませんでしたとなったら時間の無駄です。途中で得るものもあるでしょうから、ゼロではないかもですが。
そうなると3しか無いんだよなぁ…低レベルなりに、やってやれないことではないんですよ。でも破綻するかもしれない不安を抱えたまま作業を進めるのがどうしても辛い。
勇気が無いだけなんですかね。この2年の成果を信じられないんです。上達したという自覚はあるんですが、信用に足るレベルだとは到底思えない。
多分、成功体験が少ないんですよね。僕は1枚の絵に50時間ぐらい掛けているので「完成した絵」がかなり少ないです。1枚たりとも途中で投げ出していないのに。もう3,000時間以上練習をしているので練習量は足りていると思うんですが、完成という実績を積んでいないので自信は育たない。勉強馬鹿になっているというか何というか。
しかし、今から完成重視のスピード仕上げをして実績稼ぎをするのは抵抗があります。それはもう僕の主義に反するものとなってしまったので。今のスタイルを確立する前にやっておくべきでした。これは僕の学習計画における最大の失敗ですね。
そうなるともう解決不能の問題ということになるので、不安を殴り倒して無理矢理押し通るしかありません。そうやって血しぶきを上げながら進み続ければ、そのうち実績が積み重なって不安を感じなくなるんじゃないかと。もうそれしかない。
最適解はもちろんコダワリを捨てて実績積みに専念することです。それが一番近道だし、精神も汚染されないし、他にも色々なメリットが考えられます。良いことしかない。
しかしですね、アニメ「サイコパス」でこう言っていました。前後を省略するのでちょっと意味不明かもしれませんが、執行官(警察みたいなもの)がなんで自分の立場を危うくしてまで悪と戦うのか?みたいな場面です。
「正義じゃない、執念だ。他にもっと賢い生き方があると分かっていても、そこに背を向けたら自分の積み上げてきた全てが嘘になる。そういう瞬間があるんだよ。執行官だからじゃない、こいつは男の意地ってやつだ」
これねぇ、分かるんですよ。最適解が分かっていても、曲げちゃいけないものがあるんです。非合理的なんですけどね。曲げちゃったら、それをやる意味がなくなるんです。
今回はもう整形が終わっているので、これと戦って行くのは次回からですね。今回の絵についてはまだ問題があって、質感が超絶難しいということです。ブーツのエナメル感はまぁこんなもんかと思うんですが、これを描くだけで死ぬほど時間が。今回の絵は光源が左後方にあるという素直じゃない絵なので、ただでさえ難しいものが更に難しくなっているという。
衣装もエナメル感を出したいところなんですが、どれだけ時間が掛かることか…それ以前に、どれだけ時間を掛けても塗れない可能性も。ムズ過ぎるんですよ。
やはりサンプルとしてエナメル製(フェイクでOK)のバッグかハイヒールのブーツを買うべきなのだろうなぁ。実物があれば形状が違っても大体わかりますからね。同様にゴールド(イミテーションでいい)のブレスであったり、オシャレにカットされた宝石(キュービックジルコニアでいい)もあった方がいい。知らないものは描けませんからね。
検索すれば写真がいくらでも見つかるとはいえ、僕の望むライティングのものが見つかるとは限りません。そうなると想像で補う部分が大きくなるので、どうしてもリアリティがなくなる。「絵を描くために一番必要なのは資料集め」というのはよく言われることですが、その「資料」にもグレードがありますからね。やはり実物が一番です。
なんか適当に買い集めるか、家を捜索してみるとしよう。漫画家の家がフィギュアだらけだったり、なぜか女物の服を持っていたりするのは多分こういうことなんだな。
そんな感じで、来週も流血しながら頑張りマス。
・猫
猫だって辛いのだ。
・今週の読書
いつものアレ。
・今週の進捗
絵の話。いつものアレ。
ほいではポン。
・猫
猫はずるい。寝ているだけでもっしゃもっしゃして貰える。僕だって寝ているだけでもっしゃもっしゃして貰いたいものだが、そんなのは不可能であるから仕方なくブランケットなどをもっしゃもっしゃしている。代償もしゃもしゃだ。
