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 [雑記]

睡眠時間だけキリン化したい。

・今週の読書
いつものアレ。

・コラボ
そうそう、それでいいんだよ。

・立体写真の時代が来る
結構色んな分野に影響あるよ。

ほいではどどん。


・今週の読書
今週読了した本:
異形コレクション36 進化論:多数

現在読んでいる本:
華竜の宮:上田早夕里

今後読みたい本:
正欲:朝井リョウ

「異形コレクション36」を読了しました。異形をメインテーマとした短編集で、巻ごとに異なったテーマが設定されているという趣向ですね。今回は「進化」でしたが、何せ異形がテーマなので基本的には怪奇・ホラーが収録されているようです。

今回の目的である上田早夕里の「魚舟・獣舟」は面白かったです。上田早夕里は2003年に小松左京賞を受賞してメジャーデビュー、そしてこの作品が執筆されたのが2006年。この後、多くの賞にノミネートされたり受賞したりして行くのですが、そうなるのも必然ってことなんでしょうね。いやだって、面白いもん。これは納得。

他の収録作品は…玉石混交。面白かった作品は以下の通り。

量子感染:平谷美樹
読むべからず:飛鳥部勝則
逆行進化:堀晃
ヤープ:平山夢明

といったところ。この中だと「読むべからず」が一番かな。ただ、他の作品は相当微妙なのでオススメ度はかなり低いです。「魚舟・獣舟」は上田早夕里個人の短編集にも収録されているので、入手可能ならそちらを読んだ方が良いです。(図書館に無かった)

今日からは上田早夕里の「華竜の宮」ですね。短編「魚舟・獣舟」と同様の世界設定であり、基本的な情報は短編の方に書かれているので、そちらを先に読まないとちょっと意味が分からない部分が出てきますので要注意。分からなくてもそこまで問題は無い描かれ方をしているのでアレですが、モヤモヤは極力排除したいじゃないですか。

今のところプロローグと1章の途中まで読みました。プロローグは地学の解説がっと続くのでややしんどいですが、それが終わって面白くなってきたところです。これだとプロローグで投げちゃう方も少なくないと思うので、途中に挟んだ方が良かったかも。

この本は単行本より小さくて文庫より大きいあのサイズですね。587ページ、文字サイズは普通ですが二段組なので結構な文章量です。頑張って読もう。


・コラボ
結構前の話なんですが、こんなコラボがありました。



夕張市の萌えキャラコラボですね。夕張市出身の声優である石黒千尋さんが声を当てています。こういった「萌えキャラ町おこし」みたいなヤツは結構色んな都市で行われていて、そこそこ~大成功まで幅はありますが概ね成功しているように見えます。いやまぁ、成功したものしか世に出てこないので、人知れず失敗しているものも多いのかもしれませんが。

何にしても、こういったコラボはそこまで費用がかかるワケじゃないと思うんですよ。リアル芸能人を呼んだりするととんでもないギャラが発生しますし、そもそも長期間開催となるとずっと拘束しておくのも無理じゃないですか。それに対して萌えキャラは低コストでずっと拘束できるので滅茶苦茶コスパが良いんですよね。事故やトラブルも皆無だし。

萌えキャラというと何やらオタク御用達みたいなイメージが未だにありますが、ぶっちゃけ萌えキャラ産業はもう日本の主要産業と言って良いところまで来ちゃっている事実をいい加減認めた方が良いと思うんですよ。ちょっと数字を見て行きましょうか。

「オタク」市場に関する調査(2022年)
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3121

アニメ:2,800億円
同人誌:881億円
ゲーム(インディーズ):43億円
プラモデル:440億円
フィギュア:340億円
ドール:109億円
コスプレ:270億円
メイドカフェ:104億円
ボカロ:107億円
---------------------------------
計5,094億円

だそうです。別のところからのデータによると

風俗:5.7兆円
タバコ:2.8兆円
炭酸飲料:5,519億円
アイスクリーム:5,151億円
宝くじ:4,247億円
カラオケ:3,798億円

といったものがあり、オタク産業の合計と単品を比べるのもアレですし、オタク産業として計上したもの全てが萌えキャラ産業ではないし、そもそもこの分類に含まれない萌えキャラ産業もあると思われるのでアレなんですが、炭酸飲料やアイスクリームと同程度の規模かもしれないね?みたいな感じで、とりあえず極小規模ではないと言って良いでしょう。

そういうワケで、もう開き直ってガンガンやればいいと思うんです。海外にもオタク仲間は沢山いるので、国を挙げてオタク国家にしてしまえば観光資源がひとつ増えますよ。

実際、我らが名古屋市は「世界コスプレサミット」なるものを開催しており、海外でも結構知られているとか。来場者数は3日間で22.6万人。そのうちのどれほどが海外のお客さんかは知りませんが、海外のコスプレイヤーも参加しているので、そのファンが来日していたりもするんじゃないですかね。ファンは金になるんですよ。ええ。

ちなみにコミケは2日で26万人だったそうです。さすがに日本一のオタクの祭典には及びませんけど、町おこしとしては十分過ぎる成果が出ているのではないでしょうか。

名古屋は観光資源に乏しいので、こういうことをガンガンやったらいいと思うんです。河村市長が結構乗り気なので、この調子で大須(名古屋のオタク街)を秋葉原以上のオタク街に育てて欲しいですね。非オタの方からすると迷惑かもしれませんが、手段を選んで良いのは強者だけです。変化して生き残るか、現状維持で緩やかに死ぬかの二択なんですよ。


他にも「萌え米」なんてのもありましたね。あきたこまちの絵を萌え絵に変えたら売り上げが伸びたというヤツ。アレに対する反応って以下の3通りじゃないですか。

1.あきたこまちが好きなので絵はどうでもいい
2.米は何でもいいけど萌えキャラが好き
3.あきたこまちが好きだが絵が気持ち悪いので嫌

です。1の人はそのまま購入するし、2の人は新規顧客になるし、3の人はグッバイです。なので2の人数が3の人数を上回れば成功ということになるんですが、直感的に3の人って少ないんじゃないかなと思うんですよね。店頭販売なら「レジに持って行くのが恥ずかしい」というケースがあるのでアレなんですが、通販ならそうはならないです。

萌え米は主に通販で販売されていたようなので、3を発生させることなく2を獲得することが出来たということですね。これは上手いと思います。「若者の米離れ」みたいな話がありますが、それを萌えキャラで強引に引き留めるという。

過去には「けいおん米」なんてのもありました。あれは「ごはんはおかず」という曲があるからこその商品なんですけど、ぶっちゃけファンなら理由とかどうでもいいという方も多いでしょうから、他の作品でもやったらいいんじゃないですかね。


成功したコラボといえば「ガルパン列車」もそうですね。大洗の観光客数は年間400~500万人といったところなんですが、そのうち15万人がガルパン関係だそうです。3%増って何気にデカいですよ。経済規模は全体の1割程度というデータもあり、本当ならガルパン客は人数の割に経済規模が大きい=金払いが良いということになりますね。

車両老朽化のため、今年の9月で全てのガルパン列車が運行を終了したようですが、経済効果が期待できるようなら新ガルパン列車も誕生するでしょう。公式のお知らせには「リニューアル工事」と書いてあるので、そのうち復活するのかな。


長くなったので畳みます。






 

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