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 [雑記]

夢は作れる。

・ロボット
ワクワクが止まらない。過度な期待は禁物だが。

・今週の読書
いつものアレ。

・今週の進捗
絵の話。ほぼ全裸画像なのでご注意ください。

・僕の「本当」
絵の話。自分を騙すことはできないんだな。

ほいではドボン。


・ロボット
先月の話なんですが、アメリカの有名自動車メーカーであるテスラが「9月30日に人型ロボットのプロトタイプを公開できるかもしれん」と発表しました。

テスラは自動運転技術開発などでAIに関する技術を持っているし、自動車メーカーなので機械工学にも強いです。ですので、両方の技術を必要とするロボット開発という分野においてはいま一番未来に近い企業なんじゃないかなぁと思っています。

テスラのロボットは「オプティマス」という名前で、2021年から開発が始まっています。いや、発表がソコだというだけであって、開発自体はもっと前からやっているのかもしれませんが。そして「2023年には発売するぞ」なんて言っていました。

とはいえ、2023年なんてすぐソコじゃないですか。さすがに実現は無理じゃろう…なんて思っていたんですが、いやはや。もし本当に9月末にプロトタイプを出せるのであれば、2023年中に何らかの形で発売できる可能性もあるんじゃないかと。

で、オプティマスなんですが…こんなヤツです。



身長170㎝、体重60Kg、歩行速度は最大8km/h(人間の徒歩が4km/h)、20㎏程度の物を持てるそうです。精密性は謎ですが、手に12個の動力(関節と表現します)が組み込まれているので結構細かい動きができるでしょうね。体全体の関節は40個です。

人間で言うと、細かい関節を抜きにすれば首上下(2)、両肩(2)、両肘(2)、腰(1)、両股関節(2)、両膝(2)、両足首(2)で13個、片手は親指(2)、他の指3ずつ(12)、手首(1)なので両手で30個、足の指はまぁ要らんでしょう。合計で43個の関節があれば大体の動作は出来そうです。もちろん実際の人体はもっと精密ですが、大まかにはこんなところでしょう。

であれば、オプティマスの関節が40個、人間の大まかなアクションを表現するのに必要な関節が43個。であるなら、オプティマスは最低限の動作はできそうな感じですよね。それらを駆使するAIがどれほど賢いかにもよりますけれども。

ある程度の動きが出来て、20㎏の重量を持てるとなればソフトウェア次第ではかなりの分野に応用できそうです。発売当初はソフトウェアがヘボいので失敗が目立つでしょうけど、実地データを集めることでどんどん改良されて行くので克服可能です。


見た目はいかにも「ロボットだ!」って感じのシンプルなフォルムですね。外装についてはある程度はカスタムできるでしょうから、もっと可愛らしくしたりもできるのかもしれません。布の多い服を着せたりすると動作に支障が出るでしょうが。

頭部前面はセンサーや表示用ディスプレイになっているようなので、さすがに顔を可愛らしくするのは無理かもしれません。センサーを頭の上の飾りに移動させて、ディスプレイを背中に移動したりすれば可愛いマスクを装着することも可能でしょうけど。

これらを克服することにより、夢の「ロボットメイドカフェ」が爆誕するのだ…絶対行くね。日本人はそういうのが好きなので、恐らくソッコーで改造するでしょう。


そもそもの話なんですが「ロボットが人型である必要性は無いでしょ」という主張があります。ごもっともです。二足歩行なんていう不安定なものはデメリットでしかなくて、キャタピラやタイヤ走行の方が遥かに安定しています。段差の乗り越えは二足歩行の方が有利ですが、そんなものはキャタピラに段差乗り越え用の補助足を付けた方がより簡単で、より安定的に実装できます。(実際、そういう装置は既に存在する)

細長い胴体も要らなくて、そんなものはただの円柱でいいです。腕だって3本以上にした方が安定します。強度が保てるなら多関節にするのも良いでしょう。頭部なんてもちろん邪魔なだけです。胴体にセンサーとディスプレイを付ければいいんです。じゃあなんで人型ロボットを作るのか?って話ですよ。どんなメリットがあるのかと。

メリットは2つあって、ひとつは「人間が使えるものを無理なく使えるから」です。人間と同じ形なのだから、同じように使えますよね。ロボットが1本腕だったら両手を使う道具は使えないし、3本腕だったらロボットの使う道具を人間が使えません。

専門作業ロボットなら人間と動作を共有する必要が無いので、最も効率的な形にすれば良いです。工場のロボットなんかはそうですよね。でも、人型ロボットは人間の生活を補助する汎用ロボットとして作られるので、そういうワケには行かないのです。

もうひとつは「何となく好感が持てるから」です。ぶっちゃけ、気分の問題です。でもこれって凄く重要で、生活の中に「当然のもの」として組み込まれるロボットが異様な形をしていたら親しめないじゃないですか。例えば会社の受付ロボットだったら、メカメカしい無機質なロボットよりも人型ロボットの方が「いい感じ」じゃないですか。

もちろん「俺はメカメカしい受付の方がいい!」という人もいるんですけど、何となく人型ロボットの方が親切そうな感じがするってのが人の情だと思うんですよね。実際、JRのバーチャル駅員さんも可愛らしい人型じゃないですか。見た目はどうでも良いというのならば、文字と音声だけで良かったはずですよ。