しかし、猫だって人間をずるいと思っているはずだ。猫は僕に対して「お前はいいな、もっしゃもっしゃされなくて」と思っているに違いない。それぞれにそれぞれの悩みがあり、全てが満たされている生物なんて存在しないんだ。
それに、僕が羨ましいと思っている猫は猫全体のほんの一握りに過ぎず、良い飼い主のもとに辿り着けた猫、猫に優しい地域に辿り着いた野良猫、代々野生で生活している猫ぐらいであろうと思われる。野生猫の生活はかなり過酷なものだと思うが、それは代々受け継がれてきた自然の営みであり不幸ではない。(幸せかは不明)
それ以外の多くの猫がかわいそうであり、人間の方が概ね恵まれていてずるい。もちろん悲惨な目に遭っている人間も大勢いて、全員が恵まれているわけではない。傾向の話だ。
それでもやっぱり、猫はいいなぁと思ってしまう。寝ているだけでもっしゃもっしゃして貰いたいなぁと思ってしまう。欲望というものはキリが無いんだな。
・今週の読書
はい、それではいつもの読書記録です。
今週読了した本:
1Q84 - 2(前編):村上春樹
1Q84 - 2(後編):村上春樹
現在読んでいる本:
1Q84 - 3(前編):村上春樹
1Q84 - 3(後編):村上春樹
今後読みたい本:
パン屋を襲う:村上春樹
Another:綾辻行人
ドグラ・マグラ:夢野久作
13階段:高野和明
天使の囀り:貴志祐介
死都日本:石黒耀
砂の女:安部公房
虐殺器官:伊藤計劃
三体:劉慈欣
テスカトリポカ:佐藤究
正欲:朝井リョウ
プロジェクト・ゼロ:石川英輔
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?:フィリップ・K・ディック
ニューロマンサー:ウィリアム・ギブスン
1Q84も佳境に入り、今週で終わりですね。無駄な性描写が多かった1巻(上下)が終わってからは物語の濃度が上がって面白くなっていて、2巻は文句無しの面白さでした。3巻(上)もその路線を継続しているので、このまま最後まで行ってくれるでしょう。
来週からは読みたいリストの上から消化して行く予定です。貸し出し待ちがあれば後に回したり、規定ページ数(週700~840程度)を超過するようであれば調整して行きます。ただし長編を中断するのは嫌なので、そこは例外運用もアリという感じで。
長編といえば、世界一長いということでギネスに登録されているプルーストの「失われた時を求めて」も気になるといえば気になるんですよね。名著と言われていますし。
軽く調べてみたところ、日本語訳版でおよそ350万~400万文字ぐらいあるらしいです。長い小説として有名な「戦争と平和」は150万~180万文字程度らしいので、2倍チョイあるみたいですね。僕は戦争と平和を読破しているので無謀な挑戦ではないと思いますが、かなりの覚悟を持って取り組む必要があることは確かです。
ページ数にすると(全集版で)4,415ページですが、ページ数でボリューム感を探るのはちょっと難しいんですよね。何せ文字の大きさによって随分と違ってくるので。僕の持っている戦争と平和は岩波書店版で2,392ページなんですが、光文社版は3,315ページもあります。岩波版はむちゃくちゃ文字が小さいんですよ。だから1,000ページも差が出てしまう。
長編であるほど差が広がって行くので、ページ数で判断するのはちょっと危ないですね。最近の本なら文字の大きさは大体統一されていると思うのであまり問題無さそうですが。
戦争と平和(岩波)の文字の大きさだと多分1ページ1.5分ぐらい。180万文字を2,392ページで割ると752.5なので、1ページ平均752.5文字。ということは1秒で8.36文字。いや、そんなに読めるかな…日本人の平均が「1分あたり400~600文字」らしいので、中間値で500文字とすると1秒8.33文字。おおおおおお、スゲェ。ピッタリじゃん。
