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 [雑記]

僕は飛べない。高いところは怖い。

今週はこんな内容でごんす。

・弘法と一般人の道具
実力に関係なく道具は良いものを。

・今週の読書
唐突なる新企画。毎週書けたらいいですね。

・今週の進捗
絵の話。いつもの。

ほいではドン。

・弘法と一般人の道具
「弘法筆を選ばず」って言うじゃないですか。達人なら低位の道具でも素晴らしい結果を出せる、と。分野によりますが、実際は道具自体にも出力の限界があるので、低位の道具では素晴らしい結果は出せないんですが、普通の道具なら大体OKです。もちろん高位の道具を使えば「鬼に金棒」であり、サイキョーの結果が出せます。

一方、一般人は低位の道具を使ってもその出力の限界まで引き出すことが出来ません。だから低位の道具でも十分…とはいかないんですよね、コレが。これも分野によりますが、大体の場合は高位の道具を使った方が良い結果を出せると思います。


この前、包丁買ったんですよ。ステンレスの包丁。
一般的なステンレス包丁の素材は「モリブデン鋼」です。量販店等で特に選ばずに購入した場合、大体がコレなんじゃないかと思われます。普通に切れて普通に丈夫。

今回買った包丁は「V金10号」という素材でして、ちょっと高級な包丁に使われるステンレスです。最高級ではないんですが、プロの現場にも十分耐え得る品質です。

これがねぇ、凄いんですよ。人参を切ると断面が光るんです。ピッカピカですよ。口に入れると一切ザラつきを感じない恐ろしくフラットな断面なんです。この包丁で切ると、マジで野菜の味が変わりますよ。気のせいではなく。キャベツも壮絶に美味い。

理屈は恐らく「細胞壁を潰さずに切断できるから」でしょうね。普通の包丁だと切断するというよりは押し切る感じになるので、細胞壁が潰れて断面が塞がってしまう。だから味も染み出してこないし、味付けをしても深部まで染み込んで行きません。

やっぱり、プロの技術がなくても、その道具の最大出力を引き出せないとしても、道具は良いものを使った方がいいですよ。最低出力が違い過ぎるので。

何か新しい分野を始めようとする際にいきなり高位の道具を買ってしまうと、続かなかった場合に損失が大きいので、本当に最初の最初は低位の道具で試すのはもちろんアリ。あるいは、扱いが難しいものは破損が怖いので慣れるまで低位の道具とか。そういった感じで適材適所なので、低位の道具にも存在価値があります。しっかり考えて選びたいですね。

※高級品=良いものではないです。実際、Amazonで買った関のステーキナイフ(300円)はちょっと怖いぐらい切れます。でも良いものは価値があるので高級品である場合が多いですよね。高級なだけで良くないものもありますけれども。


・今週の読書
読書を始めました。再開しましたというか。

アニメの時間を半分に削って読書の時間に割り当てています。読みたい本を読み尽くすまで続けて行ければいいなと思っちょります。近所の図書館の蔵書から選ぶので、毎週通う事で外出する口実にもなって一石二鳥でございます。外出は年数回でしたので。

※感想などは(基本的に)書きません。もしも聞いて下さる方がいらっしゃったらコメント欄等にてお尋ね下さい。気になることなどもなんなりと。

今週読了した本
スロウハイツの神様(上):辻村深月
スロウハイツの神様(下):辻村深月
やさしい人物画:A. ルーミス
キャラクターの色の塗り方:kyachi

現在読んでいる本:
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(上):村上春樹
世界の終わりとハードボイルドワンダーランド(下):村上春樹
ねじまき鳥クロニクル(第1部):村上春樹

今後読みたい本:
未来のイヴ:ヴィリエ・ド・リラダン
風の歌を聴け、その他の村上作品全般:村上春樹
Another:綾辻行人
ドグラ・マグラ:夢野久作
13階段:高野和明
天使の囀り:貴志祐介
死都日本:石黒耀
砂の女:安部公房
虐殺器官:伊藤計劃

です。読みたい本については「未来のイヴ」「村上作品全般」「Another」「ドグラ・マグラ」以外はウワサで面白そうという感じで、強い理由があるワケでないです。

未来のイヴは昔から読みたかったし、村上作品も同様に。Anotherはアニメ版の後半があまりにもアレな展開だったので…以前、原作も終盤がグダグダになっていると教えて貰ったので、きっとアレなのだろうという覚悟はしつつ。「ドグラ・マグラ」は有名ですよね。読むと頭がおかしくなると言われている作品です。元々おかしいので余裕でしょう。


ハードボイルドワンダーランドなんですが、表紙のすぐ後ろに作中世界の地図が描かれているんですよ。この地図、見たことあるんですよねぇ…以前に村上作品を読んだ際にチラっと見たのでしょうか。でもコレを見たなら内容も読んでいるはずで、確かに最序盤は薄っすらと記憶にあるような気もするんですよね。でもハッキリとは思い出せない。

同時期に読んだはずの海辺のカフカとノルウェイの森はハッキリ覚えているので、なんだろうなぁ…最初の方だけチラっと読んだのだろうか。確か4年前、家が断水になるので外出したんですよ。なので読み切れずに途中で終わっている可能性は十分にあるんです。その場合、最後まで読んでいないので記憶に残っていないのだろうなぁ。


小説についてあまり知識が無いので、オススメがありましたら教えて頂けると嬉しいです。好みの傾向は「破戒」「こころ」「海辺のカフカ」「クロイツェル・ソナタ」です。

以下、絵の話なので畳みます。





 

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