もっと言えば、食品のパッケージも絵なんて要らないはずですよね。製品名と成分が書いてあればそれでいい。この世にはデザインなんて必要無いということです。しかし、現実はそうではない。見た目の印象というのはとても大事なんです。

そういうわけでして、汎用ロボットは人型であることが望ましいのです。人型というのはバランスの維持が大変難しいのでそれだけ開発のハードルが上がってしまいますが、それでも人型を選ぶだけの価値があったということですね。


正直、人型ロボットが活躍する世界はさすがに見られないかなと思っていました。AIの世界になっても、ロボットの世界はもっと先だろうと。が、用途は限定的であっても見られそうになってきましたね。これまで生きてきて良かったです。


・リス
今週発見した動物動画。

→埋め込みしていましたが、この投稿者が方々で問題になっていたので消しました。なお、埋め込み自体はTwitter社が認めている行為なので何の問題も無いです。

仕込みなのかもしれませんが「ペットボトルには水が入っている」ってことを分かってますよね、このリス。いやー、賢いな。

この動画だと水を全部あげているようなので問題無いんですが、動物に水をあげた後で自分も同じペットボトルに口を付けるとヤベェ病気に感染する可能性があるのでやめましょう。通りがかりの動物に水をあげたら、そのペットボトルは捨てた方がいいです。

そもそも野生動物に何かをあげるというのは一見すると良い事のようで良い事ではないので、それ自体を避けた方が良い…というのが真の正解だとは思うんですけれども、可愛らしいので何かあげたくなるのは分かります。でも彼らのために我慢しないと。

でも可愛いんだよなぁ。ああ、辛い。


・今週の読書
いつもの読書記録です。

今週読了した本:
死都日本:石黒耀
未来のセックス年表:坂爪真吾

現在読んでいる本:
愛に時間を(1~2):ロバート・A・ハインライン

今後読みたい本:
愛に時間を(3):ロバート・A・ハインライン
ヴァーチャル・ガール:エイミー・トムスン
天使の囀り:貴志祐介
砂の女:安部公房
三体:劉慈欣
テスカトリポカ:佐藤究
正欲:朝井リョウ
ハイペリオン:ダン・シモンズ
ハイペリオンの没落:ダン・シモンズ
エンディミオン:ダン・シモンズ
エンディミオンの覚醒:ダン・シモンズ
墓地を見おろす家:小池真理子
アンドロイド:エドマンド・クーパー
プラスチックの恋人:山本弘
アイの物語:山本弘
わがセクソイド:眉村卓
ポロック生命体:瀬名秀明
ぴぷる:原田まりる
未来の二つの顔:ジェイムズ・P・ホーガン

「死都日本」なんですが、これはなんというかなぁ…著者の方が医者なんですよ。だからなのかは分かりませんが、かなり学術的なコダワリを感じる内容になっています。序盤100ページ程はまるで地学のレポートか何かのような文章が続き、その後も説明的な一文が頻繁に入ってくるので小説らしさはあまりありません。

終盤になると日本の政治に関する作者のイデオロギーが炸裂した内容となっており「作者の言いたいことを登場人物に喋らせた」みたいな感じですね。ただ、それらの部分は物語がしっかりと表されているのでちゃんと小説的な内容になっています。

アマゾンレビューなんかを見ると「説明的な部分はとても詳しくて面白いが、政治的な部分は思想が偏り過ぎていてダメ」みたいなレビューが沢山ありましたが、僕は真逆で「説明的な部分はまるで教科書のようでつまらないが、政治的な思想はよく表現されていて面白かった」です。人の感性は十人十色なのでどちらが正しいワケでもありませんが、自分がどちらのタイプなのかを知ったうえで読んだ方がいいでしょう。

「未来のセックス年表」はなんというか、ニュースのまとめ記事みたいな感じですね。なかなか面白い考察・予測もありましたが、大体はそこらで出回っている話ですので、ロボット関連・性関連のニュースをよく見る人なら大体知っている内容です。


今日からは「愛に時間を」を読んでいます。有名なSFなので期待していたんですが、なんというか…元々の文章が悪いのか、訳が悪いのかは分かりませんが、文章がかなりイマイチです。まるで英文をGoogle翻訳したかのような文章というか。

小説って内容はもちろんなんですけど、文章も大事じゃないですか。どんなに内容が面白くても、表現の仕方がイマイチだとつまらなくなってしまいます。この本の内容が良いのかはまだ分かりませんが、文章は確実に良くないので、このまま読み続けるべきかちょっと迷ってしまいます。これまでリタイアしたことはないので、最後まで行きたいところですが…全3冊もあるんだよなぁ。1,177ページなので大体19時間。うーむ。

色々と感想を見てみたところ、やはり「訳が…」という人は結構いるようだけれども、内容はとても面白いとのこと。恐らく訳者の方がどうこうという話ではなくて、40年前の訳だから仕方ない部分はあると思うんですよ。言葉って時代と共に変わるじゃないですか。昔良かった表現が今も良い表現であるとは限らないわけでして。

訳については当時の味なのだと割り切って、最後まで読むこととしましょう。「古い本を読む」というのはそういう部分もあるってことですからね。受け入れていこう。


以下、絵の話なので畳みます。冒頭の通りほぼ全裸です。







 

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