ということは、400万文字を読むのに要する時間は478,468秒=132.9時間です。1日あたり2時間読むとすると66.5日=2ヶ月チョイです。これはしんどい。読みたいリストが空になったら読むとしますか…その間にまたリストも溜まるでしょうし。
以下、絵の話なので畳みます。
はい、続きです。
・今週の進捗
先週の続きです。今回はかなり苦戦の香りが漂ってきます。
先週の状態
0日目(作業時間:1.0時間)
・顔を幼く
・手のポーズを変更
・衣装を修正
1日目(作業時間:6.0時間)
・衣装のデザイン詰め
・仮背景を設定
2日目(作業時間:3.5時間)
・リボンを追加
・各部位を整形
3日目(作業時間:3.5時間)
・各部位を整形
4日目(作業時間:4.5時間)
・各部位を整形
・脚を塗り
5日目(作業時間:5.0時間)
・靴を塗り
6日目(作業時間:5.5時間)
・靴、脚、身体、服を塗り
という感じです。
ご覧の通り、整形に超絶時間が掛かっております。その割には大して変化していない=大して意味が無いのでぶっちゃけ無駄な工程に近いんですが、これをやらないワケにはいかないのです。なぜかというと、僕の性格の問題だからです。
絵を描いている時は最終的に出力するサイズの4倍の大きさで作業しています。上の画像の4倍(縦横2倍)ということです。このため、作業時に1ミリ以下の歪みなんて完成品には何の影響も及ぼさないんですが、それが分かっていてもどうしても気になって直してしまうんですよ。この性格のせいで多分本来の2倍ぐらい時間が掛かっていると思います。
人生の残り時間を猛烈に浪費することになるし、体力的にも精神的にも無駄に消耗してしまうので絶対に解決しなくてはならない問題です。どうするべきだろうか。
1.気にしないようにする
2.より正確に素早く描ける方法を探す
3.整形しながら塗る
4.どうにもならないので諦める
1は無理です。一回死んでやり直す必要があるので。
2は最高の解決方法であり、常に模索していますが見つかっていません。
3は有効ではあるんですが技術的に厳しいです。この手法でやっている人は実際にいて、塗り進めながら整形して行きます。これは完成形が最後まで見えないことを意味するので、かなりの技量が無いと「途中で破綻してどうにもならなくなった」となる可能性が非常に高いです。このため、初めから完成形を想像できるか、破綻しそうになっても復旧できる修正力が必要になります。どちらも今の僕にとっては高度過ぎる。sakimichanはコレです。
4はダメです。問題は解決されなくてはならない。
ということで2か3なんですが、2は存在するかどうかさえ分からない謎の技法なので、かなりギャンブル的ですね。探し回った挙句、見つかりませんでしたとなったら時間の無駄です。途中で得るものもあるでしょうから、ゼロではないかもですが。
そうなると3しか無いんだよなぁ…低レベルなりに、やってやれないことではないんですよ。でも破綻するかもしれない不安を抱えたまま作業を進めるのがどうしても辛い。
勇気が無いだけなんですかね。この2年の成果を信じられないんです。上達したという自覚はあるんですが、信用に足るレベルだとは到底思えない。
多分、成功体験が少ないんですよね。僕は1枚の絵に50時間ぐらい掛けているので「完成した絵」がかなり少ないです。1枚たりとも途中で投げ出していないのに。もう3,000時間以上練習をしているので練習量は足りていると思うんですが、完成という実績を積んでいないので自信は育たない。勉強馬鹿になっているというか何というか。
しかし、今から完成重視のスピード仕上げをして実績稼ぎをするのは抵抗があります。それはもう僕の主義に反するものとなってしまったので。今のスタイルを確立する前にやっておくべきでした。これは僕の学習計画における最大の失敗ですね。
そうなるともう解決不能の問題ということになるので、不安を殴り倒して無理矢理押し通るしかありません。そうやって血しぶきを上げながら進み続ければ、そのうち実績が積み重なって不安を感じなくなるんじゃないかと。もうそれしかない。
