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 [雑記]

気力が減退したせいか異様に眠い。

・今週の読書
いつものアレ。

・無駄な精液
馬鹿なことを難しく言うと賢そうに見える。

・SDGsを殴る
無茶苦茶言ってんじゃねぇ。

ほいではドン。


・今週の読書
今週読了した本:
リリース:古谷田奈月

現在読んでいる本:
侍女の物語:マーガレット・アトウッド

今後読みたい本:
テスカトリポカ:佐藤究
正欲:朝井リョウ
Θ11番ホームの妖精: 鏡仕掛けの乙女たち:籘真千歳

「リリース」を読了しました。帯には「10年に一人の才能がうんぬん」とか「1ページたりとも油断できない」とかいう大げさな言葉が並んでいますが、いつも通りこれらのキャッチは全く当てになりません。つまらない寄りの凡作です。

現代社会ではマイノリティとされている同性愛者がマジョリティとなり、異性愛者がマイノリティとなった世界を描くことで、差別の本質とは何なのか、ジェンダーとは何なのか…というような、近年ホットな問題について問いかけを行っています。その発想自体は良いのですが、いかんせん作者の実力が想像力に追い付いていないという印象ですね。

この本は2016年に書かれた本でデビュー作から数えて3作目です。3作目としてはちょっとテーマが重過ぎたかな…と。恐らく、2023年現在の実力で書かれたのならばもっと良い作品になったのではないかと思うんですが。作品に「もし」はありませんけど。

なんというか、全編を通して説得力が皆無なんですよね。マイノリティとマジョリティが入れ替わった世界という発想は良いのですが、そうなったプロセスの描き方が雑過ぎますし、そうなった後の世界の描き方も雑です。そのせいで全体のクオリティが低い。

異性愛者が異常者となった世界であれば、男女の生物としての在り方が根本的に変わっているはずなのに、都合の良いところだけ(想像力が及ばないだけ…と見える)は今と同じなんですよね。そりゃそうですよ、リアルに考えると不可能なことが多過ぎるので。

作品の世界は必ずリアルでなければならないとは言いません。しかし、現実の問題と重ね合わせるのであれば納得感が求められます。別に「作中世界には魔法があって…」というファンタジーで解決してもいいんですよ、納得できる(=説明できる)のであれば。大した説明も無く「…ということで民衆は納得し、世界が激変しました」とか言われても困るのです。

「そこは物語の本題ではないので説明しない」というスタンスなのでしょうが、その本題に説得力を持たせるためにしっかりした舞台設定が必要なんです。それを疎かにして本題だけを描こうとしても、そりゃ無理ってもんですよ。加えて、描き方云々以外でも物語としてのギミックが稚拙というか、破綻しています。論理的ではないのです。

ジェンダー問題を扱った本に対してこの評価はあまりにも皮肉めいていますし、恐らく女性に怒られるでしょうけどあえて言いますと「考えるのではなく感じることを重視し過ぎた物語であり、あまりにも女性的である」ということです。女性の書いた本なんだから当たり前だろ!って言われたらそうなんですが、その答えがもうジェンダー論ですよね。

ちなみに僕は「男らしさ」とか「女らしさ」が好きですし、それを求めます。ただし、そうしたくない人はそうしなくて良いと思うし、そういった人に対して強要はしません。

あと作品とはあまり関係無いんですが、レズビアンがマジョリティになることはあるかもしれませんけど、ゲイがマジョリティになることはまず無いでしょう。ゲイを否定しているのではないし、異常だとか言っているのではないので誤解しないで下さい。ただ、圧倒的多数の男性は女体への欲望を捨てられないと確信しています。

結局のところ、僕らはこの棒を女体の肉穴にぶち込んでぶっ放したいと思っている生き物なのです。口や尻じゃダメだし、入るかどうかはさておきヘソや耳もダメです。余興としてはそれらの部位でもいいのかもしれませんが、本命はただ一点のみ。

理由はわかりません。というか、多分ありません。そのように出来ているとしか言いようがありません。これは男なら大多数の人が理解できることであり、男にしか伝わらない文法であり、男だけの論理なのです。そういうものです。

今日からは「侍女の物語」を読んでいます。久しぶりに560ページもある大作なので、結構気合を入れて読まないと1週間で読み切れませんね。まだ序盤なので何とも言えませんが、かなり微妙な感じなので場合によってはリタイアもあるかもしれない…


以下、やや不穏な話なので畳みます。






 

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