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 [雑記]

見えない方が怖い。

今週はこんな話どす。

・貧乏
子供の頃に極貧生活を経験しておいて良かったことと悪かったこと。

・ダイヤモンドは砕け散る
硬いから防御力が高いというわけではない。

・今週の進捗
絵の話。いつもの。

ほいではドン。

・貧乏
世界的な経済不安を警戒して資産を全て現金化しました。この混乱に乗じて上手く増やしている人もいるんですが、そういったことは莫大な資金力を持つ機関投資家であったり、定職を持っていて即死の危険性の無い人しかやってはいけません。

僕はこの資産のみで生きて行くと決めているので失敗は許されないのです。ここで僕の貧乏体験が大いに役に立ちましたというのが今回のお話でございます。

1.現金を手元に置いても冷静でいられる
普通、大金を手にしたら使いたくなるじゃないですか。でも僕は全然使いたくなりません。これが一生分のお金なのだと覚悟しているからというのもありますが、それ以上に「お金を使う」ということをしてこなかったので、使おうという考えが浮かばないのです。

使い方が分からないとも言えます。もちろん知識としてはお金を沢山使って遊ぶ方法だって知っていますが、経験が無いのでそれの本当の良さが分かりません。知識として知っても「そうなのか、でも生活の方が大事だよね」と思ってしまいます。

良く言えば堅実、悪く言えばつまらない人間になったということです。

2.贅沢のレベルが低い
極貧家庭で育ったので質素な生活が普通だと思っています。普通の人から見たら信じられないぐらい貧しい生活だと思いますが、僕にとっては普通なんです。一般的な「普通の生活」が僕にとっての贅沢であり、贅沢を楽しんだとしてもあまりお金が掛かりません。

例えばステーキ用の牛肉。ちょいと調べてみたところ、普通の家庭では100gあたり300~400円のお肉を食べるそうです。贅沢するとなると100gあたり1,000円とかそんなもんです。よって、贅沢をするとなると普通と比べて600円程度高価なお肉となります。

一方、僕の普通は150~200円です。300~400円クラスは贅沢で、1,000円クラスは食べません(食べたいと思わない)。よって、贅沢をしても差額は200円でしかありません。
※現在の価値感です。子供の頃は牛肉自体が贅沢品でした。

一般的に、物の価格と品質は比例しません。前にも書きましたが、品質が上がるほどコスパは悪くなるものだからです。となると、低品質のもので満足できてしまうのはある意味では不幸なのかもしれませんが、金銭的には幸福であるということになります。

3.大金持ちになりたいという野心がない
上記の発展系みたいな感じなんですが、普通の生活で満足してしまうので大金持ちになりたいという野心がありません。衣食住に困らず暮らせるだけで十分なんです。

僕がもっと野心家であったなら、何か大きなことができたかもしれません。可能性を潰してしまったのかもしれません。そういった意味で、やっぱり貧乏は不幸ですね。

そんなわけで、散財して爆死するようなことは無さそうです。でも、ひとつ問題が発生してしまいました。物理的な問題でなく、精神的な問題なんですけれども。


なんというかですね、資産を現金化して収入がゼロになったじゃないですか。このお金で最悪想定で70歳、最良想定で120歳まで生活できる計算であり、僕としては65歳ぐらいで人生終了しても構わないので十分に確保できているのは事実なんですよ。

でも、収入ゼロって精神的に結構不安になるんですよね。備えは十分なはずなのに、減って行くだけの状態が怖い。余分にお金を持っていても地獄には持って行けないので意味無いんですけど、それでも減って行くのは怖いものなのです。

かといって再就職する気はありません。金銭的には必要無いことだし、何より僕は自分が元気に動ける時間を有意義に過ごすために退職したので、社会に拘束されるのは絶対に嫌です。それはもう僕にとっては生きている意味が無いので。
※働くのが面倒くせぇという理由もありますが。

「減るだけ」が嫌なので、小額でも収入があれば不安を払拭できると思っています。幸いな事にシステム屋としてはプロと言える技術を持っているのでそれを使って小遣い稼ぎをしてもいいし、絵の仕事でも月々1、2万ぐらいなら稼げる事は実証済みです。

今年の秋から来年初ごろにはこれまでのような安全な投資をする予定があるので、そうしたらまた収入を得ることができるようになり不安は消えます。もしも情勢が悪そう(リスクがありそう)なら投資はやめて上の通り小遣い稼ぎする感じですね。

投資や小遣い稼ぎに関係無く、5年ぐらいして僕がまだ絵を描き続けていたならそれなりに上達しているでしょうし、そうしたら絵をビジネスにしてみるのも面白いと思います。その場合は「稼げるか」でなく「通用するか」を試すことが目的になりますね。

なんやかんやと手はあるので不安を感じる必要性は一切無いんですが、なぜか拭い去れないこの不安。長年給与所得で生活してきた代償なんでしょうね。哀れ。


・ダイヤモンドは砕け散る
僕はダイヤモンドなんや!
とかいうと「こいつは自分は輝く宝石だとでも思っているのか?」と言われそうですが、そうではないです。物理特性の話なので、美しくない工業用ダイヤだと思って下さい。

ダイヤモンドというと地上で最も硬い物質として有名です。実際はもっと硬い物質もあるんですが、やはり硬いものの代名詞としてはダイヤモンドが最強でしょう。

ダイヤモンドは傷付きません。他の全ての物質より硬いので、傷付けようとした方が傷付いてしまいます。押されても潰れませんし、凹む事もありません。

が、砕け散ります。ほんの僅かな傷に強烈な一撃をブチ込んだり、角をぶっ叩くと木っ端微塵になります。ダイヤモンドは硬度(硬さ)は最強なんですが、靭性(粘り強さ)は大したことないので、やられる時は一瞬でやられてしまうのです。

僕もダイヤモンド野郎なので基本的にはノーダメージなんですけど「ああ、自分には無理だったのだ」と悟ったら一瞬で砕け散ると思います。悟らない鈍感力を鍛えて行くぞ。


以下、絵の話なので畳みます。






 

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