最適解はもちろんコダワリを捨てて実績積みに専念することです。それが一番近道だし、精神も汚染されないし、他にも色々なメリットが考えられます。良いことしかない。
しかしですね、アニメ「サイコパス」でこう言っていました。前後を省略するのでちょっと意味不明かもしれませんが、執行官(警察みたいなもの)がなんで自分の立場を危うくしてまで悪と戦うのか?みたいな場面です。
「正義じゃない、執念だ。他にもっと賢い生き方があると分かっていても、そこに背を向けたら自分の積み上げてきた全てが嘘になる。そういう瞬間があるんだよ。執行官だからじゃない、こいつは男の意地ってやつだ」
これねぇ、分かるんですよ。最適解が分かっていても、曲げちゃいけないものがあるんです。非合理的なんですけどね。曲げちゃったら、それをやる意味がなくなるんです。
今回はもう整形が終わっているので、これと戦って行くのは次回からですね。今回の絵についてはまだ問題があって、質感が超絶難しいということです。ブーツのエナメル感はまぁこんなもんかと思うんですが、これを描くだけで死ぬほど時間が。今回の絵は光源が左後方にあるという素直じゃない絵なので、ただでさえ難しいものが更に難しくなっているという。
衣装もエナメル感を出したいところなんですが、どれだけ時間が掛かることか…それ以前に、どれだけ時間を掛けても塗れない可能性も。ムズ過ぎるんですよ。
やはりサンプルとしてエナメル製(フェイクでOK)のバッグかハイヒールのブーツを買うべきなのだろうなぁ。実物があれば形状が違っても大体わかりますからね。同様にゴールド(イミテーションでいい)のブレスであったり、オシャレにカットされた宝石(キュービックジルコニアでいい)もあった方がいい。知らないものは描けませんからね。
検索すれば写真がいくらでも見つかるとはいえ、僕の望むライティングのものが見つかるとは限りません。そうなると想像で補う部分が大きくなるので、どうしてもリアリティがなくなる。「絵を描くために一番必要なのは資料集め」というのはよく言われることですが、その「資料」にもグレードがありますからね。やはり実物が一番です。
なんか適当に買い集めるか、家を捜索してみるとしよう。漫画家の家がフィギュアだらけだったり、なぜか女物の服を持っていたりするのは多分こういうことなんだな。
そんな感じで、来週も流血しながら頑張りマス。
お、ひとつ新技を入手した。これを上手く使って行けば今回の絵は何とか塗れるかもしれん。その場しのぎなので後で勉強は必須だけど。
by Caelum (2022-05-15 02:22)
猫は良いよね。でもそう、人間が一番ずるいって思ってると思う。トビウオだって、結局人間が記録保持者だもんね。
でも、家のうさぎを見てたら、やっぱりきっとあの子が一番幸せというか、うさぎは好きなようにしか生きないもんね。
撫でてほしいときは、撫でるまで諦めない。
名前を呼ぶとキレる、コレは反応してしまうことが面倒くさいので、イラッとしてるんだと思う。触られたくないときは隠れる。
うさぎはいーよねー。
精神力があれば…福袋、バーゲンのとき、アクセサリーショップの袋詰め商品の激安さ。
種類も豊富なアクセサリーやバッグが入ってるんだけどなあ。
by そら (2022-05-15 09:20)
>>そらさん
ペットのうさぎは「好きなように生きることが求められている」という圧倒的なアドバンテージを持っているからなぁ。「幸福であることを望まれている」と言ってもいいかもしれない。
だから飼い主に対して「撫でて。撫でなさい。撫でなければならない。撫でろと言ってるだろオラァ!!」と迫っても喜ばれる。ずるい。圧倒的にずるい。人間ならボコボコにされてる。
怒りを気兼ねなく出せるというのも現代人からすると羨ましい限りだ。人間は怒りを気取られてしまうと社会的に色々とマズいことが起きるから、押し殺さねばならない。やはり人間は不幸なのでは…
>福袋
なるほど、福袋。それで閃いたんだけど、福袋の中には「いいものだけど、自分は使わないもの」というものが結構含まれていたりする。(最近は中身が分かる場合が多いから無いのかな?)
