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 [雑記]

話題は沢山あるが、楽しい話題がひとつも無い。

・今週の読書
いつものアレ。

・日本人の習性
知ってた。

・話題
以前書いたこととほぼ変わらんのじゃが。

・フィギュアの真実
これも恐らく予想通りだとは思う。

ほいではドン。


・今週の読書
今週読了した本:
止まりだしたら走らない:品田遊

現在読んでいる本:
2010年代SF傑作選(1):多数

今後読みたい本:
正欲:朝井リョウ
少女禁区:伴名練

「止まりだしたら走らない」を読了しました。これはですね、面白い。一本のメインストーリーの合間に短編がチョイチョイ挟まるという一風変わった構成になっているので一区切りつけやすく、少し空いた時間でコツコツ読み進めて行くこともできます。

内容は電車にまつわる…というほど電車と関係あるワケじゃないですが、電車の中で話がちな内容だとか、駅でやりそうなアレコレだとか、そういった話が中心ですね。

上記の通り様々な物語が収録されていますが、僕はメインストーリーが一番好きですね。新渡戸先輩というメインキャラが面白過ぎる。読者としては面白いんですが、リアルでいたら超絶ウザいだろうなぁという様子がよく描けています。そしてただウザいだけではなく、なんだか許せてしまうような…

いや、あまり書くのは止しましょう。読んでください。いや、読め!

今日からは「2010年代SF傑作選」ですね。様々なSF作家による短編集です。以前に読んだ「アリスマ王の愛した魔物」も収録されていますし、その他にもSF好きなら読んでいるであろう作品が多数含まれているとのことですが、傑作選なのでしゃーない。前書きに「『読んでるのばっかりじゃないか』とブツブツ文句を言いながら買ってください」とありますし、そんな感じでお願いします。ええ。


・日本人の習性
超真面目な研究によると、日本人はイジワルだということです。ええ、そうだと思ってました。具体的な研究内容はこちらに纏まっているんですが、超長いので超要約します。

元記事
https://note.com/keisemi/n/n73d26684f44a

・自分と相手両方の持ち金が10円あります
・10円投資すると両方が15円貰えます

この場合、結果は次の通りです。

A:自分も相手も投資した場合、自分も相手も20円儲かる
B:自分だけが投資した場合、自分は5円、相手は15円儲かる
C:相手だけが投資した場合、自分は15円、相手は5円儲かる
D:両方投資しない場合、両方儲からない

実験方法は2通りあります

・相手がどうするかを知らない(相手の性格とかも知らない)
・相手がどうするかを知っている

まず「相手がどうするかを知らない」場合、とりあえず自分が出しておけば最低5円、最高20円儲かることになります。しかし出さなければ15円儲かる可能性があります。お互いが「相手が出すだろう」と考えて出さなかった場合、どちらも儲けはゼロです。

この場合「自分は出さない」を選択することで最低でも相手と同等(パターンD)、あわよくば相手より有利(パターンC)となります。

しかし「自分が出す」を選択すれば最低5円、最大20円儲かるワケでして、相手が出すかどうか分からん以上は確率は2分の1、期待値12.5円なワケですよね。出さない場合は期待値7.5円でしかないので、自分は常に出した方が得なんですよ。ただし、自分だけが出した場合には相手が15円儲けて自分より優位に立ってしまうので嫌だ、と。

記事によると、こういった場合にもカナダ人は「自分は出さない」という選択をあまりしないそうです。つまり、相手がどうであろうと合理的な選択をするってことですね。日本人に関しての記述は無かったのですが、わざわざ「カナダ人はそういった行動を取らない」と書いているということは、カナダ人以外はそういう行動を取るのでしょう。

次に「相手がどうするかを知っている」場合、こちらが本題です。この場合はもう明確に「相手を出し抜くことを考えるかどうか」ですよね。

まず「相手が出す」と知っている場合、自分が出さなければ自分が15円、相手が5円儲かることとなり、自分も出せば双方20円で最大利益になることが分かります。普通に考えれば「自分も出す」という選択をするべきなんですが、なぜか日本人は「自分は出さない」という選択をします。自分の利益が減っても、相手を出し抜きたいのです。

そして「相手が出さない」と知っている場合、自分が出せば自分が5円、相手が15円儲かることとなり、自分が出さなければ双方0円で利益無しですので、こちらも普通に考えれば「自分が出す」という選択をするべきなんですが、やはり日本人は「自分は出さない」という選択をするのです。意地でも相手に得をさせたくないのです。

日本人にとって大事なのは「自分が儲かるかどうか」ではなく「相手より優位に立てるか」なんですね。こう言うと怒られるでしょうけど、これはぶっちゃけ弱者の発想です。自分が強くなるのでなく、相手を弱くすることで勝者になろうとする発想。

社会というものは競争であり、勝てば良いのだというのは分かります。敗者は何も得られないってのもそうです。しかしこれ、共に貧しくなる道なんですよね。何せ協力すれば20円の利益を得られるのに、協力しない場合は15円しか得られないんですから。相手には勝てても絶対的な成長という意味では15円分しか成長しませんからね。

相手を出し抜こうとした場合、敗者と勝者で利益の合計は20円。一方で手を取り合って最大利益を得た場合は共に20円で合計40円の利益です。全体として見た場合、どちらがより大きく成長するかなんて明らかじゃないですか。

結局、日本が全く成長しない原因ってそういうことなんじゃないですかね。低レベルな争いに勝利することに執着しているから、どんどん弱体化して行くという。これに気が付いて「みんな手を取り合って大きくなろう!」と主張してもこの国では無駄なのです。なぜなら、本質的な性格は変わらないので誰かが裏切るからです。

多分コレ、宗教の問題なんですよね。日本は宗教が発達していないので、助け合って生きようとか、善行を積めば神の元に行けるとか、そういった精神的な柱が無いんですよ。宗教ってものは文明の高度化の象徴なので、それが発達してないってのはまぁそういうことなんでしょうね。いや、昔はそれなりにあったことを考えると、文明が衰退したのか。

僕だったら常に「自分が出す」を選びます。その方が単純に得なので。相手が儲かるとか知ったことではありません。僕は強いので、相手を出し抜かなくても勝てます。ええ。結局競うのかという話なんですが、それはまぁそういう社会なので。


以下、しょうもない話なので畳みます。






 

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