そういうのがメルカリやヤフオクに出ていたりするので、それらを活用して資料を集めるというのも手だなぁと思った。
by Caelum (2022-05-15 20:20)
ばーちゃんの遺品の中にエナメルのハンドバッグがあったような気がしたので探してみたけど、蛇革だか鰐革だかのハンドバッグであった。残念。
でも僕の幼児期の写真がいくつか見つかった。これは結構貴重だ。姉と兄については極貧転落前に撮った写真が結構あるんだけど、僕は生まれた直後に極貧転落しているので写真が殆ど無いのだ。
by Caelum (2022-05-15 21:27)
今日は結構進んだな。いい感じにツヤッツヤのピッカピカになってきた。最大の難所は越えたと思うので、あとは集中力を切らさず真面目に塗って行くだけだ。とはいえ髪の毛が大変そうだし、今週完成は無理っぽいな。
by Caelum (2022-05-16 02:06)
世界はますますヤベェ方向に進んでいるなぁ。前にもちょっと書いたことだけど、また事件が起きている。
5歳の少女が登場するアニメがあって、その子が大人に成長した姿にセクシー衣装を着せた絵がプチ炎上している。5歳の少女に対してそういう発想をすることは子供に対する性的搾取だとかなんとかいう話だ。
実在の子供に対してそういうことを想像し、表現するのは本人(対象の子供)が嫌な思いをするので問題だと思うんだけど「21歳に成長したという設定で描かれた5歳のキャラ」は21歳なのでは?これがNOであるなら、物語で数年後の姿を描きたい場合には実際に数年待たないといけないことになる。
その場合は「それから10年後」と言っても1コマなら現実時間で1秒しか経っていないことになるので、10歳の少女は10歳のままだ。そんなはずはない。10年後という設定なら10歳の少女は20歳になっている。20歳になったその子が彼氏と寝ても何の問題も無い。それが物語というものだ。(物語なら10歳であっても別に問題は無いけど、倫理的に良くはないのだろう)
こういう現実と非現実を混同したしょうもないイチャモンにより、世界はつまらないものになって行くのだな。そして僕も同様のことをすれば殴られるかもしれないので避けた方が良いだろう。不本意だけど、世界の流れには逆らえん。それが間違っていようとも。
by Caelum (2022-05-16 17:52)
亜鉛が切れたので補充したいんだけど、円安の影響でいつもアメリカから輸入している亜鉛が2割近く高くなっている。しかし国産サプリにはまともなものが無い。しゃーないので輸入かな。
需要のないところに進歩はないので、日本でもサプリ需要が増えたらいいのになぁ。何せ成人のサプリ利用率は日本25%、アメリカ77%なので市場に圧倒的な差がある。
by Caelum (2022-05-16 19:51)
さて、明日からは第二の難関である髪の毛に突入か。ここまでは割といい感じにできたけど、面積の大きい髪の毛で失敗すると絵全体が死ぬから怖いんだよなぁ。逆に言えば点数を稼げる部分でもあるので、なんとか頑張りたい。
配点の大きい設問を重点的に対策するというのはテストの基本戦略だと思うので、ずっと苦手じゃダメなんだよな。時間配分にしてもそうで、配点の大きいところを後回しにしてタイムアップ(絵の場合は気力切れか)は一番やっちゃいかんこと。
実際に最初に描くことはまずあり得んのだけど(大体の場合、髪から描くのは無謀過ぎる)、最初に描いても問題無いぜ!と言えるぐらい得意にならないといかんだろうな。
by Caelum (2022-05-17 02:39)
来週の予定は「パン屋を襲う」と「Another1巻(上下)」なんだけど、合計848Pか。1週上限を超えるけど、大体前後10Pぐらいは目次やらなんやらだから実質的には820P程度と思われる。丁度だな。
by Caelum (2022-05-17 17:22)
むむ、髪の毛描くのがむっちゃ早くなったな。たまたまなのか、技術力が上がっているのか分からんけど、僕の中でセオリーみたいなものが確立されつつあるのは実感している。「どういう風にしようか」と迷いはするけど「どうやって描こうか」は迷わない。手順はもう分かっている。
by Caelum (2022-05-18 02:16)
なんと完成してしまった。しかも想像していたより出来が良い。一応、いつも通り明日まで粘ってみて直すところがなければ終わりだな。
by Caelum (2022-05-19 02:24)
風呂から上がると修正点が見つかる。一瞬で直せる部分なので問題は無いけれども。やっぱり風呂は偉大だな。
by Caelum (2022-05-19 02:53)
1Q84も残すところあと100ページ、明日で終わりだ。物語の一番いいところでも「規定のページ数を読んだから」とスパッと中断することが出来る。これはこれで僕の資質だろう。と同時に、情熱の弱さの証左かもしれない。
今日は3つの夢を見た。2つはどうでもいいような夢だったけど、1つは大いに問題のある夢だった。恐らく繊細な人なら1週間見続けたら病気になる。それぐらい非道で残虐な夢だった。
by Caelum (2022-05-19 15:17)
昨日気が付いたところは直したけど、他には特に気付ける部分が無い。特に不満なところも無い。でも申し分無い出来とも思えない。結局「全力は出せている。しかし満足ではない。かといって具体的にどうすれば良くなるのかは分からない」といういつものアレなんだけれども。恐らく、これは一生そうなんだろうな。
あと1枚描いたらちょうど3年目に入る頃合だ。2年目最後(3年目最初になるかもしれんけど)の絵を考えるとしよう。
by Caelum (2022-05-19 20:10)
そろそろ違った味付けにして行かないといかん。一番簡単なのは季節のコンセプトを盛り込むことなんだけど、5~6月ってちょうど何も無い季節なんだよな。新緑、梅雨(雨降り)といった要素はあるけれども、モチーフとして弱いというか何というか。
いや、それ自体は情緒があっていいんだけど、ストーリーを持たないという僕の方向性とマッチしていないんだな。新緑も梅雨もストーリー(雰囲気)を作るものであって、それらはキャラクタそのものでなく背景や、画面全体のイメージに結び付けられるものだから。
やはりこの工程が一番しんどいな。ここで失敗すれば後の工程でどれだけ頑張ってもヘボい絵になってしまうので。
by Caelum (2022-05-19 21:42)
寝せようとすると無茶苦茶選択肢が狭まる。寝転がる場所というと布団(ベッド)、ソファ、草原、砂浜、プールサイドに限られてしまうからだ。ベンチに寝ることもあるだろうけど、まぁ基本的に寝ないだろう。日本だと畳、床にだって寝転がるけど、基本的に土足である海外勢からするとそれらはかなり異質に映るだろう。
日本のイラストを見てみると、寝ている絵を結構見かける。一方、海外(アメリカ)のイラストを見ると寝ている絵は殆ど無い。「寝られる場所」が日本よりも少ないからだろうな。これは西洋絵画においてもそうで、殆どがベッドか草原だ。
そもそも寝るという姿勢自体がかなり限定的で、しかも場所も限定的となると「良い構図」はかなり限られてくる。その限られたものを(似たような絵を)何枚も描くわけにも行かないので、必然的に寝ている絵は少なくなるのだと思われる。
by Caelum (2022-05-19 23:37)
別に似たような絵を描いても何の問題も無いんだけど、大体の絵描きは「似たような絵ばかり描いてるね」と思われたくない。誰かに言われたわけでもないのに、そう思われるんじゃないかという恐怖に怯えている。だから避けてしまう。
それでも絵画ならば人物を大きく描く必要が無く、全体の雰囲気で勝負して良いので主題がベッド+横たわる人物であっても周辺の描画で「似たような絵」を避けることができる。
現代のキャライラストでは人物メインとするのが主流なので、ベッド+横たわる人物にしてしまうとほぼそれで埋まってしまって差別化できない。別に決まりは無いので人物を小さく描いても構わないんだけど、それはどちらかというと傍流だ。イメージイラストに近くなる。
でもまぁ、それはつまりキャライラストでは差別化はあまり求められていないことを示しているので、背景が代り映えしないシーツで埋め尽くされていようが関係無いということなんだけど。多分、それは嫌だなと思っているのは描き手だけだ。
by Caelum (2022-05-19 23:46)
はい閃いた。単調なシーツを恐れてはならぬ。その分、他の部位で見栄えすれば良いのではなかろうか。そう思うことにしよう。
by Caelum (2022-05-20 00:04)
ヤベェな、イメージ描いてみたら絶望的につまらん絵だ。多少面白くなりそうな案はあるので、明日試してみよう。それでどうにもならなければ廃案として作り直した方がいいかもしれん。
by Caelum (2022-05-20 02:21)
バターの件はそのことで合っているぞい。大丈夫。
by Caelum (2022-05-20 03:00)
1Q84読了。ハードボイルド並に綺麗に終わっていた。村上作品の中では珍しい方だと思う。だた、幾つかの要素が回収されないのはいつも通りだし、ふかえり(実質的ヒロイン)をポイ捨てするのもいつものことである。そこは好きではないな。
20年の時を隔てた恋心というテーマはキャッチーで良いのではないだろうか。村上作品はちょっと…という人にも受け入れられやすいと思う。1巻の性描写を抜きにすれば、だけど。
by Caelum (2022-05-20 13:38)
家庭用のインピーダンス式体脂肪計なんてアテにならないんだけど、一応は体脂肪率が減って体重が増えている。体重は水分やら食物やらで日々大きく変動するので1Kgやそこらの変動はどうでも良い。
感覚的には若干お肉が減ったような気はする。少なくとも増えている様子は無い。まぁ、良い傾向ではあろう。
by Caelum (2022-05-20 18:07)
んんんんむ。案を反映したら結構マシになったとは思う。絵として面白いか面白くないかで言うと面白くないんだけど。でも今回やろうとしていることを取り入れつつ、似たような絵を避けるとなるとコレしかないんだよな。
それを実現し得る可能性の中では一番良い…とは言えないかもしれないけど、割と良い部類の案を選び取ったとは思う。信じよう。
by Caelum (2022-05-20 19:09)
デザインが決まったので細部を詰めないとあかん。具体的にはとある形状の布をこの角度から見たらどういう形になるかとか、構造上無理のない作りになっているかとか。「それらしく見えればOK」というのが一般論だけど、個人的に嫌なんだよな。ちゃんとやりたい。
by Caelum (2022-05-21 02:18)
リセッション準備段階に入ってるなぁ。SP500は3600ぐらいまでだと思ってたけど、下手すると2800まで行きそう。
リセッション入りしたら(あるいは確定的になったら)ドル円も短期的には円高になるかもしれんけど、長期的には円高になる要素が一切無いからマイナス圏に入ってもキャピタルゲインは無視して放置しておいた方がいい。インカムゲインだけ貰って寝てたら勝手にプラス圏に戻る。
世界の投資王たるバフェット曰く「せっかちな人から忍耐強い人へとカネを移す。 株式市場はそんな装置だ」というのもまぁそういった話で、焦ったヤツから死んで行く。
ただし贅沢な暮らしがしたいとか、リタイア資金を貯めたいとか、何か夢がある(資金が必要)とかいうなら短期的にキャピタルゲインを追わないといけない。稼ぎのレベルが違うから。
ローリスクローリターンか、ハイリスクハイリターン(努力でリスクは減らせるが)か。生き方そのものの方向性やね。
by Caelum (2022-05-21 03:22)
パン屋読了。とても短かった。Anotherは文章がみっちり系じゃないのでスラスラ読んで行ける感じだ。アニメ版を視聴済みなので理解が早いというのもあると思う。
by Caelum (2022-05-21 15:15)